西門「お前らこんなところにいたのか」

 

あきら「さっき翼達とすれ違ったけど無視してきて…何かあったのか?」

 

翼たちが去ると同時に西門とあきらが部屋へとやってきた

 

類「総二郎…あきら」

 

西門「?類がそんな青ざめた顔してるの珍しいな」

 

あきら「何があったんだよ」

 

司「…あいつら…」

 

類「実は…」

 

つくし「あれはあたしが!!」

 

西門とあきらの質問に三人同時で答えようとしたため、声が重なる

 

司「おい、俺が話す」

 

つくし「いや!あたしがイタズラされたんだからあたしが話す!」

 

あきら「イタズラ?」

 

西門「ああ、そうだった、牧野が叫んで逃げるもんだからどうしたのかと…つーか牧野、道明寺楓様の山が噴火する前に今すぐ急いで着替えて会場戻った方いいぞ、話はそれからだ」

 

西門の言葉に、つくしは色々と思い出した

 

つくし「まずい…」

 

つくしは、自分がしでかしたことに全身から冷や汗が噴き出す

 

あきら「おい牧野!だ~いじょうぶだって!うまい具合に司の母ちゃんがフォローしたから!!」

 

つくしの顔の前に手のひらをひらひらとさせつくしの意識を確認しつつあきらが諸々の事情を説明する

 

つくし「急いで着替えなきゃ!!」

 

つくしは状況を理解し、すぐに着替えないといけないとこの場を去るしかできなかった

 

あきら「司、お前もついてってフォローしろよ」

 

つくしのことを見送りつつ司にフォローを促すあきら

 

司「あ?でもお前たちに…」

 

西門「いいから!行けって!!」

 

類「じゃあやっぱり俺が説明しておくよ」

 

司「……ちっわかったよ!!」

 

司がしぶしぶ納得し部屋から出ようとした

 

だが一度振り返り三人に向かって叫んだ

 

司「お前ら!!勝手なことしたら怒るからな!!」

 

司の叫びに苦笑いしつつも三人は叫び返した

 

西門「しないって!」

 

あきら「いいから行けって!」

 

司はなんだか追い出されたような気持になりつつも、部屋を後にした

 

司とつくしがいなくなり三人が残される

 

あきら「それで?類…お前のその表情、相当やばいことがおこったんだろ?」

 

西門「…」

 

あきらの質問に類は苦笑いした

 

少しだけ言いにくそうにした類だが、ゆっくりと丁寧に今おこった出来事を全て話した

 

 

西門「殴っちゃったと…」

 

あきら「あっちゃ~まじかよ…」

 

あきらと西門の顔色も青ざめる

 

類「牧野……”真珠”だって」

 

そして二人は類のこの言葉に絶望した

 

西門「……まじかよ」

 

あきら「牧野………」

 

さすがの二人も言葉を失う

 

類「牧野、へたすると、司と結婚できなくなるかもしれない」

 

西門「へたするとじゃねえよ、できねえよ」

 

あきら「おいおい、まだわかんないから!翼と輝とちゃんと話つければ…」

 

西門「いや、だってあの翼と輝だぞ…」

 

類「……」

 

F3ですら恐れるあの二人

 

実は上流階級の世界で知らない人はいない、有名な御曹司の二人だった

 

今はF4も名を知られてはいるが、この二人ほどではない

 

どれだけのお金持ちかと言われたら、道明寺財閥と同等ではある

 

だが先祖代々続くこの世界での人と人との結びつきの歴史でははるかに西園寺と九条家が上だった

 

西園寺翼はSOJグループの御曹司、リゾート開発や航空、百貨店などありとあらゆるものを手掛けるグループだ

 

九条輝は九条銀行の創設からはじまり、不動産や保険、ホテル事業などにも進出し裏のほうでも名が通っているトップ企業

 

最近では歴史あるこの二つのグループが手を組み、更なる成長を遂げている

 

その広告塔にもなっているのが翼と輝でもあった

 

御曹司としての仕事をしながらも、自身の恵まれた容姿を武器に、どんどんと数多のメディアに露出している

 

女性や海外セレブからの人気もあり、多くのファンがいる状態だ

 

この二人は、少しだけ日本にいたが、多くを海外で暮らしていたため、実際はそんなにF4と遊んだことはない

 

それでもお互いに強く印象に残る関りではあったのだった

 

西門「翼、少しは成長してるかと思いきや…」

 

あきら「ああいうところは昔の司みたいだよな」

 

類「司が翼っぽかったんじゃない?」

 

類の言葉にあきらと西門は類の方を指さした

 

あきら・西門「言えてる」

 

2人は同時にそう言って笑ったが、笑う声に力が入らない

 

西門「まあ、小さい頃はヒーローっていうか、かっこいいから憧れたよな」

 

あきら「わかる、何やっても完璧だし、ちょっとやんちゃなところが逆に憧れたっつーか」

 

西門とあきらが思い出を語り始める

 

西門「輝は…翼と違って大人しかったよな」

 

あきら「ああ、よく類といたよな」

 

類「うん、PC教えてもらったりした」

 

西門「頭いいもんな、輝」

 

こんな風な話をするF3だったが、この3人も何やっても完璧で、かっこいい男性ではあった、けれど翼と輝は年上だったがために、敵わないことが当時は多く、その記憶のほうが強かった

 

あきら「”真珠”か」

 

類「…」

 

西門「…」

 

あきらのぼそっと言った言葉に二人は無言になってしまう

 

類「でも、牧野は俺たちに赤札はられても、ここまできたんだから大丈夫だよ」

 

類はそう言ったあとに、部屋からでようと扉の方へと向かい始めた

 

あきら「どこいくんだ類」

 

類「3人ともずっと戻らなかったらやばいでしょ」

 

西門「俺たちもすぐいく」

 

西門の言葉に類は振り向かず手をひらひらさせながら部屋をあとにした

 

あきら「牧野、大丈夫かな」

 

西門「大丈夫じゃねえだろ」

 

あきら「俺たちで守るしかないよな」

 

西門「……赤札の高校生がやる”いじめ”とはわけが違う…守れるかわかんねーぞ」

 

あきら「それでもやるしかねえだろ」

 

西門「……司と牧野じゃ一生かかっても冷静な話し合いなんてできねえだろうから…おいあきら、俺たちが先に翼と話に行くぞ」

 

あきら「おい、勝手な事すると司に…」

 

西門「いいんだよ、行かねえなら俺一人で行くわ」

 

あきら「…」

 

あきらは少しだけ考えたが、すぐに西門と一緒に行くことを決めた

 

”真珠”は豚に真珠という値打ちがわからないものを馬鹿にしたたとえ言葉から由来されていた

 

価値があるものを与えても無駄な人物のことを、セレブの間で”真珠”と呼び、裏で陰湿で壮絶ないじめが繰り広げられてきた

 

またその”真珠”を決めるのは”赤札”の時と同じく一番権力がある人物…今の翼や輝のようなものが決め、他の者はそれに従うのがしきたりだった

 

”牧野つくし”はその的になってしまったのだった

 


 

 

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