そしてしばらくはつくし以外は平和な日々が続いた

 

その間にいくつかパーティーはあったが、つくしは参加することはない

 

つくし「今日はマナー…」

 

つくしが修行でひっかかってしまっているのは、語学とマナーだった

 

どうしても、古くからの習慣の食べ方が染みついてしまっていて、食事のマナーでボロを出してしまう事が多かった

 

つくし「記事は落ち着いたものの…」

 

記事は落ち着いたけれど、噂は一人歩きをはじめ、世間一般人の間ではつくしはダメなシンデレラというようなレッテルを貼られている

 

つくし「みんなに好かれようなんて思ってないから別にいっか」

 

つくしは時間が経つにつれ、そう思うようになった

 

けれど、無視できない問題がそこにはあった

 

つくし「けどどうにかしないといけないのは…これなんだよね」

 

つくしがノートパソコンの方をみると、そこは道明寺家の株価だ

 

つくしが婚約者ということで、信用をなくした道明寺家の株は落ちるいっぽう

 

権力者からはあの婚約者はやめにしろと遠回しに指摘される始末

 

つくし「これはさすがにやばいよね…それに…」

 

つくしは父親の容態も気になっている

 

ひどい報道されるたびに、やはり父親の進は体調を崩してしまうのだ

 

つくし「でもあたしじゃ身動きとれないし…うううううまどろっこしい!!!」

 

つくしはベットの上でジタバタと脚を動かしていた

 

そんなつくしの元に、一人の客が訪ねてくる

 

コンコンという扉を鳴らす音が響いた

 

つくし「はい!!」

 

つくしが慌てて身だしなみを整え扉を開けると、扉の先にいたのは類だった

 

類「ひさしぶり」

 

つくし「は、花沢類!!!」

 

毎日の勉強で友達や親族に会う事すらなかったつくしにとって類の訪問はとても嬉しいものだった

 

思わず類の腕をひっぱって部屋に招き入れる

 

つくし「どうしたの??遊びに来たの???げ、元気だった?」

 

つくしが嬉しそうに質問責めし、類はくすくすと笑う

 

類「元気だよ、牧野は?」

 

類に返され、つくしは満面の笑みでうなづいた

 

つくし「元気だよ!!すっごく!!」

 

言葉でつくしはそういうものの、みるからにあの日のパーティーの時よりはやつれてしまっていた

 

類「牧野はほんっと、無理してばっかだよね」

 

つくし「え??なにが???」

 

部屋に用意されているポットで紅茶を淹れているため、つくしには類の小さな声はハッキリとは聞こえなかった

 

類「今日は、用があって来たんだ」

 

つくし「???」

 

そういうや否や、類はすっとひとつの手紙を差し出した

 

つくし「なにこれ??」

 

手紙の宛名名は花沢類宛なため、つくしは開けるのを躊躇したが類に促されたため、おそるおそる中を確認した

つくし「これって…」

 

類「……」

 

つくしが読んだ手紙はある招待状だった

 

それも、類とつくしを招待する手紙で招待主はあの西園寺翼だったのだ

 

つくし「どう考えても…罠だよね」

 

つくしはごくりと唾を飲み込む

 

類「しかも、この内容は司に言ったらだめらしい」

 

つくし「へ?」

 

つくしは慌ててもう一度中をしっかりと読むと、確かに補足事項のように小さな手書き文字でそう書かれていた

 

類「まあ、司は知らせないと怒りそうだし…欠席することも可能だけど…」

 

そう言った後に、類もつくしが開きっぱなしにしたノートパソコンの方に視線をうつした

 

つくしも類の視線の意味に気づく

 

類「司のとこ、今西園寺家と取引してたよね」

 

リゾート開発を主にしている西園寺家とホテル事業をしてる九条家がいつも組んでいたが、今回は西園寺家が道明寺家と組んで新しいリゾート開発をすることになっていた

 

つくし「うん、あのパーティーのあと、急遽それが決まったって…」

 

その取引は怪しいものではあった

 

だがうまくいけば莫大な財産になる事業を楓が袖にするわけがなかった

 

つくし「行くも地獄…断るのも地獄…か」

 

つくしは自分のおかれた状況を理解する

 

でもそんなつくしに類は優しく声をかけた

 

類「守るよ」

 

つくし「え?」

 

類の突然の言葉につくしは驚く

 

類「牧野の事、俺が守るから、一緒に行こう」

 

つくし「…花沢類…」

 

それは類にとって幼馴染の親友の大事な婚約者だからという意味もあるが、この二人はそれ以上に信頼関係で結びついていたのだ

 

つくしは花沢類の目をしっかりつみつめかえした

 

そして二人は翼主催の船の上でのパーティーに出席を決めたのだった

 

 


 

読んでくださってありがとうございます(*´ω`)

 

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