類が持っている写真の中の女の子は確かに牧野つくしにそっくりだった

 

その事を翼に聞く類に立ちはだかったのは輝だ

 

輝「いまさらそんな昔の記事ひっぱりだしてきて…いったい何?」

 

類「……輝には関係ないだろ」

 

輝「……」

 

輝と類が睨みあう

 

総二郎は類が持っている写真をパッと受け取りまじまじと見つめた

 

総二郎「……これ牧野が茶髪になっただけってレベルでそっくりじゃねえか」

 

類「……そうだよ、しかも翼はこの事婚約の約束までしてた…今の司と牧野のように」

 

翼「……」

 

輝「お前らいい加減に!!」

 

輝が声を荒げ拳を振り上げたのを止めたのは意外にも翼だった

 

翼「輝やめろ」

 

輝「……」

 

類「……でも今は翼は結婚していない、そして極度に女を信用してない…いや、女っていうより、この女にそっくりな牧野だからかな?」

 

総二郎「やっぱり想像通り金目当ての女に騙されてたのか?まあ、これだけ牧野と似てりゃ重ねてみても仕方ないけど、牧野はこの女とは違うぞ」

 

翼「……」

 

輝「お前ら、黙って聞いてたら調子乗って…!」

 

興奮状態の輝を片手で制止させつつ、翼が冷めた目で二人を見据えた

 

翼「で?その女と似てるから俺が司の婚約者いじめてるって?」

 

総二郎「間違ってねえだろうよ」

 

類「……しかも翼は牧野の下着姿の写真を撮って脅してる、でもその写真は出回ってないし、その写真を撮影した日に翼は牧野の顔を見に行った…」

 

総二郎「まあ、これも憶測にすぎないけど、翼、牧野の事、好きだろ」

 

翼「!!!」

 

輝「はっ、ははははははは」

 

類と総二郎の憶測にお腹を抱えて輝は笑いだした

 

輝「お前ら馬鹿だろ!翼みたいなTOPレベルの男がわざわざ司の婚約者好きになるわけないだろ!あんな庶民のどこにでもいるような女!」

 

翼「……」

 

輝の言葉に翼の眉がピクリと動いた

 

それを類は見逃さない

 

類「…翼は輝のように思ってないみたいだけど?」

 

輝「は?んなわけあるか、翼はな、完璧なんだよ!わかる?そりゃあ昔はそういう地味な女に惹かれたかもしれない、それは翼も幼かったからだ!でも今は違う、仕事もできる、運動もプロ並み、モデルのような顔立ちにスタイル、今では翼の名を知らないものはいないくらいの御曹司だ!こんな完璧な男が他にいるか?」

 

総二郎「……まあ、俺たちも御曹司だけどな」

 

類「輝もそうでしょ、しかも翼より古い先祖代々の家系じゃん?」

 

輝「!!!俺は……俺なんかより翼のほうがかっこいいしすごいんだよ!お前らよりも、翼は…!!」

 

翼「輝、ちょっと黙れ」

 

輝「!!!」

 

総二郎「……で?肝心の翼は牧野の事、好きなのか?」

 

類「…」

 

4人の間に緊張が走る

 

沈黙のあと、翼の重い口がやっと開いた

 

翼「そうだよ…って言ったら?」

 

総二郎「!!」

 

輝「!!!」

 

類「…」

 

3人の目つきが一気に変わった

 

その視線を気にもせず、翼は言葉を続けた

 

翼「例えば西園寺翼が正式に牧野つくしに求婚したとしたら、どうなるかわかる?」

 

総二郎「!!」

 

類「!!!」

 

輝「翼!お前…!!」

 

翼の言葉に誰も何も言えなかった

 

それはその質問の結果がわかりきっているから

 

例え道明寺財閥といえど、まだ西園寺グループには勝てないのだ

 

正式な手段をとられたら、つくしと司の関係など、一瞬で変わってしまう

 

まあ、あのつくしだったら、拒否して逃げようとするだろう

 

でも、世界の西園寺グループからただの一般庶民が逃げれるわけはないのだ

 

類「…お前まさか」

 

総二郎「お前…絶対やめろよ!司達…やっと幸せになるんだって…式も挙げて…!」

 

翼「はっ、関係ないね、しかも彼女は真珠だ、いわばもう俺の所有物と一緒ってわけ」

 

類「違うだろ」

 

総二郎「真珠はそもそも…そういう意味じゃないだろ」

 

輝「……」

 

血相を変えて翼に迫る類と総二郎に答えたのは輝だった

 

輝「いや…真珠と…一度だけ、真珠とその富豪が結婚したことがある」

 

総二郎「…まじかよ」

 

輝「だから裏では真珠に選ばれた女はある意味権力者のお気に入りだとも噂されてる…まあ、あの女に対しては俺はそんなつもりでは言って無いが」

 

青ざめてる3人に向かって翼は笑いながらこう言った

 

翼「まっ、今度”あのパーティー”にあの女を招待するよ、さすがに今度はお前らも入ってこれないだろうしな、司を傷つけられて落ち込んでるあの女を俺が慰めといてやるよ」

 

類「どの口が…!!」

 

総二郎「類!やめとけ!!」

 

カッとなってぶん殴ろうとした類を総二郎は必死で止めた

 

そんな二人を見て高笑いをしながら翼はスタジオからでていく

 

そして少し不服そうな輝も、翼の後を追いかけるようにしてでていくのだった

 


 

 

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