つくしは自分の中の秘められた感情に気づいたが、それを言葉に出すことを躊躇してしまった

 

類「ごめん、意地悪な質問しちゃった」

 

つくしの様子を見た類が、そう言ったあとに頭を包み込むようにしてつくしのことを抱きしめた

 

つくし「花沢類は、友達でも恋人でもない…親友だと思ってたけどちょっと違う…家族のように、ずっとそばにいれるって、そんなわけないのに、そう信じてた…」

 

つくしが一粒の大きな涙を流し、類の胸元でこうつぶやいた

 

その言葉に、類の身体が鳥肌がたつくらい、嬉しさを感じた

 

類「ありがとう。牧野にとって、俺の存在が大事なんだって知れて、俺、嬉しいよ」

 

類のありがとうの言葉がつくしに切なく刺さる

 

つくし「ありがとうはこっちの台詞だよ…ね、ねえそんな事言ってくるって事は、もしかして今日がもう最後?もう会わない、離れるって意味で話したの?」

 

類「え…」

 

実は類はそこまでは思っていなかった、酔いもまわっていたせいで、意地悪してやろうっていう気持ちを押さえれなくなってしまっていただけだった

 

ただ、そう質問してくるつくしの顔が潤んだ瞳で、悲しそうに絶望した表情だったのが

 

類にとって罪悪感が生まれる反面、とても幸せな感情も合わせてあふれ出てきたのだ

 

つくし「え?って…そうじゃないの?」

 

つくしはまだ悲しそうな表情でそう言ってくる

 

その時、類のズボンからスマホが落ちた、これは未来で使用しているスマホだ

 

つくし「…あれ?もう一台持ってたの?」

 

こういった機械をあまり知らないつくしだから、今は売っていないスマホでも気づかなかったのだろう

 

気づかれなかったことに、類は安堵した

 

電源を切ってあるが、未来で、司と婚約したつくしと、類は観覧車の前で撮っている写真がスマホの中に保存されてある

 

今は、過去の世界に類はいる、ここが夢の中の世界だと類は思うようになっていたが

 

類は、今ここで抱きしめたつくしにも、ちゃんと体温があることに気づいた

 

類「………」

 

類は、頭の中でしっかり記憶してある観覧車前でのつくしとの写真を思い出す

 

そのあと、司とつくしが観覧車に乗って、自分は一人で観覧車に乗り込んだことも

 

その観覧車から、何があったか丸わかりのつくしの表情を眺め、一人心が傷んだことも

 

つくし「花沢類?どうしたの…?」

 

類「…司、ごめん」

 

つくし「…え?」

 

類がぼそっと誰かに謝った、その声が聞き取れず、つくしが言葉を聞き返したと同時に

 

今までつくしのことを優しく気遣い、自分の感情が二の次だった花沢類が

 

自分の感情に負けて、つくしをそのまま押し倒し、三度目の長い長いキスをした

 

未来の自分が掴むことができなかった、つくしの腕を、離したくないと願いながら…

 

 


 

 

今日も読んでくださってありがとうございます(*’ω’*)

 

拍手とメッセージも嬉しいです、本当にありがとうございます( *´艸`)

 

12月も後半に入りました、風邪やインフルエンザも流行っています。みなさまもお身体をご自愛くださいね(*´ω`)

 

 

 

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