道明寺との恵比寿ガーデンプレイスでの結婚式が終わった
あたしはすごく幸せな気持ちでいっぱいだった
あれから数日後
道明寺の母親、道明寺楓からあたしと道明寺はこう言われた
楓{明後日NYで披露パーティがあるから、夕方に出発なさい」
司「は?」
つくし「へ?」
楓「西田」
西田「はっ」
楓は西田に任せその場をすぐに去っていってしまう
西田は司とつくしに何かの資料をバサッとひろげて見せた
司「なんっじゃこりゃ」
つくし「・・・き、きらびやか~・・・」
西田の見せてきた資料には豪華な衣装に身を包まれた男女の姿の写真があった
司「いやいやいや、あのババア、俺らはあの結婚式でいいんだよ!」
つくし「へ?どういう意味?」
いまだ理解が追い付かないつくしに西田が丁寧に説明を始めるのだった
道明寺家としてNYでの披露パーティーは必ず行わなければいけないこと
日本の、ましてや身内だけの結婚式だけで終わる事はありえないこと
【結婚式】も道明寺家としてのアピールの場所であること
ザ・メープルホテルでの一大イベントのアピールとして広告塔になること
その全ての条件が載せられた資料とともに、今後の疲労パーティーのスケジュールを言い渡される二人
つくし「・・・」
司「ふっざけんんああのババア!!お、おれらし、新婚なんだぞ!その・・・なんだあれだ・・・なあ?」
司の言葉をよそに、つくしは西田と真剣な面持ちで何かを語っていた
つくし「す、すごいスケジュールだけどもしかしてこれってお母様のお仕事に大事なことだったり・・・?」
西田「はい、とても大切な仕事です、会長は普段はこういった広告に関して決定はなさいますがご自分から提案をなさる御方ではないのです・・・おそらく会長なりのお祝いの気持ちではないかと私は思って・・・」
司「んなわけあるか!!あのババアはなあ!!!ただ金が入るから!!」
つくし「・・・あたし、頑張る!!!」
西田「つくし様!!」
司「っておい!!お前ら少しは俺の話を聞け!!!」
道明寺家の嫁というのは、目に見えないような細かな仕事も多く、またその仕事の責任はとても重い
少しでも失敗すれば道明寺家のイメージへと関わってしまう
まだその重さも知らないつくし
司とつくしは楓に言われるがまま責任重大である披露パーティをこなすためにNYへと旅立つのだった
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新シリーズです、よろしくお願いいたします(*´ω`)