今回の記事はR要素を含みます
苦手な方は見ないよう注意してください
よろしくお願いいたします。

 

☆☆☆☆

総二郎との長いようで短いキスが終わる

 

ゆっくりと総二郎がつくしから唇を離した

 

総二郎「…つくし、いいのか?」

 

総二郎が唇を離した後、優しくそう聞いた

 

つくし「…わからないの、ど、道明寺ともこんなことしたことないし…もちろん花沢類とだって…でも西門さんに触れられるの、嫌じゃないの…嫌じゃないのが、どうしていいか、わからないの…」

 

戸惑うような涙声で、つくしは総二郎へとそう告げた

 

総二郎「…つくし。司とも、したことなかったの?」

 

つくし「あっ…」

 

総二郎は泣いてるつくしのまぶたにまたキスをした

 

総二郎「じゃあ、この表情もこの可愛い声も、俺が聞くの、はじめてなんだ」

 

つくし「!!!」

 

総二郎の言葉に、頭と顔を必死で手で隠し恥ずかしそうにするつくし

 

総二郎「そんなんじゃ、逆に男を煽ってるだけだって気づいてる?」

 

つくし「…あっ…西門さん…」

 

総二郎がつくしの腕をつかんだ

 

まだ涙が流れ落ちているつくしの頬へと優しくまたキスをした

 

つくし「…に、西門さんは…なんで涙に…キスするの?」

 

うるんだ瞳のまま、つくしが総二郎にそう聞いた

 

総二郎「…」

 

少しの間の後、総二郎がまたつくしの頬へとキスをする

 

つくし「ひゃっ」

 

つくしから可愛い声が漏れた

 

そして優しい微笑みで総二郎がつくしへこう答えた

 

総二郎「なんでだろ。つくしの涙が愛しく思うからかな」

 

つくし「…え?」

 

そう言ったあとに総二郎はまた優しくつくしを抱きしめる

 

総二郎「つくし、この言葉知ってる?」

 

つくし「なに?」

 

総二郎「花は盛りに月は隈なきをみるものか」

 

つくし「徒然草の…」

 

総二郎「そう、徒然草の一説。この言葉は花は満開の状態、月は満月だけが本当に良いのだろうか・・いや決してそうではない。っていうのが現代語訳になる訳だけど……俺この一説が好きでさ、俺もそう思うんだ、花が散りゆくとき、月が欠けゆくときこそ、儚くて切なくて綺麗だなって」

 

つくし「でも…」

 

総二郎「…恋愛もそうだよ。ひたすら逢って笑いあってる事だけを恋愛と思わない。逢えずに終わった恋の辛さで泣いてる、司を思って泣いてるつくしのまっすぐな恋愛の涙が、綺麗だと思った。俺はそんな涙を流せるつくしを…愛しいと思ったんだ」

 

つくし「西門さん…」

 

総二郎「本当に嫌だったらいって。つくしを傷つけることは、しないから」

 

つくし「え…あ…西門さん…」

 

総二郎「…つくしも…総二郎って呼んで」

 

つくし「そっ!そんなこと…!」

 

総二郎「ね?お願い」

 

総二郎が首をかしげて可愛くお願いしてくる

 

つくしはそれに断ることなどできなかった

 

つくし「そ…そうじろう…さん」

 

総二郎「さんは無し」

 

つくし「そ…そうじ…ろう」

 

つくしの顔は泣き顔からまた真っ赤に逆戻りしてしまった

 

総二郎「うん、つくし。そう呼んで?」

 

つくし「そうじろう…」

 

総二郎「なあに?」

 

総二郎が優しく笑ってそう答えた

 

つくし「あ、ありがとう」

 

その言葉を言って、真っ赤な顔したつくしがまた涙を流した

 

総二郎「何に対してのありがとうなのさ」

 

つくし「ううん…ううん…ごめん…」

 

総二郎「ほら、泣いたままでいいから…」

 

つくし「っ…」

 

総二郎のつくしを抱く腕に力が入る

 

泣きながらだけどつくしも総二郎への背中へと腕をまわした

 

総二郎「ほんとに、駄目になったら止めてね」

 

総二郎は何度もそうつくしのことを気遣い、自分も服を脱ぐ

 

つくし「…うっうん」

 

つくしが上半身裸になった総二郎に恥ずかしそうに顔を背けながらも、そううなづいてくれた時、総二郎の心臓がまたきゅっと切なく音が鳴る

 

それはここまできても総二郎はまだ葛藤していたからだ

 

総二郎の心の声(本当に…このまま司の大事な女を抱いてもいいのか?…司も、おそらく類も、俺たちをいつも見守ってくれてるあきらとも、つくしを抱くことで、きっともう今までのような関係でいるのは無理だろう…でも、ここで失いたくない泣かせたくない女が、目の前に、腕の中に…いるんだ。更の時のような思いは…もうしたくない)

 

【更】とは、西門が今まで一度だけ恋した初恋の相手の名前だった

 

総二郎は幼馴染の更を失いたくない恐怖から、更との恋に踏み出せず、更との恋愛から逃げだした

 

それは大事な幼馴染で大好きな存在の更を結局失うことになった

 

その出来事は、総二郎の心の中に大きな傷を残していた

 

総二郎の心の声(辛いな、大事な存在を手に入れることで失う代償があまりにも大きすぎる…でも俺はもう、迷わない。覚悟を…決めた)

 

総二郎の顔が、真剣な顔つきになった

 

総二郎「つくし。愛してるよ」

 

総二郎がまっすぐつくしを見つめて、そう告げた

 

つくし「そ、そうじろう・・」

 

総二郎からのまっすぐな告白に、つくしは総二郎の名前を呼ぶのがやっとだった

 

総二郎「ここ、触っていい?」

 

つくし「え…あっ…」

 

戸惑うつくしだったが、総二郎はつくしの服をまくり上げ、つくしの胸の先端にキスをしてしまう

 

つくし「は、恥ずかしい…」

 

つくしは総二郎の唇から逃げるようにうつぶせになった

 

総二郎は構わずつくしの背筋に唇を這わせるようにキスをしてくる

 

つくし「んんっ…」

 

つくしは総二郎にされるがままに声を出すしかなかった

 

総二郎「…ここらへんで拒否されると思ってた。すげぇ嬉しい」

 

つくし「…」

 

総二郎の言葉に目がうるんで恥ずかしそうにしているつくし

 

だがつくしからの拒否の言葉はない

 

総二郎は、つくしの顔をのぞきこみ、優しくこう聞いた

 

総二郎「つくし…ここ…いい?」

 

つくし「ちょ、ちょっとまっ…」

 

さすがのつくしも、総二郎を止めようとするが、それより早く総二郎の手がつくしの大事な部分に触れてしまう

 

つくし「ちょっ、西門さん…!」

 

総二郎は少し意地悪な微笑みで、つくしへと指摘した

 

総二郎「また、苗字になってる…名前で呼んでっていったよね?」

 

総二郎がつくしの大事な部分から手を離さないまま、つくしの頬へと優しくキスをした

 

つくし「…そうじろう…あの…」

 

うるんだ瞳のまま、しどろもどろになっているつくし

 

そんなつくしの表情にたまらないといった声で、総二郎は独り言のようにこうつぶやいた

 

総二郎「ほんっと…はじめてなんて嘘なんじゃないかってくらい…つくしのその目、ヤバイ」

 

つくし「えっ…ええ?…あっ…そう…じろう…!」

 

総二郎とつくしは、こうして二人、お互いの身体を重ね合わせていくのだった

 

まるではじめからこの二人がこうなる運命だったというように

 

自然に流れるように、こういったことに臆病なつくしでさえも、総二郎のことを自然に受け入れる事ができたのだった

 

そうして二人の、新しい朝がやってくる

 

☆☆☆☆

 

続く

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