翼はすぐに西門とあきらの存在に気づいた

 

眉間に深いシワをつくり、つかつかと警備員室へやってくる

 

もう時間稼ぎをすることはできない

 

西門の心の声(頼む!司…牧野…早く帰って来い!)

 

西門はまだお腹の痛いフリをしながらそんなことを願うのだった

 

そんなことを願われてるともしらず、司とつくしはかくれんぼをしている

 

るう「おにごっこ~~」

 

司「あいつ、かくれんぼを鬼ごっこだと思ってるのか…」

 

鬼ごっこは鬼が追いかけて捕まえる遊びだ

 

だからるうは、司とつくしに止まれと言われても止まることはせずに走って逃げてしまっていた

 

つくし「ねえ!るうちゃん!そろそろ…おねえちゃん…ちょおっと限界かな…」

 

司「お前なっさけねえなあ、もうへばったのかよ」

 

つくし「あんたこそ、一応怪我した後なくせになんでそんな体力あんのよ!!」

 

司「ふっ…鍛え方が違うからな」

 

司は後ろ向きに走りつくしの息切れしてる姿をみながらドヤ顔をする

 

つくし「はぁはぁ…だめ、ちょっと休む…お願い道明寺、るうちゃん捕まえて」

 

司「任せろ!」

 

つくしは悪いと思いつつも、目の前の部屋の扉をあけ、そこに隠れた

 

怖い程人の気配はなく、つくしは息を整えつつ、その部屋を見回す

 

つくし「あれ?もしかしてこの部屋」

 

つくしが思い出した通り、この部屋はパーティーでるうに連れられて入った部屋だった

 

つくし「……あの時あまりわからなかったけど、ここの部屋もほんっと…時が止まったみたい」

 

つくしは思わず部屋の奥へと歩き出す

 

つくしが子供のころに見た、時計や電話があった

 

つくし「うわ、懐かしい…ダイヤルまわす電話だよ…ってまあ、うちにあるのとはやっぱ大違いだけど…」

 

高級そうな黒電話を触りつつ、つくしは時計の方にも視線をうつす

 

つくし「立派な木の細工時計…それにピアノ?なんでこんなとこに…」

 

つくしが部屋の上から下まで眺めていると、後ろの方でカタっという音が鳴った

 

つくし「!!」

 

ビクッと驚き振り向くと、そこにはこの部屋を素通りしたはずのるうがいた

 

るう「なんだ~まけちゃった」

 

つくし「え?どこから入って…ってあ、そっか、この部屋もう一個ドアがあるんだった」

 

つくしはここでパーティー会場にあった隠し扉の存在を思い出した

 

司は、どうやらるうに逃げ切られてしまったようだった

 

つくし「……ねえ、るうちゃん、この部屋に、なずな…ママのお手紙ってあるの?おねえちゃん、読んでみてもいい?」

 

るう「うん!いいよ!えっとね…」

 

るうはそう言うと、ピアノの上を外そうとする

 

つくし「ちょ!!さすがに危ない!!」

 

るう「だって…パパはいつもここに…」

 

つくし「まって!!あ、あたしが開けるから!!!」

 

つくしは慌ててるうを取り押さえ、ピアノの上を開けた

 

すると、ピアノの開く場所の裏側に、手紙が隠されていた

 

つくし「……読んでいい?」

 

るう「いいよ、でも…よんできかせてほしいな…」

 

つくし「??うん、わかった」

 

つくしは床に座り、るうを膝の上にのせ、手紙を読み始めた

 

つくし「えっと、なになに?【親愛なるあなた、そしてるうへ…今日、私はこの家を出ていきます。私の事ははじめからいなかったものとして思ってください。出ていく理由は……私は……西園寺なずなになる覚悟が足りませんでした。ほんとうに、申し訳ありません。るうのこと、置いていってしまう私を許してくれとは言いません。ですが…勝手な願いなのは重々承知の上です。るうのこと…何卒よろしくお願いいたします。】…他には何も書いてないな…」

 

るう「……どういうことなの?」

 

つくし「へ?あ、だから、なずなさん…ママは、えっと、おうちのお仕事?でいいのかな、そのお仕事が…」

 

つくしがるうの問いに答えようとしてる時、ばたんと大きく扉が開いた

 

翼「ずいぶん勝手なことしてんじゃねえか!!」

 

西門「翼!!わ、悪い!」

 

あきら「ほんっとごめん!!!」

 

つくし「!!!」

 

るう「!!」

 

つくし「あっ!るうちゃん?!」

 

翼「…!おい!待て…!!」

 

翼の突然の登場に驚いたのか、るうはつくしが手にもっていた手紙を奪い、部屋から飛び出してしまった

 

翼も西門もあきらも、うまくするすると抜けていったるうを捕まえることができずに逃がしてしまう

 

翼は、るうのことも気になるが、つくしの方を睨んで怒鳴った

 

翼「ほんっと、庶民は卑しいよな!これ犯罪だぞ!わかってんのか!」

 

つくし「っ!!」

 

翼はつかつかとつくしに近づいていく

 

西門やあきらが止めようとするが、翼の方がはやく、つくしの上で拳をふりおろすのだった

 


 

 

 

最近、道明寺楓の物語や総つくの一期一会と花雫にも、また拍手がついていて驚いています

 

過去の作品も読んでもらえてとても嬉しいです、ありがとうございます

 

二次小説をこういった形でHPに載せるのはほぼ初心者です(昔オリジナル小説をちょこっとあげたくらい…)

 

誤字脱字があり、あとからちょくちょく直してたりもします…悲しい…( ;∀;)

 

それに稚拙な文章ばかりだと思います…もっと頑張ります(´Д⊂ヽ

 

今日も読んでくださってありがとうございました!

 

 

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