るうの涙にみんなの心が決まる

 

なずなを探し出そう

 

そう決めて翼には内緒で勝手に動き出すのだった

 

この日、結局類は別荘まで来なかった

 

というのも、もう手紙も読み終わり翼に発見され帰れと言われた場所にいつまでも留まるわけにはいかないからだ

 

みんなはあとから類に会って今日あった出来事を話すことに決めたのだった

 

そしてこの日から数日がすぎた

 

みんな、なずなの行方について手がかりをつかむことができず、日にちだけが無情に過ぎていった

 

司「なんっの手がかりもねえぞ?!」

 

西門「逆に不思議なくらいだな」

 

あきら「なずなさんって…実在したの?」

 

西門「おいおい。するに決まってるだろ」

 

あきら「いやぁ…あとかたもなく消えてるからさ」

 

西門「確かにな、出ていった日の事を使用人に聞けば数人見てるだろうと思いきや、誰も見ていない」

 

司「おかしいよな」

 

つくし「‥‥…」

 

この日、司の部屋に集まってお互いに情報を打ち明けるが誰一人として手がかりを掴めていなかった

 

つくしも、変装して街に出て西門が用意してくれたなずなの顔写真を使って聞き込みをしてみるが、みんな道明寺司の婚約者?というあさってな回答しか得られなかった

 

あきら「まあ、牧野に似てるっちゃあ似てるからな」

 

西門「この写真見せても、牧野つくし?としか言われなかったわ」

 

司「似てねえだろ…」

 

西門「まあまあ、司の見解は置いといて…」

 

あきら「あれ?そういや今日も類は遅刻?」

 

西門「ああ、気になる事あるからって言ってたぞ」

 

あきら「あいつどうしたんだろうな?」

 

西門「さあ?」

 

つくし「はあ…るうちゃんに会わせてあげたいのにな…」

 

つくしがため息をつくとあきらがつくしをいじりだす

 

あきら「あれ?牧野は会わせるのしぶってたよな」

 

西門「そうそう、最初はママに会わせてあげたいとか言ってたのに急に手のひら返したように会わせていいのかな…って言ったよな?」

 

つくし「あれは!!だって…なんか、なずなさんの気持ちも考えるとさ…」

 

あきら「考えるも何も、背負った責任がでかすぎて怖くなって子供捨てた親じゃん?」

 

つくし「いや…う~~ん…なんだろ…な~んか違う気がするんだよね」

 

西門「何が違う?」

 

つくし「う~~ん……なんとなく…だけど自分で出ていこうと思って出ていったんじゃないんじゃないかって…」

 

西門「いやいやいやいや、あんな手紙残しておいてそれはないでしょ」

 

あきら「そうだよ牧野【親愛なるあなた、そしてるうへ…今日、私はこの家を出ていきます。私の事ははじめからいなかったものとして思ってください。出ていく理由は……私は……西園寺なずなになる覚悟が足りませんでした。ほんとうに、申し訳ありません。るうのこと、置いていってしまう私を許してくれとは言いません。ですが…勝手な願いなのは重々承知の上です。るうのこと…何卒よろしくお願いいたします。】って書いてたんだぜ?覚悟の上だろ」

 

つくし「なんでそんなハッキリ全部覚えてるの?!!」

 

つくしはすらすらと手紙の文面を読み上げたあきらに驚いたが、あきらの手には小さな紙が見えた

 

つくし「それって?」

 

西門「これはねえ、あの事隠れてる時に俺が手紙書き写した」

 

つくし「えええ?!」

 

西門「ちゃんと本物はあの子に返したよ」

 

つくし「そ、そういう問題?!」

 

西門「いいんです、翼に許されたここだけのメンバーにしか開示しないし」

 

つくし「…あれって許されたのか…な?」

 

西門「許されてるに決まってんじゃん」

 

西門があまりにもにかッと笑うので、つくしもついつられて微笑んでしまう

 

西門「問題ないだろ?」

 

つくし「う…うん」

 

つくしは西門に言いくるめられてしまうのだった

 

類「悪い、遅れた」

 

あきら「類!遅かったな」

 

類「うん、ちょっとね」

 

司「…?お前、誰連れてきてるんだ?」

 

類「ああ、この人?うん、紹介しちゃおっか」

 

類はフードを深くかぶっている人を司の部屋に連れてきた

 

類の後ろに隠れるようにしておどおどと立っている

 

あきら「誰だよ?」

 

司「おい、類、そいつ誰だ?」

 

類「うん、紹介するね。みんなが探してる、なずなさんです」

 

司「は?」

 

西門「へ?」

 

あきら「ちょっ」

 

つくし「うそ…」

 

類の言葉に座っていたメンバーもみんな一斉に立ち上がった

 

すると、フードを深くかぶっていた女性が、怖がりつつも、フードをゆっくりと外した

 

なずな「……」

 

つくし「…本人だ」

 

司「…おい類、どういうことだ」

 

司が我先に類の元へと走り寄り、それにつられるようにみんなが類へと詰め寄った

 

そして類は優しく笑いながら、なずなをここに連れてくるまでにあった出来事を話し始めるのだった

 


 

読んでくださってありがとうございました!

 

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