つくしを連れてすぐに帰宅した

 

だがこのままつくしを道明寺家に帰すわけにはいかないため、一度あきらの家に連れていくことになる

 

あきら「俺の家はマスコミも入れないから大丈夫だよ」

 

つくし「ありがと」

 

類「…」

 

痛そうなつくしの怪我や打撲に、類は怒りを抑えれなくなっていた

 

そんな類をみかねて、西門が類を息抜きに誘う

 

西門「類、ちょっといいか」

 

類「…」

 

西門の呼ばれ、類と西門はあきらの家のバルコニーまでやってきた

 

西門「…今日牧野を連れだすのに、司や司の母ちゃんたちにはたまの息抜きも必要だってことで、優紀ちゃんたちと遊ぶってことになってる」

 

類「うん、聞いてる」

 

西門「あの傷で帰すのはまずい」

 

類「それもわかってる」

 

2人の間に長い沈黙が訪れる

 

西門「けど帰すしかない」

 

類「うん」

 

西門「司にもだけど、司の母ちゃんにどこまで話す?」

 

類「……その話する必要はないんじゃない?」

 

西門「必要だろ」

 

類はそう詰め寄る西門の視線を指さしで誘導した

 

西門「あ?なんだ?」

 

類「玄関。あの車、たぶん司の」

 

西門「うおっ!!」

 

類が指さした先には確かにあきらの家に司の家の車が入ってくるところだった

 

西門「おいおいおいおいバレバレじゃねえか!!」

 

類「もともと隠し通せるとは思ってないし」

 

西門とは違い冷静な類

 

西門「でもまずい…先に俺たちで説明しとかねーと牧野が!!」

 

類「司もそこまで馬鹿じゃないんじゃない?」

 

焦る西門に類は飄々と答えるが、そんな類に対し苛立った西門は怒鳴ってしまった

 

西門「あいつがそんなお利口さんなわけねーだろ!!早くいくぞ!!」

 

類「あっ」

 

西門はそういうやいなや素早くつくしの元へと走っていった

 

類「…」

 

類も追いかけようとするがどうしてもその場から動けない

 

類はそのままゆっくりと自分の手の平を見つめた

 

類の手はかすかに震えている

 

類「何が”俺が守る”だよ…」

 

類はそうつぶやいたあと、ダンっと壁に拳をぶつけた

 

冷静に見えていたはずの類はめずらしく、感情をおさえれないほどになってしまっていたのだった

 

バタバタと部屋に戻るが、一足遅かったようだった

 

部屋の中から怒鳴る司とつくしの声が聞こえている

 

西門「おい、司待て!!!」

 

西門が司を止めようと部屋に飛び込んだ、だが目の前に見た光景は意外なものだった

 

司が一人でソファのクッションにボスンボスンと頭を打ち付けていて、それをつくしが必死に止めている

 

西門「つ…司…?」

 

つくし「あああ西門さん!お願い!!道明寺を止めて!!」

 

あきら「……」

 

戸惑う西門にあきらがそっと近づき状況説明をはじめた

 

あきら「司、俺が頼りないからお前らが相談しなかったんだろって、牧野がこうなったのは俺の責任だっつって頭を打ち付けてるんだよ」

 

西門「え?!!あの司が?!!」

 

それはものすごく意外なことだった

 

いつもだったらなんで俺に何も言わなかったと怒鳴り、手が付けられないほど暴れたであろう司が真逆の行動をしている

 

あきら「司なりに成長したってことじゃない?」

 

西門「頭を打ち付けてるのは…」

 

あきら「行き場のない怒り…ってとこじゃない?」

 

西門「…」

 

そう頭では理解していても、あの司が自らの頭を打ち付け、必死につくしがそれを止めている

 

その光景に悪いとは思いつつも、西門は吹き出してしまうのだった

 

西門「…ははは!!司、お前成長したな!」

 

司「あ?なんだよ総二郎!!馬鹿にしてんのかよ!!!」

 

西門「はははは、ああ、いや、ごめん、でもまあ…成長したんだな」

 

司「ああ?!!」

 

威嚇してるような司の言葉など、もう全然怖くない

 

目の前にいる司は、他人を思いやることを覚えた司なのだ

 

今の司にだったらちゃんと話しておいても大丈夫

 

そう思った西門は、なにがあったのか全て司に包み隠さず話すのだった

 


 

 

今日も読んでくださりありがとうございました!!

 

台風大丈夫でしょうか?風邪もまだ流行っていますので、みなさまお身体ご自愛くださいね。

ランキング参加中です!応援お願いします!

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ

花男ドラマ続編妄想 一覧

シリーズ一覧

最新記事

シリーズ

ブログ村