朝の光が入ってきてつくしの顔を照らし始めた

 

つくし「んん・・・」

 

眠い目をこすりつつつくしは自分の頭の痛みを感じる

 

酔いはすっかりさめているようだった

 

つくし「いったーーうわ、なにこれ・・・てかあれ?お風呂のあとの記憶がな・・・い」

 

つくしはこうなった状況を思い出すことができずにどんどんと青ざめていった

 

そんなつくしの緊張を壊すかのように、すがすがしい軽やかな声で使用人が起こしに部屋へと入ってきた

 

使用人「〇×・・・ツクシサマ?」

 

つくし「は、はい!」

 

使用人「レオサマガオマチデス、コチラヘ」

 

つくし「え?昨日日本語喋れなかった人・・・ですよね?」

 

使用人「・・・」

 

まだ長い日本語はわからないのか使用人は言葉が聞き取れずニコッと笑った

 

つくし「いや、一晩で凄すぎでしょ・・・いやもしかしたらほんとは喋れてた・・・とか?」

 

使用人「?」

 

使用人はつくしの問いに答えれず困ったように扉から出るように手で促した

 

つくし「あ~はい、でます」

 

つくしは慌てて扉からでる

 

つくし「あ、でも待って!あたしこんな格好じゃでれない!!」

 

つくしは踵を返し慌てて部屋へと戻った

 

今頃気づいたが、つくしはガウンを着て中には下着も身につけていなかったのだ

 

つくし「あ、あたしの服とか・・・どこですか?」

 

使用人「?」

 

つくし「ああ~~~えっと服・・・ファッション!じゃないか・・・ええっとああもうど忘れした・・・ドレス・・・そうドレス!!」

 

使用人「!!」

 

使用人は理解したのか嬉しそうに部屋の奥へと行き衣裳部屋へと案内をしてくれた

 

つくし「うわ、なにここドレスばっかり」

 

使用人「!!」

 

使用人はにこにこしながらつくしにドレスを合わせはじめた

 

つくし「あ、あのドレスじゃなくできればこう・・・服というかあたしが着てた服でいいっていうか・・・ってあ!!あそこにあった!!」

 

使用人「キャッ」

 

元々着ていた服を見つけてつくしは思わず使用人を押しのけていってしまう

 

つくし「ああ~ごめんなさい!あの、服あったので大丈夫・・・で・・・じゃない・・・そうだ破れてるんだ」

 

そこには見るも無残なウェディングドレスの姿があった

 

でもレオがしてくれたのか汚れはきれいに落ちていた

 

つくし「・・・そうだ、ここに結び付けてたもの・・・」

 

つくしはごそごそとドレスの裏側をあさり始める

 

使用人「??」

 

つくし「あった!!もしものために身につけてたけん玉とトランプ落ちずにあった!」

 

つくしは嬉しそうに持ち込んでいたものをテーブルの上に並べた

 

使用人はみたこともないけん玉に首をかしげている

 

レオ「ツクシ、グアイドウ?」

 

そのタイミングでコンコンっと扉を叩く音とレオの声が衣裳部屋まで響いてきた

 

つくし「あ、そうだ、ちょうどいいからレオにも見せてあげよっと!んーーあと服は・・・あ!これ、これ借りてもいいですか?」

 

使用人「・・・」

 

つくしがあるドレスを指さしその意味がわかったのか使用人がこくこくとうなづいた

 

レオ「ツクシ?」

 

返事がなくて心配になったレオがガチャリと扉を開けて入ってくる

 

下着も身につけてないつくしは慌てて叫びながら超特急で着替えるのだった

 

つくし「待ってレオ!今着替えてる!!っていたたた、大きな声だすと頭いたい・・・」

 

頭を押さえつつ、つくしはすぐに着替え終わってレオの前に飛び出した

 

レオ「ツクシ!!っつ・・・?!!」

 

ツクシの姿にレオの目が見開いた

 

そして次の瞬間にレオは爆笑の渦に飲み込まれてしまう

 

レオ「HAHAHAHAHA」

 

つくし「ちょ、人の姿見て笑うなんて!!失礼じゃない?!」

 

レオ「ツクシソレボクノコドモノコロノフクデス」

 

つくし「あ、レオの服だったの?ドレスの中にズボンがあってシャツもあったからちょうどいいかと思って」

 

レオ「HAHA・・・ツクシハチイサインデスネ、カワイイ」

 

つくし「か、かわいいって・・・」

 

まるで絵本の王子様のような恰好のつくし

 

レースのようなひらひらが付いたシャツに縦線の入ったズボンがなぜかつくしにとてもよく似合っていた

 

レオ「HAHAHA!ツクシダイスキデス」

 

つくし「へ?あ~もうはいはい、ありがとう」

 

笑いながら大好きと言われてもつくしは困った顔をするしかなかった

 

馬鹿にされてるようなその台詞、でも本当に嬉しそうに笑うものだからつくしはやれやれと苦笑いで返すしかなかったのだった

 

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読んでくださってありがとうございます

 

 

 

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