つくし「・・・」

 

翼が輝へと殴り掛かる

 

その瞬間はまるでスローモーションで、誰一人として止めようとはしなかった

 

拳が向かってきてるはずの輝の顔がなぜか一瞬笑みを浮かべる

 

つくし「!」

 

その顔を見た瞬間咄嗟につくしは身体が動いてしまった

 

司「牧野!」

 

司が掴もうとするが間に合わない

 

そのままつくしは輝をかばうようにして翼に殴られてしまった

 

司「!!!牧野!おい牧野!!!」

 

つくし「・・・」

 

さすがのつくしも男の全力の拳に敵うわけもなく・・・だんだんと意識が遠のいてきてしまった

 

司「牧野!!おい!!!!」

 

翼「な・・・なんで」

 

今まで殴ってきた男性とは違う感触、あまりにも軽くふっとんだその感触に翼の身体は勝手に震えた

 

輝も思いがけない相手にかばわれてしまい、目の前で真っ青な顔で口から血を流し倒れるつくしの姿に瞳孔が開いて泳いでしまう

 

類「今車呼んでる」

 

西門「おい司、あんま動かすな!!」

 

なずな「つ、つくしさん」

 

あきら「くそっ、外は記者であふれてるぞ」

 

司「は?んなもん知らねえよ!おい牧野!!!」

 

西門「なぜだ?!いきなり記者が・・・」

 

ピルルルルル

 

突然の電話の音に全員に緊張が走った

 

西門「誰の電話の音だ」

 

あきら「全員音切ってるだろ」

 

司「おいそれより車まだかよ!!」

 

類「司、牧野こっちへ!裏から逃げて病院直行する」

 

西門「類!俺の兄貴の病院へ行け!」

 

類とつくしを抱き上げた司が慌ただしく外へとでていく

 

あきら「ほんとはあんま動かさなないほうがいいんだけどな」

 

西門「そうもいってらんねえだろ、早く逃げねえとどんどん記者集まってるぞ」

 

あきら「おいそれよりさっきの電話」

 

翼「俺のだよ」

 

翼の声であきらと西門が振り返って翼の顔を見た

 

翼は携帯片手にさっきのつくしのような真っ青な表情で絶望していた

 

あきら「おい、なにあったんだよ」

 

翼「やられた」

 

あきら「誰に」

 

なずな「・・・あの、九条さんは・・・」

 

西門「!!!」

 

翼「!!!!」

 

あきら「あいつ!!」

 

この騒動のどさくさで輝の姿はいつのまにか部屋からいなくなっていた

 

西門「おい、探せ!!」

 

翼「待て総二郎」

 

西門「なんだよ!」

 

翼「先にこれをみろ」

 

西門「なんだよ・・・」

 

あきらと総二郎となずなが翼の携帯画面をのぞきこんだ

 

西門「まじかよ」

 

あきら「いつのまに・・・」

 

そこには輝の屋敷に入り込む司達の姿

 

いつのまにか撮影されてた窓から揉めてる自分たちの写真

 

それらすべてがスクープとしてすでに全国ニュースへとなっていた

 

あきら「お前あのまま輝殴ってたら・・・」

 

翼「ああ・・・家をつぶされた腹いせに暴力した元御曹司・・・だな」

 

なずな「・・・」

 

西門「なんであいつここまで翼の事恨んでんだ?」

 

あきら「いやむしろ俺たちの計画すべて知っていたかのような・・・」

 

西門「確かに、やけに輝の家の警護も緩かった」

 

あきら「俺たちの家から引き抜いてった奴らで警護固めてたしな」

 

西門「・・・」

 

西門とあきらはそこでやっとなずなの手が震えていることに気づく

 

西門「・・・なんか・・・知ってる?」

 

なずな「!!」

 

あきら「おいおい・・・なずなちゃん、まさか全部言ってたわけじゃあないよね?」

 

翼「おいなずな・・・もうお前知ってること全部話せ」

 

まるでかつての道明寺のような獣のような目で睨む翼にさすがのなずなはショックを受けているようだった

 

なずな「あ・・・」

 

なずなはこの状況に耐えきれなかったのか思わず後ずさりして逃げようとしてしまう

 

あきら「おっと」

 

あきらはなずなを逃がせないように部屋の入口へと立ちはだかった

 

なずなはおろおろしながら窓のほうに行こうとし、今度は西門にぶつかってしまう

 

西門「慌てるってことは・・・心当たりあるってわけだ」

 

翼「お前そういや昔っから嘘つくの下手だったよな」

 

あきら「いやいや、うまいんじゃない?もし俺たちが言ったように輝に計画をもらしていたのがなずなちゃんなら・・・今の今まで俺たちを騙してたってわけだ」

 

西門「となると類がなずなちゃんにコンタクトをとったあたりから駄々洩れてたってわけか」

 

あきら「何もかも輝の手のひらの上ってわけ?」

 

西門「な~に、言いたくないなら話したくなるようにするまでだ」

 

西門とあきらはそういうと、ふ~~っとなずなの耳に息をふきかけた

 

なずなの顔が真っ赤に染まる

 

翼「俺もいつまでも馬鹿なことしてらんねえわ・・・おいなずな、もう逃げることはさせねえからな?」

 

なずな「!!!」

 

こうしてなずなは一瞬の気のゆるみにより翼と西門とあきらの尋問をうけることになるのだった

 

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