つくしが退院の日、類はつくしの退院費を変わりにサクッと払う

 

申し訳なさそうにするつくしの顔が、類は愛おしく感じて仕方がなかった

 

その後、過去に類が経験した通りのことが当たり前のようにおこっていく

 

退院後、道明寺司の母親の策略により、つくしの家は親が田舎へと引っ越し

 

つくしは安アパートで弟と二人暮らしになった

 

婚約者の滋と付き合い始めた司だったが、何かとつくしにちょっかいをかけてくるのも、過去に経験した通り、そのまま同じだ

 

まるで繰り返し自分の映画を見ているような気持になる類

 

類「キスをしたって、牧野の家が大変になっちゃうから、うやむやになっちゃったし、この後何がおこってどうなるかって、俺だけが知ってるのに、どれも止める事なんてできないんだ」

 

類は【運命】の強さを目の当たりにしてしまう

 

類「結局、過去をやり直したって、俺には司への気持ちは捨てきれないし、牧野には幸せになってほしい、その隣が俺じゃなくても、牧野が笑って幸せなら俺は嬉しいんだ…」

 

類は、司とつくしの運命の強さにそう感じてしまう

 

せっかく過去へと戻ってきたとしても、自分自身が何かかわっているわけでもなく、やっぱり牧野への想いはこういう決着をつけてしまうんじゃないかと類は思ってしまうのだった

 

類は自身の部屋のベットへボスンと仰向けに寝た

 

手は額におき、目は閉じている

 

類「………今のままの俺じゃ、過去を変えるなんてできない。このあとにおこるのは司の記憶喪失だ…もし俺が運命をかえたとすれば、司の記憶は一生戻らないままになるのかもしれない。それは…俺は…嫌だ」

 

類の瞳から一粒の涙がこぼれ落ちる

 

類「俺の願いは…叶わない」

 

類は改めてそう実感し、静かに熱い涙を流し続けるのだった

 

だが、元の未来に戻るわけでもなく、過去は経験した過去の通り進んでいく

 

やはり、司は記憶喪失となり、つくしの存在だけを綺麗さっぱりと忘れてしまった

 

悲しむつくしを類は励まし続ける

 

そしてまた悲しむつくしの顔を見て、やっぱりまた、司へと怒りを募らせた

 

類「どうして司は牧野を悲しませるばかりなんだ…」

 

このあと、二人がどうなるかなんて手に取るようにわかっている

 

このまま運命をかえたら司の記憶は戻らないかもしれない

 

それはやっぱり幼馴染の類にとっては嫌なことだけれど

 

司の記憶喪失につくしが傷つき悲しい表情を見るのは二度目の類

 

病院の屋上で、元気に明るく振舞おうとするつくしに対して

 

類の理性がとうとう崩壊してしまうのだった

 


 

 

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