スパルタな日々が続き、とうとうパーティー前日となったその日の昼

 

総二郎とあきらと類がつくしの元へとそろってやってきた

 

つくし「どうしたの?」

 

西門「頑張ったご褒美をあげようと思ってね」

 

つくし「へ?」

 

類「ほんとうはパーティーっ終了後がいいんだろうけど…」

 

あきら「まあまあとりあえず、レッツゴー!!」

 

つくし「ちょ、ええ?!!」

 

つくしは三人に連れ出され、車に乗せられ目隠しまでされてしまった

 

一体どうなるのか不安が押し寄せるつくしに類は

 

類「そんな心配そうにしなくても大丈夫だよ」

 

西門「そうそう、牧野は頑張った…!それは俺たちが一番よく知ってる」

 

あきら「だからあとは仕上げだけってね!」

 

つくし「どういうこと??」

 

類「まあ、ついてからのお楽しみ」

 

つくし「?!!」

 

三人がつくしを連れてきたのはある高級ブティックだった

 

目隠しをしたままつくしは店の中まで入れられ、店の奥の個室に通されてやっと目隠しは外れた

 

つくし「…目隠しの意味とは‥」

 

あきら「ん~~気分?」

 

つくし「気分って!」

 

西門「驚かせたいだけだよ、さて、こちらの部屋には何があるでしょう~か」

 

つくし「え?」

 

総二郎が指した先には確かに小さな小部屋がある

 

つくしはおそるおそるその仕切られた部屋へと入ってみると、中は凄い数のドレスだった

 

つくし「これって!」

 

つくしがびっくりして後ろを振り向くと三人は笑ってこう答える

 

西門「俺たちからのプレゼント」

 

類「なんでも好きなドレス、パーティーの為に選んでいいよ」

 

あきら「このパーティーでは道明寺家スタイルを破ってみてもいいんじゃないかって三人で話してたんだ」

 

つくし「嘘…」

 

つくしがまたドレスの方へと視線を戻す

 

確かに、道明寺家のドレスは正統派といったドレスが多かった

 

けれどここに用意されているドレスは、若いつくしが着てみたいと思うような、可愛いデザインが多くあり、また変わったドレスも多い

 

つくし「これとか…不思議」

 

西門「ああ、最近和モダンテイストのドレスも流行ってるよね」

 

あきら「着物ドレスとかいうやつね」

 

つくし「…こっちはレースが繊細で…破れそうなのに…なにこの肌触り!!」

 

類「それはある意味王道の昔からあるドレスだよ、袖が長袖のやつもある」

 

つくしは、見たこともないようなドレスの海に頬を紅潮させ喜んでいた

 

あきら「どれでも好きなの選びなよ、といってもちゃんとあのパーティーに合うようなやつね」

 

西門「牧野は案外なんでも着こなしそうだよな」

 

類「う~~ん、でもイエロー系はやめたほうがいいかも」

 

あきら「シャンパンゴールドならいいんじゃない?」

 

つくし「!」

 

三人がつくしにドレスを見立て始めた、つくしも照れくさそうにしながらも嬉しそうに鏡を見ている

 

つくし「……」

 

ふと、つくしの顔が悲しそうになった

 

類「どうしたの?」

 

つくし「ううん…結局道明寺、退院できなかったなって」

 

西門「あいつ、三日前行ったときに、退院させろって喚いてたぞ」

 

あきら「叫んでたね、牧野一人で行かせられるか!!とか」

 

類「正直、俺たちもそう思うけどね」

 

西門「けど、あのパーティーに正式に招待された手前、マナー違反をするわけにもいかない」

 

あきら「今回の勝負は真っ向から…正統派な勝負ってわけだ…でも牧野、危なくなったらすぐ逃げるんだぞ」

 

類「一応俺たちも近場には待機してるからさ」

 

西門「…パーティー開催場所が当日行くまで秘密ってのもほんっと…頭にくるよな」

 

あきら「でも長年そうやってきた伝統あるパーティーだから仕方ない」

 

西門「…時代遅れなんだよ、何もかもがさ」

 

類「…昔も記者たちが追い回してたからね、逃げるために情報を漏れないようにしてるんだよ」

 

あきら「結局、漏れまくりなんだけどな」

 

西門「あれはほら、一番懇意な記者をひとつだけ招いた結果だろ」

 

あきら「あの記事ひとつ乗せるだけで、売り上げやばいっていうしね、みんなあのパーティーの担当記者になりたがってるし、どこかで情報が漏れないか探ってる」

 

西門「牧野なんて格好の餌食だろうね、みんな尾行してそう」

 

あきら「言えてるな、おい牧野、気をつけろよ」

 

つくし「わ、わかってるよ!」

 

類「……アクセサリーも合わせないと変だよ」

 

つくし「…道明寺家から借りてる奴でなんとかなりません?」

 

西門・あきら「なりません」

 

総二郎とあきらの声が揃う

 

あのパーティーの当日だというのに、4人は緊迫せず、笑いあってドレスを選ぶのだった

 

 

そして夜、買ってもらったドレスの前で、つくしは靴を持ってくる

 

つくし「この靴…いっちばんはじめに静さんがプレゼントしてくれた靴」

 

つくしが持ってきた靴は、まだ道明寺と付き合う前、つくしが花沢類に片思いしてたときの話だ

 

同じクラスの女生徒からのパーティーに誘われたが、パーティーでのアクシデントにより服をダメにされ、その時はじめて話した静からプレゼントされた靴だった

 

つくし「うん、やっぱり買ってもらったドレスと合う…明日はこの靴で…”とびきりいいところに連れってってもらう”んだ」

 

つくしは魔法の呪文かのようにそうつぶやいたあとに、靴の先端にキスをするのだった

 

 


 

今日も読んでくださってありがとうございます!!

 

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