楓「急がないと…」

 

犯人の元へと急ごうとする楓を引き留めたのは

 

セイ「お前は…大人しくしてろ」

 

楓「?!」

 

肩を掴まれた楓が驚いて振り向くと、そこには数年ぶりに会うセイの姿があった

 

楓「セイ…」

 

思いがけない人が目の前に現れたため、楓の思考が停止してしまう

 

セイ「面白い顔してるな。まあとりあえず、この場を離れるぞ」

 

楓を連れて駐車場のほうに戻ろうとするセイ

 

だが、そんな二人に駐車場の方から叫び声が聞こえてきた

 

警察「こちらに戻ってはだめだ!今すぐ逃げなさい!!」

 

セイ「?!」

 

楓「っ!!」

 

野次馬「きゃあああああああああ」

 

駐車場近くに集まっていた野次馬たちが一斉に散って逃げてゆく

 

先ほど楓がいた駐車場から三人の男たちが飛び出してきた

 

セイ「…複数犯か…」

 

セイは楓を背に隠し、じりじりと後ろの方に下がっていく

 

だが、犯人の一人が楓の存在に気づいてしまった

 

元清宮家従業員「みーーーつーーーけーーーたーーーぞーーーーー!!!!」

 

野次馬「きゃあああああああ」

 

犯人の一人が楓を見つけるや否や凶器を持って脇目もふらず突進していく

 

その様子をみた野次馬達の叫び声が響いた

 

警察「!!!!!」

 

待機していた警察たちが一斉に犯人に目掛け走っていく

 

だが楓に向け突進してくる奴の早さに追いつけなかった

 

セイが楓をかばおうと楓を背に隠したままその場を動かない

 

楓「ねえ、セイ。お願いどけて!!」

 

楓も、このままだとどうなるかわかってしまった

 

楓は必死にセイをどかそうとするが、セイはびくとも動かない

 

楓「ねえ!!お願いよ!!!!!」

 

元清宮家従業員「うらああああああああああああ!!!!!!」

 

楓の叫び声と奴の叫び声が重なる

 

セイ「くっ……」

 

楓「??!」

 

ドン

 

っという鈍い音と楓にまで伝わってくる衝撃

 

そして楓とセイの二人は、先ほどたっていた場所から押し飛ばされてしまい、二人で道路に倒れこんでしまった

 

野次馬「いやあああああああああ」

 

野次馬の声が楓の耳に響く

 

警察「容疑者確保!!!!」

 

楓の後ろの方から前の方へと警察たちが通り過ぎていく

 

元清宮家従業員「離せ!!!!!」

 

警察「至急救急車を…」

 

警察が慌ただしく入り乱れ、雑踏にまじり色んな声が聞こえてきた

 

楓「きゅうきゅうしゃ」

 

先ほどの衝撃により意識が少し遠のいていた楓の脳がだんだんとはっきりとしてくる

 

楓「…セイ!!」

 

そして楓が我にかえり、慌ててセイの方へと近づこうとした

 

警察「っ!!そちらに行っては…!!」

 

楓のもとへと向かってきていた警察官が楓を引き留めようと叫ぶ

 

セイ「・・・・・・・・・・」

 

楓「え・・・・・・・」

 

倒れこむセイが真っ青な顔で隣に横たわる人物を見ていた

 

その視線を楓も追う

 

するとその視線の先にいたのは、腹部から血を大量に流し倒れている太陽の姿がそこにあったのだった

 

 


 

今日も読んでくださってありがとうございます(*’ω’*)

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