ここは花沢類のNYの別荘、タマからつくしと西門と美作と類が、楓の昔話を聞いている場所だ

 

つくし「・・・・・」

 

西門「おいおい、俺たちがそんなの聞いていいのかよ…」

 

美作「だよなぁ…」

 

タマから楓の大瑞家での事件を聞いた直後、つくしは絶句したまま言葉を発することができなくなっていた、西門と美作の開いた口が塞がらなくなっている

 

タマ「その日、未遂だったのか…それとも【そういうこと】があったのか、実は楓様本人しか知らないんだよ・・・・・・・そしてその事件以来、一時的に楓様は言葉を話すことができなくなったのさ」

 

つくし「声が…?」

 

つくしが青ざめた顔でタマにそう聞いた

 

タマ「そうさ…ああでも安心おし、ちゃんと話すようになって元気になるから、ほらつくし、だからそんな青い顔しないのさ、お腹の子が心配しちゃうよ」

 

つくし「!!そっか、元気ださなきゃだ・・・」

 

つくしはタマにそう言われて、慌てて自分のお腹を優しく撫でた

 

類「…そういえばつくし、静には妊娠したこと教えてもいいの?」

 

類の言葉でつくしの顔が一気にパーーっと明るくなった

 

つくし「西田さんとかに妊娠したことを外部に漏らすな!!ってキツク言われてるけど、静さんなら絶対教えても大丈夫だと思う!!」

 

つくしがそう力強く答えた、それに対しタマも静さんなら大丈夫といったように横で笑ってうなづいていた

 

類「じゃあ、メール送っておくね」

 

つくし「うん!!うん!!!ありがとう!!!」

 

そして実はタマが笑顔になった理由はもうひとつある

 

つくしが一気に明るくなる話題をさりげなく提供する花沢類の気遣いにタマは気づいているからだ

 

タマ「あんたと、花沢のぼっちゃんの関係は、懐かしさを感じるよ」

 

つくし「え?」

 

類「…」

 

類だけは、そう言われた理由を察したようだった

 

そんなやり取りの中、難しい表情を浮かべていたのは美作だ

 

美作「それにしても…聞けば聞くほど、清宮太陽って司にどことなく似てるよな」

 

その言葉に対して西門がすぐに同意した

 

西門「そうそう、キレたら手が付けられないところと、空気読んでるようで読めてない時があるとこ…それと」

 

美作「鈍すぎるとこ!」

 

西門「そっくりだよな!」

 

西門と美作がそういって笑いあう

 

タマ「…」

 

だがそれを聞いたタマが微妙な表情を浮かべた

 

それに気づいた美作はある想像をしてしまい一気に顔から血の気が引いてしまった

 

美作「まさか…司は…司の母ちゃんと、清宮太陽の不貞の子…?!」

 

美作のその言葉に、次は西門が青ざめてしまった

 

西門「……確かに…ありえなくもない…」

 

その二人の不安そうな表情を、タマが黙ったまま見つめている

 

西門「ちょ、ちょっと、何このいや~な間…」

 

美作「黙られると、余計気になるっていうか…」

 

つくし「え?…そんなことあるはず…」

 

つくしはそれを聞いておろおろとしはじめる、西門と美作はタマの顔色を窺っていた

 

類「あ!」

 

すると、突然類が大きな声を出した

 

西門「な、なんだよ類」

 

美作「今そんな声だすなよ…」

 

つくし「ど、どうしたの?」

 

類の大きな声に、びっくりしてしまった3人、だが類は驚かせてしまったことなど気にせずに、つくしに携帯の画面を見せた

 

つくし「ん?何?」

 

つくしが類の携帯の画面をのぞき込む、そこには静からの返信のメール、つくしへのお祝いの文面が表示されていた

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
つくしちゃんへ
赤ちゃん、おめでとう!
類からメールをもらった瞬間、職場なのに嬉しくて叫び声をあげてしまいました
つくしちゃんと司の赤ちゃんなら、とっても可愛い子が産まれるね
もしつくしちゃんさえ良ければ、赤ちゃんにファーストシューズを贈らせてください
つくしちゃんと司の赤ちゃんが、とびきり良い場所へと行けるように…
今は、妊娠中の身体の変化で凄く大変な時期だと思う
身体を大事にして、元気な赤ちゃんを産んでね
それと、産まれた後に落ち着いたらでいいから、赤ちゃんに会わせてね
藤堂静
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

つくし「静さん……」

 

文章を読みながらつくしの目がうるうると涙ぐんでいた

 

類「だってさ」

 

類は涙ぐむつくしの顔を嬉しそうに眺めていた

 

つくし「…このメール…写真撮ってもいい?」

 

類は笑ってこういった

 

類「つくしの方に送っておくよ。それと静のメールアドレスも」

 

つくし「ええ?!」

 

類「静、タイミング合わなくてつくしとアドレス交換し忘れてたーーー!!って悔しがってたからさ」

 

つくし「え?!ええ!?いいの!?!」

 

類「いいもなにも、つくしも静にとって大事な友達なんだから」

 

つくし「うわ~~~ありがとう!!花沢類!」

 

類「お礼言われるようなことなの?」

 

つくし「いいの!!言わせてほしいの!!!」

 

つくしと類は嬉しそうに話している、つくしはさっそく静へとお礼のメールを作成し送信した

 

だが、そんな二人のやりとりを静かに複雑そうな表情で眺める西門と美作

 

美作「お前ら…静のことは仕方ないとして…今結構大事なやばい内容話してたんだけど?」

 

つくし「??」

 

西門「もし司が、司の母ちゃんの不貞の子だとしたら、道明寺家をつぶす事すら可能なビッグニュースになるんだぞ?」

 

つくし「え?」

 

美作「え?ってそんな間抜けな声だして…」

 

西門「だめだ、今こいつ嬉しすぎて何言っても聞いちゃいない」

 

西門と美作はやれやれといった感じに顔を見合わせた

 

タマ「……じゃあもう少し話そうかね。事件後のことを」

 

西門「い、いいんですか?!」

 

美作「知りたい…」

 

つくし「!!!そうだった!タマ先輩、私も知りたいです!!」

 

先ほどの青ざめた顔と違い、嬉しいことがあったつくしは落ち着いた表情に戻っていた

 

類「…」

 

類はつくしの表情が戻ったのを確認するかのように、つくしの方をちらっとみたあと、タマのほうへと視線を戻した

 

タマ「…事件後、どこで誰が喋ったのか…パーティーでの出来事が週刊誌や新聞に載ってしまったんだよ、しかもでかでかと写真付きでね」

 

タマのセリフにみんなが驚く

 

西門「やばいだろ」

 

美作「犯罪行為晒されたってことは…大瑞家は捕まったのか?」

 

それに対してタマはゆっくりと首を横に振った

 

タマ「いいや違う、載ったのは【パーティーでの出来事】さ」

 

西門「??」

 

タマの言葉をみんなはいまいち理解できずにいた

 

タマ「載っちまったのさ【道明寺楓、道明寺財閥跡取りのふしだらな交友関係。あの!三人の男達との危険な四角関係】ってね」

 

タマの言葉に、あちゃ~~といった感じで西門と美作がうなだれた

 

西門「そういうことか…」

 

美作「まあ、スキャンダルではあるよな…」

 

つくし「ひどい…」

 

類「……」

 

そうして、またタマが楓の過去の事件の続きについて、話し始めた

 

☆☆☆☆

 

続く

 

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