このお話は花男ドラマの続編を妄想で小説に書いていきます
実際の人物、団体とは一切関係がありません
また原作やドラマのエピソードが入ることはありますが、管理人が考えた続編の妄想ですのでご理解下さるかただけ読んでもらえたら嬉しいです
道明寺司とつくしの間に子供ができた
無人島でつくしのお腹を撫でた
司が大喜びしながらF4を道明寺のお屋敷に呼ぶ
西門「それで?」
司「すっごい嬉しくてさ!!」
あきら「ふーん」
司「ふーーんって…なんだよお前ら!!!もっと喜べよ!!!」
司の報告につれない返事の二人に司がテーブルをバンっと叩く
その姿に呆れたように西門がこう続けた
西門「だって夢の話なんでしょ?」
あきら「子供ができたっていうからあわてて飛んできたけど…まさか夢の話なんてな~類」
ぽんっとあきらが類の肩に手を置く
類「そもそも司と牧野、まだ籍いれてないよね?」
司「そっ!れは…」
司が叫ぶが徐々に小声になって困ったように席へと座った
西門「…まあなあ」
あきら「”あんな事があったあと”じゃ無理だよなあ」
類「結婚式までは順調だったんだけどね」
司「うるせーぞ」
西門「はいはい」
司の言葉にやれやれといった風に返事をする西門
司「まあ…来年になるけどすぐ籍いれて夢の通りにしてやるからよ」
司がそう言いながらテーブルにあったチェスを動かし始める
そのチェスの対戦相手にさりげなくなったあきらが駒を進めながらこう言った
あきら「だといいんだけどね」
西門「司の母ちゃんはやっぱり手ごわかったな」
類「そう?手ごわかったのは”道明寺財閥”じゃないの?」
類がそう言った後に目の前の紅茶を飲んだ
西門は立ち上がり三人の周りをうろつきながら何かに気づいたように叫ぶ
西門「そういや牧野は?まだ”あっち”なの?」
司「ああ」
あきら「新婚なはずだったのにね」
司「うるせー」
あきら「そりゃあ牧野の幻求めてそんな夢もみちゃうよね、会いたくて~会いたくて~」
司はチェスの駒をバッとなぎはらった
司「しつけーぞお前ら!もう帰れ!!」
西門「はいはい」
あきら「負けそうだからってすぐ切れる」
類はすっと立ち上がり部屋をあとにする
部屋には司だけ残された
司「…」
眉間にシワがよっている怖い表情の司
そして三人は帰り道でこんな話をしていた
類「司も…牧野も…ついてなかったよね」
西門「まあ…誰も予測できないことだろ」
あきら「あんなに元気だったもんな」
三人は少しだけ悲しそうな表情でこう話していた
西門「…いい親父さんだよな」
類「俺は結構話したことあるよ」
あきら「類は牧野の家にしょっちゅう行ってたもんな」
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数か月前、牧野つくしと道明寺司が無人島から帰国後、恵比寿ガーデンプレイスで結婚式を挙げた
その時にとても元気だった牧野家の父親
結婚式後、道明寺家のよる計らいで前に働いていた職場に復帰できていた
だが、ほんの数週間後、突然倒れてしまい危険な状態になった
その後、なんとか回復はするが、突然の環境の変化に追いつけなかったのだろうということで、療養もかねて牧野つくしの両親は父親の実家がある街へと帰っていった
そして、その倒れた日が、籍をいれようと思っていた日だったのだ
回復した後に、籍をいれればよかったのだが、父親が危険な状態のなか、籍をいれることにつくしは首を縦にふることはなかった
そして、籍を入れるタイミングを失っていった
そうこうしているうちに、新たな問題が二人の目の前に立ちはだかってしまったのだった
西門「それにしても司の母ちゃんも、牧野に弁護士になるのを辞めろって言うとはな」
あきら「まあ、道明寺財閥がバックについてる弁護士なんてありえねーからな」
類「牧野、その為に勉強頑張ってたからね」
西門「静みたいになりたいって言ってたな」
あきら「道明寺財閥になるとそうはいかないわけで…」
類「…」
西門「簡単に言うと”花嫁修業”ってやつだよな」
あきら「”道明寺財閥の花嫁修業”」
類「牧野ならやれると思うけど」
その言葉が何を意味するのか
現在つくしは何をしているのか…
そしてつくしは道明寺つくしになれるのか
続きます