F 4は英語だけじゃなくイタリア語、ドイツ語などで会話をしていた

 

その様子を遠くで見ていたつくし

 

つくし「…英徳でなんでF 4だけが特別扱いなのか、みんな平等にって思ってはいたけど、確かにあの人たちは”特別”なのかもしれない」

 

つくしはそうつぶやいたあと、パーティー会場にいるスタッフに飲み物を手渡されていたため、それをコクっと飲み込んだ

 

つくし「……まっ…まあでもだからって英徳での赤札とか…ああいう振る舞いは許されるようなことじゃないけど」

 

そう言いながらつくしが振り返った時、ある初老男性とぶつかる

 

男性「いたたた」

 

つくし「ごめんなさい!…あっ…申し訳ありません、けっ…怪我とか…ああ違う、お怪我はございませんでしょうか…?」

 

つくしは慌て過ぎて敬語も上手く使えなくなっていた

 

初老男性は少しだけつくしのドリンクがかかってしい、腕を押さえていた

 

つくし「う、腕が痛いんですね!ご、ごめんなさい、えっと、どうしよう…どうしようじゃない!こういう時は…」

 

つくしは、幸い服ではなく初老男性の手の甲にかかっているドリンクを一生懸命拭きながら、西田の姿を探す

 

男性「大丈夫、こちらもよそ見をしていたもんでね…お嬢さん、申し訳なかったね」

 

つくし「そんな!悪いのはあたしの方ですから!」

 

その時、やっとつくしは初老男性の顔を見た

 

初老男性の顔は、白髪で少し強面の顔つきではあるが、眼はとても優しそうだった

 

男性「…おや?お嬢さん、どこかで見たような」

 

つくし「あ…」

 

初老男性もようやくつくしの顔を見ることができ、思い出そうと必死だった

 

男性「ああ、道明寺財閥の…」

 

つくし「は、はじめまして、牧野つくしです」

 

つくしはいきおいよくお辞儀をする、整えた髪が乱れてしまうことすら気づかずに

 

男性「…わたしはもう現役を退いた身だからそんなにかしこまらなくても大丈夫ですよ」

 

初老男性が優しく笑う

 

つくし「で、でも」

 

それでも戸惑うつくし、初老男性はそんなつくしを上から下までまじまじと見つめた

 

つくし「何か…」

 

まじまじと見られ、つくしが動揺する

 

男性「ふむ…なるほど」

 

つくし「あの…」

 

男性「いや、失礼したね、なんでもないよ」

 

つくし「そ、そうなんですか?」

 

つくしは自分の姿に何かおかしなものでもあるのかと自分の姿をきょろきょろと確認した

 

男性「”道明寺司”が選んだ娘をしっかりと見ておきたくてね」

 

つくし「…道明寺のことを知って…ってこのパーティーにいるんですから当たり前ですよね…ごめんなさい」

 

つくしが再度頭を下げる

 

男性「ははは、ああ、よ~く知っているよ。しばらく日本にいなかったからなかなかパーティーに出席することはできなかったが、今日は数年ぶりに…」

 

男性が話し終える前に、道明寺楓が割って入った

 

楓「まあ!西園寺様…うちのものが…申し訳ありません」

 

西園寺「はっはっは…な~になにもされとらんよ」

 

楓「ですが腕をおさえていらっしゃるのでは…」

 

西園寺「ああ、これはもともと持病持ちでな」

 

西園寺はそう言うと自分の手をグーパーと開いて見せた

 

楓「西園寺様は働きすぎてらっしゃったから…」

 

西園寺「おいおい…楓ちゃんに言われたくはないな」

 

つくしの心の声(かえでちゃん?!!)

 

つくしは思わず心の中でつっこんでしまう

 

楓「……今すぐに座れる場所を手配いたしますわ、行き届かずに申し訳ありません」

 

楓が言う前にはもう既に道明寺家の側近たちが西園寺とやらが座る場所を設置していた

 

西園寺「いや、もう席は用意されてたんだがな、今日は息子とあいつがくるって言うから、ついついわたしもそわそわしちゃったんだよ」

 

そう言うと西園寺はわははと豪快に笑う

 

楓「まあ!翼様と…もしかして輝(ひかる)様も?」

 

西園寺「おいおい、楓ちゃんは息子の呼び方は翼でいいから」

 

西園寺が笑いながらそう言うが、楓は様付けをやめることはない

 

楓「そんなわけには参りませんわ」

 

西園寺「招待状はわたしだけだったんだがな、どうしてもあいつらが司と…そこのお嬢さんに会ってみたいってきかなくてな」

 

楓「むしろとても光栄なことですわ…招待状を出さなかったわたくしたちのほうの不手際です…申し訳ありません」

 

つくしの心の声(あのお義母さんが…謝ってる…)

 

つくしは、もしかしたらとんでもない相手にぶつかったのかもしれない

 

そんな風なことをぐるぐると考えている時だった、F 4の時とはまた違うどよめきが会場におこる

 

西園寺「来たな」

 

西園寺の言葉通り、西園寺の息子ともう一人が会場に入ってきた

 

楓「…」

 

道明寺家の側近達や楓、会場内にピリッとした緊張が走った

 

司「おいまじかよ」

 

類「…」

 

西門「こりゃめんどくさいことになりそうだ」

 

あきら「…海外から帰ってきてたのか…」

 

F 4まで顔つきが変わる

 

つくし「逆光で見えない…」

 

つくしは頑張ってその二人を見ようとするが、光の強さに二人のシルエットしか見えなかった

 

女性「もうだめ、立ってられない」

 

女性達「きゃーーー!」

 

会場内の女性の一人が倒れてしまう、よほど緊張したのか身体はまだ震えたままだった

 

つくし「な、なにこの雰囲気…」

 

倒れた女性はすみやかに運ばれるが、その女性に注目する人は誰もいない

 

みんなの視線は今入ってきた二人にのみ注がれていた

 

だからといって、叫ぶわけでも騒ぐわけでもない、みんな目をきらきらさせ、頬を紅潮させ、うっとりとした顔つきで見つめていたのだった

 

その視線は、キャーキャーアイドルのように騒がれているF 4とはまた一味違う騒ぎ方だった

 

誰しも本気で恋をしているような、そんな表情だったのだ

 

その二人は、迷うことなく西園寺と楓の方へと向かってくる

 

つくしの心の声(に、逃げたい…)

 

そして幸か不幸か二人がつくしの目の前までやってくるのだった

 


 

 

読んでくださってありがとうございます!

 

ドラマの続き妄想なので、オリキャラを出しました…管理人はこの二人はあの俳優さんにやってもらいたいな~とかイメージしながら妄想して楽しんで書いています

 

みなさまも楽しんでいただけたら嬉しいです

 

今日も見に来てくださってありがとうございました!

 

 

ランキング参加中です!応援お願いします!

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ

花男ドラマ続編妄想 一覧

シリーズ一覧

最新記事

シリーズ

ブログ村