なずな「あんなに大きくなって…」

 

あきら「…」

 

窓に張り付くように涙目でみるなずなの横であきらは声をかけようとはしなかった

 

少し時間がたってから落ち着いた声であきらは言う

 

あきら「ここで見てますか?俺、あの子に話しかけて庭で遊んでおくんで」

 

なずな「!!お、お願いします」

 

あきらはにっこり笑ってるうの元へと行く

 

るうはあきらに対し、人見知りしつつも、小さな妹が二人もいるあきらの子供の面倒見のよさにすっかり警戒心をなくしるうはすぐに笑顔になって一緒に遊びだすのだった

 

るう「ねえ、ママ見つかった?」

 

あきら「ん~~なかなかみつかんないようだよ」

 

るう「……」

 

その言葉にるうは頬をふくらませてすねている

 

すぐそばにママはいるのだが、なずなが身を隠していた場所が場所なだけに、名乗り出るわけにはいかなかった

 

西園寺家と九条家が険悪になってしまったら、どれだけの企業が倒産に追い込まれるか、考えただけでめまいがする

 

なずなはあきらに感謝をしながら、ひとつひとつの娘の動きを忘れないように目に焼き付けるのだった

 

その時、なずなの真横をスーツを着た男たちがバタバタと大人数で走っていく

 

なずな「??」

 

その男たちはどうやら翼と西門がいる部屋に向かっているようで、顔色はすこぶる悪かった

 

男「!!失礼いたします!」

 

翼「なんだ?お前ら、血相を変えて」

 

男2「とんでもないことに…なりました」

 

そう言った後、男2が膝から崩れ落ちた

 

翼「??!おい」

 

立っていられないというように他の男も身体が震えている

 

この男たちは翼の会社の上層部の役員たちだ

 

西門「なにがあったんだよ」

 

その時、西門の携帯が鳴り響く

 

西門「…司?」

 

物凄いタイミングでの電話だったために、西門はすぐに電話に出た

 

西門「もしもし、司?」

 

司「おい、お前らまずいぞ、すぐに牧野を戻して、お前らも家に戻れ」

 

西門「??」

 

司「…TVあんならすぐつけろ!」

 

西門「どうしたんだよいきなり」

 

隣でも翼や役員達が何やらもめている

 

翼「落ち着け、何があったんだ」

 

役員「‥‥うう…」

 

すると、翼の携帯も鳴り響く

 

翼「…もしもし」

 

翼が出ると、その声は翼の父だった

 

西園寺「……まずいことになった」

 

翼「‥‥」

 

父の声はかすかに震えていた

 

そして、翼のいる別荘の外にはたくさんの報道者が集まってきていた

 

役員「……九条家に……嵌められました」

 

翼「は?」

 

役員はそう言った後に、とうとう泣き出してしまう

 

西門「なんだって?」

 

西門は司と電話しつつTVをつけた

 

するとTVにはでかでかと輝の姿が映っていた

 

翼「…輝?」

 

西園寺「くっ…」

 

翼の持つ電話の向こうで、父親の辛そうな声が響く

 

翼はこの日産まれた時からの幼馴染、輝からの裏切りを知るのだった

 


 

 

今日も読んでくださってありがとうございました(*´Д`)

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