ハナは今日、楓を探すためホテルに向かった

でもホテルに入り、すぐに楓はいないのだと気づいた

ハナ「誰も楓様を見ていない、ここはセキュリティもしっかりしているし…ということはまだ家の近くかしら」

ハナはすぐに家へと戻りすぐさま家の周りを探し始めていた

そして実はハナは、セイと歩いている楓の姿を目撃していたのだった

ハナ「楓様、あの男性の方のことをお聞きしたいけれど。。。あんなふうに声を荒げたり感情豊かな楓様を見たのは久しぶりな気がする、このままにしておいてあげたい、けど・・・」

ハナはいろいろと思い悩む。すべては楓のために悩んでいた

そしてお風呂から上がった楓はしばらくした後に、ハナを部屋へと呼んだ

楓の部屋へと入るハナ、それを楓は笑顔で出迎えた

楓「夜にごめんね、ハナ。少し話したいことがあるの」

ハナ「はい」

何を言われるのだろう、ハナは不安を感じる

楓は今日家出したことをハナに再度謝り、今日出会った太陽やセイのことをハナに話し始めた

ハナは驚きはしたが、楓の話をまっすぐ聞いている

楓「それでね、私、毎日少しで良いからあっちの館に遊びにいきたいの」

楓のこの言葉に、瞬時に理解をするハナ

ハナ「それは、手助けが必要になりますね」

楓「そうなの・・・」

ハナ「・・・・私ですね」

楓「・・・お願いしてもいい?」

ハナ「楓様に信用されているとのこと、とても嬉しいです。もちろん助けさせてください」

楓「ありがとう!」

ハナ「・・・・・・ですがタマもこちらに呼んでもよろしいでしょうか。やはり私一人では・・・」

そう話はじめたハナをさえぎるように楓は返事をかえした

楓「もちろん!!!タマもこちらへ呼んで。ありがとう、ハナ」

ハナ「いえ、楓様のためでしたら私はなんでもいたします」

ハナは、このとき当主との約束を思い出していた。

楓様に男を近づけてはいけない。当主とのこの約束を忘れたことはない。だがハナは楓の笑顔が消えるのが嫌だった。楓はあれほど土下座し約束をした当主との約束を破ることになる。

ハナの心の声(私はいつでも首になってもいい。当主に逆らってしまうこと、心苦しいけれど私は楓様の感情が失われるほうが怖い)

ハナは楓の感情が失われたような日々をただただ眺めているしかできなかった

そのことが苦しく、また辛くも感じていたハナはここで楓の笑顔の手助けができることを、本当に心から喜んでいた。

楓「それであの、ハナ。もうひとつお願いがあるのだけれど」

ハナ「?」

楓「私に料理も教えてもらいたいの。何か手土産にもっていくようなお菓子とか教えてくれない?」

ハナ「手土産でしたら私がすぐに手配いたしますが・・・」

楓「違うの!実はその男の人と一緒に料理をすることになって・・・」

ハナ「そうおっしゃっていましたね」

楓「それで全然料理ができないっていうのも、私は嫌だから、手土産にお菓子でも作りたいなと思って」

ハナ「そういうことでしたら、協力いたします」

楓「ありがとう!ハナ」

楓はやはり普通の女の子よりはプライドも高くできないことが恥ずかしいと思うタイプだった

でもそんな楓を微笑ましく、またそこが魅力的だとハナは感じていた

ハナの心の声(自分でできないことをどんどん吸収していく楓様は素晴らしい大人の女性になるわ)

ハナは本当にそう信じていた

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ここは未来の道明寺家、つくしと司にタマが話している部屋へと場面は戻る

タマ「そういうことがあって、私が呼ばれたんだよ」

司「それであのばばあが料理・・・信じられない。鳩が豆を食べ放題だよ!」

司の言葉につくしがすぐにツッコミをいれる

つくし「鳩が豆鉄砲食ったようだ、でしょ?」

司「おまえ!鳩が鉄砲食ったら死んじまうじゃねーか!」

つくし「だめだ・・・子供が生まれる前に日本語をどうにかしないと・・・」

司「あ?俺様は日本語完璧だぞ!」

そういって威張る司にあきれた顔のつくし

つくし「でも、そのセイって男性、まるで花沢類みたいだし花沢類のお父さんとか?太陽って人はもしかして司のお父さんなの?天然パーマって言ってたし・・・・」

つくしはわくわくした顔でタマに聞く

タマは少し困ったように笑い、司はそれを聞いて笑い飛ばす

司「俺のくそ親父が料理なんてするわけねえだろ。それにばばあはそいつの兄が婚約者だっつってんだろ」

司の言葉に不服そうなつくし

つくし「そこはほら、ロミオとジュリエットみたいな大恋愛とかでさ~」

つくしの言葉に吹き出す司

司「ばばあが恋愛とか、ありえないっつーーの!」

つくし「もう!!茶化すなら出てってよ~~」

司「おいやめろバカ」

そんなやり取りを微笑ましくみつめるタマ

タマが話しの続きをしようとしたとき、司の携帯が鳴る

司「あ、あいつらだ」

つくし「え?」

司「俺様の子供ができたっつーのを連絡しといてやったんだよ」

つくし「ええ?!」

司が着信に出て話し始める

そうあいつらとはF4のことだった

司「あいつら家に来たってよ!話は明日にして、先にあいつらに会おうぜ!」

つくし「えええ~~嬉しいけど話も聞きたいのに~」

しぶるつくしをタマはいいんだよ、また明日ねといった風な笑顔で、司に引っ張られるつくしを見送った

タマ「・・・本当に楓様も、大恋愛になってたら・・・良かったのにね」

タマは誰もいなくなった部屋でそうひとりつぶやいた

☆☆☆

続く

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