なずな「わ、わたしはなにも・・・」

 

焦ったなずなが逃げようとするが行く手を阻まれてしまう

 

翼「何もないようには見えないんだよなあ」

 

西門「悪いが、翼と同意見だ」

 

あきら「さて、ぜ~~んぶ話してもらえるかな?」

 

三人が笑顔でなずなに詰め寄っていく

 

笑顔なのが逆に怖く感じたなずなはそのままその場にへたりこんでしまった

 

なずな「・・・」

 

あきら「ありゃりゃ、放心状態」

 

西門「顔面真っ青」

 

翼「なあ・・・お前なにやってんだよ?」

 

翼は心の底からの言葉だった

 

それもそうだ

 

突然行方をくらまし、娘を捨てたも同然で、誰にも行き先を告げずに失踪状態

 

信じてた嫁にそんな仕打ちをされた翼は荒れてしまい、娘と嫁が重なって見えるようになり娘との距離も開いてしまった

 

その年月は辛いものだった

 

けれど実際になずなは翼の親友だった輝の屋敷にずっと居たのだ

 

輝はそのことでも翼を騙し、みんな知っての通り100年続いた家同士の関係の終止符、乗っ取りが行われ翼の家はほとんど崩壊状態

 

西園寺大財閥が地に落ちたのだ

 

といってもまだ底が見える地であったため、翼は今全力で本当の崩壊にならないように奔走していた

 

そんな風にめまぐるしい中になずなが突如現れ、F4がとりなしてくれなんとか短期間で普通に話せるようになったわけだ

 

それもこれも「騙された」という言葉を信じていたからだ

 

翼「まさか今回も俺を・・・俺たちを騙したのか?裏切ったのか?」

 

なずな「ち、違う・・・わたしはほんとに黙れたの・・・」

 

涙があふれだしたなずなは両手で顔を覆いながら話し出す

 

西門「さっき言ってた殺すってやつ?」

 

なずなはコクンとうなづいた

 

なずな「つ、翼さんが海外とか・・・いってて家にいたとき・・・」

 

あきら「それって失踪時期?」

 

なずなは首を横にふった

 

なずな「に、妊娠中の時・・・」

 

西門「だいぶ前だな・・・」

 

なずな「わ、わたしの自室のデスクの引き出しの中に、西園寺家の嫁としてふさわしくない出ていけと・・・出ていかなければ翼さんと生まれてくる子を殺す・・・と」

 

西門「・・・」

 

翼「は?お前西園寺家のセキュリティーなめんなよ?完全内部の犯行じゃねえか」

 

あきら「翼、今は追及はあとだ」

 

翼はあきらの言葉に舌打ちをする

 

なずな「そ、それが時々届くようになって・・・」

 

あきら「まあ、輝がやってたとすれば簡単に家に入れるよな」

 

西門「それな」

 

なずな「そ、それで輝さんに相談するようになって・・・」

 

西門「待て、最初に相談するのは翼だろ」

 

翼はなずなの言葉に深いため息をつく

 

なずな「だって手紙には翼さんや誰かに伝えたらそっこう殺すと・・・」

 

あきら「殺すってきたらとりあえず周囲に伝えとけよ・・・」

 

西門「西園寺家ならそっこーで犯人捕まえてただろ・・・」

 

翼「はあ~~~・・・・」

 

なずな「で!でも本当に怖くて!!!自室に届くからもしかしたら内部の犯行かもしれないって私だって気づいてた・・・でも内部だからこそ私が誰かに伝えた瞬間にすぐに殺されちゃうんじゃないかって!!」

 

西門「・・・いや翼ぐらい喧嘩強かったら犯人のがあぶねえだろ・・・」

 

あきら「いやあ、あの司でさえ刺されてるからな、もしかしたらもしかすっかもしんねえしな」

 

翼「はあ・・・」

 

翼はため息しかでてこない

 

なずな「言えないまま帰国してた翼さんがまた海外行ってしまって、そうこうしてたら終わったはずのつわりが再発して・・・辛くて・・・」

 

翼「で?輝はいつ来たの?俺がいない時に来た報告ないんだけど」

 

なずな「ひ、ひとりで抱えるの辛くなって・・・ひ、輝さんしか頼る人いなくて・・・」

 

翼「・・・」

 

なずな「翼さんと私と輝さんで昔はよく一緒にいたし、前に電話番号教えてもらったから私から連絡して・・・」

 

西門「それで相談したと」

 

あきら「頻繁に輝が来たとか報告なかったの?」

 

翼「あの頃は結婚のニュースでいろいろあった時期だからまじ忙しくて」

 

西門「要するに」

 

あきら「覚えてない?」

 

翼「そういや一回お前から連絡きたよな」

 

なずな「・・・出てもらえなかったけど・・・」

 

あきら「お前それじゃダメじゃん」

 

西門「頼れないよな」

 

なずなはコクンとうなづいた

 

なずな「私との婚約で色々言われて忙しくしててこれ以上負担かけたくなくて」

 

西門「で、輝へと相談と」

 

あきら「相談して行方くらましたの?」

 

なずな「出ていけば犯人は手を出さないんだからって・・・けど内部の犯行だから翼のためにも犯人を知りたいって・・・それで輝さんは一度周囲を騙す形になるけどみんなに言わずに俺の家に来いって」

 

あきら「ふ~んそれで輝の家か」

 

西門「でもその計画ならすぐ戻ってくるよな?」

 

翼「そうだよ、なんで何年も帰ってこねえんだよ、すぐにこういう訳でしたって戻ればいいだけじゃねえかよ」

 

翼が声を荒げるが、あきらと西門はなずなの自白にすべてを察知したようだった

 

2人に気づかれたことになずなも気づく

 

なずな「あ、あの!!」

 

あきら「ま~出てこれないよな」

 

翼「なんでだよ!!」

 

翼だけが理解できず声を荒げるが西門は容赦せずなずなへと聞き返した

 

西門「君と輝は紫陽花のような恋をしてたんだね」

 

あきら「・・・」

 

翼「紫陽花?恋?」

 

なずな「っ!」

 

西門の言葉でなずなの顔が真っ赤に染まる

 

西門「あ~花言葉の知識あったんだ、紫陽花の花言葉は移り気、無情…そして浮気」

 

翼「!!!」

 

あきら「遠くの翼よりそばで支えてくれる輝がよくなっちゃったわけ」

 

なずな「そっ・・・」

 

否定しようとしたなずなだが、その言葉に説得力はない

 

そんな中翼は考えもしなかった事実を知り、言葉を失うのだった

 

 

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読んでくださりありがとうございます!!

 

コメントもありがとうございます

偽りの秋桜は時間のある時にサブエピソード書く予定です♪

 

 

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