まるでテロともいえるこの行為

 

公にできない理由はザ・メープルホテルのセキュリティーが甘いと報道されてしまっては経営が傾いてしまうからが最もな理由だが

 

今後各国の重要人が泊まる予定もあり、セキュリティー上でニュース沙汰になったらマズイ状況だということも理由にあった

 

楓「他に被害者がでなかったのは救いだわ」

 

西田「・・・」

 

被害にあったのは牧野つくしただひとり

 

つくしと司は以前雪山で遭難したり話題になっている

 

今後もし婚約パーティーを延期したとしても

 

奇想天外型破りの現代のプリンセスと報道されつづけたつくしならば周囲を誤魔化すことは容易いことだった

 

楓「一刻も早く見つけなさい、最悪の事態になる前に」

 

西田「はっ」

 

西田がバタバタと会長室を後にする

 

西田がいなくなったあと、楓はまた深く長いため息を吐くのだった

 

当の司さえ騙されたままのあのテロ行為

 

まるで誰かが手配したといわんばかりの流れるような誘拐

 

確実に内部の者とつながっているためその犯人もみつけなければならない

 

楓「ほんっとうにバカな息子だわ」

 

楓は腹の底から吐き出すようにつぶやいた

 

騙されて良かったが道明寺財閥跡取りとしては騙されてはいけない状況

 

けれど今の司に本物の誘拐とばれてしまうと大騒ぎになり探し回ってしまう

 

あのまま誤解してくれていれば攫われた嫁を探す夫として記者に撮られたとしても誤魔かせる

 

楓はこの状況にため息しかでないのだった

 

 

 

そして攫われたつくしはというとある島へと連れ攫われてしまっていた

 

島にいることをつくしが知るのはだいぶあとになってからだが

 

司や楓がつくしを探し回っている中、今のつくしは能天気に島の名物の肉を食べていたのだ

 

つくし「見たことも聞いたこともない食べ物だけど・・・おいしいー!!!」

 

男「ソレハヨカッタ」

 

つくし「しかし日本語上手だよね!!」

 

男「アリガト」

 

つくしの食べる姿をにこにことみているこの男

 

それはあの日つくしが逃げていた時に目の前に立っていた男だった

 

つくし「あの時びっくりしたけど、助けてくれるなんて思わなかったな~」

 

男「オワレテタノミテマシタ」

 

つくし「そっかーそうだったんだ、でもほんっと助けてくれてありがとうレオ!!」

 

レオ「イイエ」

 

つくし「それにしても・・・」

 

つくしは食べる手を止めレオの顔をまじまじとみつめる

 

レオ「ナンデスカ・・・?」

 

つくし「こう・・・日焼けした花沢類みたいな顔をしてるなって思って」

 

レオ「・・・?」

 

つくし「前にも花沢類に似た顔をみたことあったけど、結構似た人いるのかな、でも顔は似てても花沢類みたいな雰囲気は出せないっていうか、あれがあるから花沢類!みたいな・・・」

 

レオ「ド、ドウシタンデスカ?」

 

つくし「話してる感じは美作さんっぽいというか可愛い部分もあるというか・・・」

 

レオ「あの・・・?」

 

女性「レオ!何してるの?」

 

食べ物屋で食べてる二人にレオの知り合いらしい女性が現地語で話しかけてくる

 

レオはパッとつくしにショールのようなものをかぶせた

 

レオ「秘密」

 

つくし「うわ、現地語だ・・・」

 

つくしはそのショールのようなものを使って身を隠す

 

一応逃げている者の身としてあまり目立った行動をするわけにはいかないからだ

 

つくし「お、お手洗いいこっと」

 

つくしが席を立とうとするとレオがパッと手を掴んだ

 

つくし「へ?」

 

レオ「・・・」

 

つくし「ちょ・・・」

 

突如、レオの顔が近づき、唇の端あたりにキスをしてくる

 

つくし「な!!」

 

女性「もう!!レオの馬鹿!!!」

 

つくしが何か言う前に女性がパシッとレオを叩いて居なくなってしまった

 

レオ「ゴメンネツクシ」

 

つくし「い、いやあの、なんで」

 

つくしは思わず口をぬぐう

 

頭に浮かぶのは司の姿だ

 

レオ「カノジョガツクシニキョウミヲシメシソウダッタカラオイハラウタメニ」

 

つくし「そ、そうなんだ、あ、あのトイレどこかな」

 

つくしの為にやったと言われてしまうと怒る事も出来ない

 

泣きそうになるのを抑えながらレオに教えてもらったトイレへとつくしは駆け込んでいくのだった

 

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今日も読んでくださりありがとうございます!

 

 

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