楓「・・・ハナ、心配してるわよね」

楓はハナのことを思い出していた

楓「今日だけでいいの、好きにさせてほしい・・・学校では遠巻きに囁かれ、仕事では後継者としてふさわしくないといろいろと言われされている、私だって休みたい、辛いって感情はあるのよ…」

楓の表情はとても強張り悲しそうな目をしている

楓「なぜお兄様が逃げて死んだのかわかる気がする、逃げたい、そう思ってしまうもの」

楓は海外に旅立つ前の兄の笑顔を思い出していた

少し時間がたち、楓は戻ってこない太陽を心配しはじめる

楓「もしかして、料理を今作ってるのかしら?」

カチコチと鳴り続ける時計の音が耳に響く

楓「お手洗いどこか聞いておけばよかった」

そんなことを考えていた時、廊下のほうでガラガラと大きな音が近づいてきた

太陽「わあーーーっとごめん!誰かドアを開けてーーー!!」

楓「?!!」

突然扉の向こうから太陽の叫び声が聞こえる

太陽「楓ちゃんいる?扉あけてくれない?」

楓「・・・」

楓は太陽に言われた通り扉のドアを開けた

太陽「ありがと~!助かるよ!」

太陽はそういいながらワゴンをガラガラと部屋の中に運び入れる

楓「すごい料理の数」

ワゴンの上にはたくさんの和食がのっていた

太陽「だろ!凄いだろ!これは魚の煮つけに~こっちはかぼちゃの煮物!おひたしもあるし、漬物も作ったんだぜ!あとは~豆腐とネギのお味噌汁~!」

太陽は嬉しそうに料理の説明をはじめた

楓「どれも懐かしいわ」

太陽「そうだろ!これぜ~んぶ俺が作ったんだ!楓ちゃん食べてみてよ!」

楓「え?!これ全部いいの?!」

太陽「ぜひ!食べてほしいんだ!」

楓「あ、ありがとう。あの、その前にお手洗いをお借りしても良いかしら?」

太陽「あ~そうだよね!先に場所教えておけばよかったね、なんか楓ちゃん手とか泥ついてるし、お手洗いはね、ここを出てって廊下をまっすぐ行ってつきあたりを右にまがって緑の扉だよ!早く行っておいで!料理冷めちゃうし、待ってるね!」

楓「ありがとう」

楓は急いでお手洗いへと向かう

太陽は楓を見送った後、いそいそとテーブルに料理を並べ始めた

太陽「今日こそはうまくいったと思うんだよな~」

太陽はすごく嬉しそうに笑っていた

楓「緑の扉、ここかしら?」

そのころ楓はちょうど緑の扉の前に来ていた

☆☆☆

続く

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