西門とあきらと司とつくしは翼の別荘へと向かった

 

あきらの家所有の船に乗りながら司は翼へと連絡する

 

もちろん、翼は司の電話に応答なんてしなかった

 

司「ぜんぜんでねぇ」

 

西門「……いっそ別荘前で写真でも撮って送る?」

 

あきら「あ~いいアイデアかも」

 

そしてそのまま四人は色んなアイデアを出し合った

 

そして船からおり、翼の別荘前に到着する

 

すぐに警備の人たちに囲まれるも、西門は翼と約束してると嘘をつく

 

警備員「そのような話は聞いていませんが」

 

西門「そう?ほらこの画面みて、翼と約束してるでしょ」

 

警備員「……お帰り下さい」

 

西門「じゃあせめてここらへんで待たせて?」

 

警備員「なりません、お帰り下さい」

 

あきら「おい総二郎、出直そうぜ」

 

警備員から少し離れ、西門はあきらに小声で伝えた

 

西門「いけたか?」

 

あきら「いや、まだ」

 

西門「OK,もう少し話してるわ」

 

警備員「何をこそこそしている」

 

西門「あ~悪い、なんか潮風で冷えたのかお腹痛くなってさ」

 

あきら「おいおい総二郎、大丈夫か?」

 

警備員「!!」

 

西園寺家の別荘の前で、西門家の総二郎が万が一倒れたとなるととんでもないニュースになる

 

警備員は西門の事を疑ってはいたが、念のためを考え、警備員室にいれることにした

 

西門「悪いね」

 

あきら「おい、顔真っ青だぞ」

 

西門「結構痛い」

 

総二郎は、俳優として培った演技の技術で、それはもう見事にお腹の痛い人を演じていた

 

そんな二人の様子を遠くから見ている司とつくし

 

2人は、あろうことか西門とあきらが警備員を引き付けた隙をついて、屋敷に忍び込んでしまったのだった

 

つくし「ちょっと、さすがにまずくない?」

 

司「いやぁ、昔遊んだ隠れトンネル、まだあったんだな~」

 

つくし「いや、あの…さすがにこれって犯罪じゃ?」

 

緑のトンネルを四つん這いになりながら、司とつくしは進んでいる

 

一見西園寺家別荘の庭園として整備された、ただの木々だったが、そこにうまい具合に小さなトンネルがあったのだった

 

つくし「……ってあたしもついてっちゃダメじゃん…」

 

つくしはそう思いながらも、どんどん進んでいく司の後を追っていく

 

司「お、そろそろだ」

 

つくし「へ?」

 

バサッという音とともにトンネルを抜けるとそこは別荘の裏側らへんのようだった

 

つくし「こんな場所に出るなんて。。。」

 

司「……しかし、怖いぐらいかわってねえな」

 

つくし「え?」

 

木の葉をぱんぱんと落としながらつくしは司の方を見た

 

司「……見ろよ、あそこのブランコ、ベンチ、昔俺たちも遊んだ場所だ。撤去されずにそのまんま残ってる。俺たちは翼の家に遊びに来た時、よくここの庭に来たんだよ」

 

つくし「へええええ」

 

司の言葉につくしは興味深そうに庭を見渡した

 

司の言う通り、高そうな遊具が並んでいるが、もうどれも年代物のように劣化していた

 

司「さて、手紙があるとすりゃあ、翼のことだ、きっと翼の部屋か、この庭の近くの部屋だと思うんだよな」

 

つくし「?なんでわかるの?」

 

司「カンだ」

 

つくし「カンって…」

 

司の答えにつくしはずっこけてしまう

 

司「まあいい、さっさと済ますぞ」

 

つくし「……不法侵入にこんなに慣れてるのはなんでなんだろう?」

 

まるで自分の家の庭を歩いているかのように、司は堂々と別荘へと向かう

 

慣れた手つきで窓を開けた

 

司「よし、入れるぞ」

 

つくし「だからどうして窓開けれるの?そこ鍵締まってたよね?」

 

司「こまけえこと気にすんな」

 

つくし「いやいやいやいや?」

 

そう言いながらもつくしはちゃんと司の後をついていく

 

ここまで来たらもう後には引けない

 

窓から部屋に入り、司とつくしが翼の部屋に向かおうとしたその時、つくしはふと違和感を感じた

 

司「おいなにしてんだ、行くぞ」

 

つくし「……まって、なんか視線を感じた…」

 

司「?誰もいねえだろ、ほら行くぞ」

 

つくし「…うん」

 

司にひっぱられ、つくしはその部屋を後にする

 

ここの別荘にはなぜか、道明寺家のように監視カメラもなく、警備もごく少数だった

 

だからこそ侵入に成功したのだが…

 

実はつくしが気になった視線は、気のせいではなかったのだ

 

司とつくしの後を、その視線の主が追っていくのだった

 


 

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