パーティー会場ではつくしと司がお客につかまり、忙しそうにしている

 

翼や輝も何食わぬ顔で会場に戻っていた

 

F4もつくしも翼たちの様子を警戒しつつ、うまい具合に接触しないようにしている

 

そしてパーティーももう終わるという時に、司会者は翼と輝にメッセージを求めた

 

司会者に促され、翼と輝がまたステージ上へと上がる

 

もちろん、パーティー主催の道明寺楓と司がステージに上がることとなった

 

つくしは一応ステージ袖に待機という形になる

 

司も翼も目は笑ってはいなかったが、ステージ上ではいたって普通に会話をしている

 

そんな様子を見ながらつくしは司に感心するのだった

 

つくし「道明寺…あんな普通に接っすることができるなんて…」

 

いつも感情に蓋をしない司の姿ばかり見ていたつくしがこういう対応している司を見るのははじめてに近い

 

ステージでの会話は上手な流れで、会場が沸き立ち、にこやかに終了するところだ

 

つくしは一応無事に終了しそうなことにほっと胸をなでおろす

 

つくし「よかった…」

 

輝「…」

 

つくし「ちょ、ちょっと?!」

 

胸をなでおろしたのもつかの間、一瞬うつむいたつくしの腕をパシッと掴んで輝がつくしをステージ上に引っ張り出した

 

突然のことに、司会者も言葉を詰まらせ、楓の眉間には深いシワが浮き出ている

 

すぐさま、司が怒りくるったのをなんとかおさえた張り付いた笑顔でつくしを掴む輝の腕を払いのけようとした

 

その時、翼がよく通る声で客に向かって話し始める

 

翼「わたしたちにとって弟とも言える司に、こんな素敵な婚約者ができたこと、嬉しく思います」

 

つくし「?!!」

 

司「?!!!」

 

翼の意外な言葉につくしと司は翼のほうへと視線をバッと向けた

 

翼「…でも、彼女はちょ~~っとこの世界にはまだ疎いのかもしれません。今日から”真珠”として、みなさま”ご指導”を宜しくお願い致します」

 

翼がそういうと、輝がつくしの背中をステージの真ん中のほうにドンっと押した

 

つくし「え‥あの…ちょっと…」

 

しどろもどろしつつも、ステージの真ん中で立っている事しかできないつくし

 

だが、客の目の色はあきらかに変わっていた

 

西園寺「…」

 

楓「………」

 

もちろん、翼の父親の西園寺も楓も、真珠がどういった意味をあらわすのか知っていた

 

けれどすごいいじめがあるわけでもない

 

そして大なり小なり、こういった世界の人たちはいじめのようなものにあっているものでもあった

 

そのせいもあって、西園寺と楓は様子見をすることに決めた

 

つくしはおろおろしつつも、とりあえずひねり出した言葉は

 

つくし「よ、よろしくお願いします」

 

この言葉しかなかったがこの言葉がおかしかったのか会場のものたちが小ばかにしたように笑いだした

 

つくし「な、なに?」

 

つくしにもわかるような小馬鹿な笑い方に、つくしはおろおろするしかない

 

司「…てめえ翼」

 

司が翼に食って掛かろうとしたが

 

楓「……」

 

司会者「!!」

 

楓の計らいにより、司は楓の側近達に止められ、何もできなくなってしまった

 

こうして、つくしの真珠としての生活がはじまる

 

パーティーが終わり一週間がたったころ、じわじわと真珠としての扱いがはじまった

 

つくし「また変な記事書かれてる…」

 

雑誌は前よりパワーアップしていた

 

つくしの私生活がありありと晒され、パーティーに出席した時のドレスまで馬鹿にされている

 

またパーティー会場のお客の言葉をインタビューされ、セレブたちが丁寧な言葉でつくしのことを落としている

 

つくし「うわ…飲み物飲んでる姿までとられてる‥‥」

 

パーティーでつくしが飲み物を飲んでる姿を下品な角度でおさめられ、それが載せられていた

 

また西園寺と衝突してしまったときのことも、つくしが悪いようにすごい話しを盛ってかかれてしまっている

 

つくし「……」

 

つくしはひとつひとつ雑誌を丁寧に読んだ

 

つくし「酷いことを書かれてるけど、その言葉から成長できるかもしれないし…」

 

こうしてつくしは時間を使い自分の記事を読むことに決めた

 

もちろんこの記事に怒り心頭なのはF4だ

 

司「道明寺家が用意したドレスを落としやがったな」

 

類「これはやりすぎ」

 

西門「…」

 

あきら「………」

 

司と類はそう言いあっているが、あきらと西門は言葉を発しない

 

そのことを不思議に思った類が問いかけた

 

類「総二郎、あきら、どうしたの?」

 

司「そうだぞお前ら、さっきから変なほうみて黙りこくって…」

 

司と類の質問にあきらと総二郎が顔を見合わせため息をついた

 

そして、あの日おこったもう一つの事をはなしはじめたのだった

 


 

読んでくださってありがとうございます!!

 

 

ランキング参加中です!応援お願いします!

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ

花男ドラマ続編妄想 一覧

シリーズ一覧

最新記事

シリーズ

ブログ村