類にエスコートされたつくしが英徳の卒業プロム会場へとついた

 

みんな、つくしの変身ぶりに言葉がでないようで

 

特につくしのことをいびっていた三人の同級生の女子たちは隣に並ぶ類の存在含めて、とても面白くない表情を浮かべていた

 

つくし「あ、あの」

 

類「お手をどうぞ、お姫様」

 

少し意地悪な笑みで類がつくしへと笑いかける

 

つくしは類にお姫様と呼ばれ、顔から火がでそうなほど照れた表情を浮かべていた

 

そのつくしの表情がとても嬉しいのか、類はつくしの表情を見て優しく微笑んでいる

 

そこへ、タキシード姿の美作が近づいてきた

 

美作「類!」

 

類「あきら、来てたの」

 

類はあきらに向けて笑顔でそう聞いた

 

美作「そりゃあ来るさ。なんてったってF4が認めた女、牧野つくしの卒業式だからな」

 

美作が満面の笑みでそう答え、類の隣のつくしの方に視線を向けた

 

美作「え…牧野…?」

 

つくし「えへへ…」

 

西門「お~~い、類」

 

あきらがつくしのドレス姿に驚いたように言葉を失っているとき、後ろの方から西門が近づいてくる

 

西門「お!!牧野、凄い綺麗にしてきてるじゃん。さすが類」

 

類「…牧野には、この色が似あうんじゃないかって思って」

 

西門「類は結構お洒落なんだよな~類がデザインした服とか売れそう…」

 

美作「…そっそうだよな、さすが類」

 

類「牧野がいいんだよ」

 

西門「おおっと、それはない」

 

そんな風に西門と類とが笑いあっている中、つくしへの秘めた恋を隠し持っている美作は、つくしのドレス姿に終始見惚れていた

 

類や周りにばれないように、美作は最大限に気を遣っている

 

未来の類と同じように、苦しい恋をしているものがここにいる

 

そのことに、類は気づくことがない

 

西門もそのことには気づかないままだった

 

つくし「あの……もしかして西門さんも?」

 

つくしが照れた表情でそう聞いてきた

 

西門「ああ、牧野の卒業祝いだから来たんだよ。嬉しいだろ?」

 

西門がそういって笑う

 

タキシード姿の三人が並ぶと、いつも以上にオーラが圧巻で、周りにいる生徒たちは感極まって倒れるものまで続出していた

 

西門「そうそう、司だけどよ、仕事だ!とかいってこないんだよあいつ…やっぱガキだよな」

 

西門がそう類に耳打ちをする

 

類「…そっか」

 

類は先ほどつくしの家に行く前にすれ違った司の家の車の存在を思い出したが、ここで何も言わずにその事実を飲み込むことにした

 

類がつくしに司が何しに来たの?と問い詰めるのは簡単だ

 

だが、未来でつくしと司が付き合っていた時、類自身も司に何も言わずにつくしに会いに行っていた

 

未来の司に申し訳なく思う反面、なんの用だろうという不安もつきまとう

 

類は、過去を変えてつくしと付き合うようになって

 

幸せと同時に、未来の司の気持ちを痛いほどわかるようにもなってしまっていた

 

これが過去や運命をかえた代償なのか…そう思い心臓が軋むような音を立てるが

 

類「もう…運命をかえてしまったんだから…どうしようもないよな…」

 

つくし「え?何か言った?」

 

類がぼそっとそうつぶやいた、その声が聞こえないつくしは類の方を心配そうにのぞきこむ

 

類「なんでもない、じゃあ行こうか、牧野」

 

つくしに向けて、類は慣れたように腕を差し出す

 

つくし「あ、ありがとう」

 

つくしは恥ずかしそうに、類の腕へと手を置いた

 

類「……牧野、プロムが終わったら、牧野の時間をもらってもいいかな?」

 

歩き出す前に、まっすぐとつくしの方を見つめて類がそう聞いた

 

つくし「…う、うん」

 

まっすぐ見つめてくる類に視線を返す事が出来ず、もじもじとうつむきながらつくしがそう答えた

 

類「ありがとう、じゃあ行こうか」

 

つくし「あ…」

 

類は嬉しそうにつくしの髪の毛にキスをした

 

突然のことにつくしが驚いたまま身体が硬直してしまうが、類が優しく笑い、つくしをエスコートし始める

 

それに促されるように、真っ赤な顔のつくしは、類の隣を歩きながらプロム会場の大ホールへと入っていくのだった

 


 

今日も読んでくださってありがとうございます( *´艸`)

 

拍手やメッセージも増えてびっくりしました!

 

すごくすごく嬉しいです、ありがとうございます(*´ω`)

ランキング参加中です!応援お願いします!

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ

星の観覧車 一覧

シリーズ一覧

最新記事

シリーズ

ブログ村