つくし「お義母さん…好きな人ともう二度と会えなかったの?」

 

タマから話を聞いて、つくしが気になったのはそこの部分だった

 

西門「しっかし、道明寺の社員もだますようなことするかな普通」

 

美作「のちのち困るのは道明寺グループだろうに…」

 

西門と美作の言葉にタマはゆっくりと首を横にふった

 

タマ「むしろ社員はこのまま道明寺のTOPに血族がなるんじゃなくて、違う人を抜擢したかったんだよ。さんざんお世話になってきた道明寺グループなはずなのに、社員はそこが崩壊するのも望んでいた。これだけ大きな大企業になっちゃうとね、そういう輩は現れてくるもんさ」

 

西門「ああ、そう言われてみれば…そういうこともあるよな」

 

美作「俺の所も切り替え時、反発多かったもんな」

 

西門「ああ、あきらは凄いよな。あのとんでもない奴らをまとめてるもんな」

 

美作「いや、あいつらは案外いい奴だよ。問題はいい人の顔をした奴ってね」

 

西門「確かに、何を考えてるかわかんねえもんなあ」

 

美作と西門は思わず同時に花沢類の方を見てしまう

 

類「何?」

 

類は二人に笑ってそう聞いた

 

西門「いや…何考えてるかわかんねえ奴ここにもいたな~と思って」

 

美作「類はわかりやすいようでわかりにくいから」

 

つくし「言えてる」

 

西門と美作の言葉につくしはうんうんとうなづいていた

 

類「そんなに俺わかりづらい?」

 

類は笑いながらそう三人に聞いたが、三人はそろって同時に「うん」と力強くうなづくのだった

 

そんな四人を見ながらタマが話を続ける

 

タマ「それで、その時からちょっとずつ楓様を蹴落とそうとする輩が現れた。ある社員は大事な会議の前に婚約者が倒れたと嘘をついて楓様に大事な会議をつぶさせたり、取引の邪魔をしたり、もう酷いものだった」

 

西門「…一時期道明寺家が危なかったって聞いたことあるなあ」

 

美作「ああ、うちも聞いたことある。でもすぐに持ち直したって…」

 

タマ「。。。今話せば確かにすぐ持ち直したことになるね。でもそのすぐと言われる4年間は地獄のようだったんだよ」

 

西門「当事者は、そうなるよな」

 

美作「うんうん」

 

西門と美作は二人で大きくうなづいていた

 

タマ「そのせいで、というよりは、そのおかげかな、楓様はプライベートの事を話す奴らをすべて首にするようになっていった」

 

つくし「…まあ、そうなるよねえ…」

 

西門「さんざん騙されてきたならなあ…」

 

美作「本当のことを伝えてもそれが本当か嘘かわからないってなるとなあ…」

 

西門「ただただ心をかき乱されるだけだもんなあ…」

 

類「…」

 

つくしに西門、美作の三人はそれはもうしょうがないといった感じにうなづいていた、その様子を黙って見守る花沢類

 

タマ「そうして、楓様はどんどん強くもなっていった。気づけば楓様が信じるのは側近のみ…いやでももうその時には側近すら信じていないようにも見えたねえ…そして楓様が大学を卒業し、清宮光陽様との婚約になったのさ」

 

つくし「……如月聖也さんとは…?」

 

つくしはセイと楓の恋愛の行方が気になるようだった

 

つくしの問いかけにタマはまたゆっくりと首を横に振る

 

タマ「高校卒業から、清宮太陽様とも如月聖也様とも会わずに楓様は距離を置いていた。淡い…初恋だったんだと私の目から見てもわかるくらいだったんだけどね…楓様はおっしゃらないし、隠している素振りだったから気づかないふりをしていたけど・・・この二人とは何もないまま、婚約の日を迎えてしまったのさ」

 

つくし「ということは…」

 

西門「司の父ちゃんの名前は…光陽?」

 

美作「聞いたことないからな~会ってもいないし…」

 

類「でも、司がアメリカですぐ跡を継ぐ話になったのは、司の父ちゃんが入院したからだよね?」

 

美作「ああ、そういえばそうだったよな」

 

西門「司、そういう話一切しないからな…」

 

つくし「悲しいけど奥さんの私にも話さない…」

 

つくしは明らかにしょんぼりとしている

 

タマ「そりゃあ話せないと思うよ。ぼっちゃんが生まれた時から今まで数える程度しか会っていないからね」

 

つくし「…父親なのに?」

 

タマはゆっくりとうなづいた

 

タマ「……婚約し結婚、それはすなわち清宮家と道明寺家の合併に繋がった。そうなるとそのことが面白くない輩がわんさかと現れたのさ…そして、報道はされなかったが…また悲惨な事件がおきてしまったんだよ」

 

つくし「……また何か…?」

 

西門「司の母ちゃん、苦労人すぎるだろ…」

 

美作「まー大企業のTOPっつったら事件のひとつやふたつ当たり前なのかもしれないけどなあ」

 

類「……」

 

つくし達の雑談の横で類だけは黙って飲み物を飲んでいた

 

タマ「……無事入籍した二人だったが、元清宮家の従業員がね…ある計画をたててしまったのさ」

 

つくし「それは…?」

 

☆☆☆☆

 

続く

 

 

今日も読んでくださってありがとうございました^^

 

 

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