日常に戻ったつくし

 

いつもと変わらない英徳学園での生活

 

けれどF4のダンスパーティに出たことで、つくしのことを目の敵にする女生徒たちも現れていた

 

いつものようにつくしが学校へ登校し廊下を歩いているところ、目の敵にしている女生徒たちに絡まれてしまう

 

女生徒1「あ~ら、まだここに通ってるの?貧乏人」

 

女生徒2「身分もわきまえずにダンスパーティなんかに来て、恥ずかしいこと」

 

女生徒3「F4の皆様はお優しいから構ってくれてるだけって気づいたら?普通は自分から身分が合わないって身をひくものなのに…」

 

女生徒2「さすが貧乏人、ずうずうしいったら…ってちょっと!!」

 

なんと、考え事をしているつくしは女生徒たちに絡まれていることに、気づきもしない

 

つくし「花沢類が…コスモス…」

 

つくしはぶつくさとつぶやきながら女生徒たちをスルーして教室に入ろうとする

 

だがつくしのつぶやきを聞いた女生徒が叫びだした

 

女生徒1「まああああ!!花沢様がこ、こすもすですってぇ?!!」

 

女生徒2「え…コスモ?!」

 

女生徒3「まぁぁ!!!!秋桜だなんてあんなちっぽけな花のわけないわ!!花沢様は…薔薇よ!!!」

 

女生徒1「わかりますわ!!!薔薇でも白薔薇とか…」

 

女生徒3「幻の青薔薇じゃなくって?!」

 

女生徒2「あ…花か」

 

女生徒1「あなたさっきから何言ってるんですの?」

 

女生徒3「ほんっとコスモじゃないわよ、秋桜よ!」

 

女生徒2「あっ…秋桜」

 

女生徒1「そうよ!よりにもよってあの庶民、花沢様の事を秋桜とか言ってたのよ」

 

女生徒2「!!!それは許せませんわ!!」

 

女生徒3「でしょう!!!ちょっとあの子と”お話”しなくてはいけないわよね?!」

 

女生徒2「そうね!!その方がいいと思うわ!!」

 

性格に難がある女生徒たちだが、やはりもともとお嬢様なのか、どこかずれているところがある

 

そんな女生徒たちにまったく構う事もないつくしは、既に自分の席に座り、一限目が始まる前に予習をしていた

 

だが、頭の中はダンスパーティの時の花沢類の話してた言葉でいっぱいだった

 

シャーペンの芯をかちかちと出しながら、つくしは類のことをずっと考えている

 

【俺は…たぶん秋桜かな…同じ桜の文字が入って、桜の形に似てはいるけど、誰も注目しない、そんな存在】

 

ダンスパーティの時に類が話していた言葉を繰り返しずっと頭の中に浮かんでしまっていた

 

つくし「なんであんなこと言ったんだろ…」

 

物憂げな表情でつくしがあの日の類の事を思い出す

 

つくし「ああ…駄目だ…気になる!!!」

 

つくしは授業が終わった後に、もしかしたらいるかもしれないと、花沢類とよく会う事がある、非常階段へと向かった

 

パタパタパタパタ、ガチャン

 

つくしは急いで非常階段に来ると、いきおいよく鉄の扉を開けた

 

つくし「花沢類…いる?!」

 

短い階段を下りながら非常階段に類の姿を探す

 

つくし「…そんな都合よくいるわけないか」

 

やはり非常階段には類の姿はなかった

 

つくしは深いため息をつく

 

非常階段の柵代わりのブロック塀を掴み、つくしは思わず叫んでしまった

 

つくし「…会いたいよ~~~!!!!」

 

すると、なんと先ほど開けた扉の方から声が聞こえてきた

 

類「誰に会いたいの?」

 

つくしは驚いて凄い勢いで振り向く

 

つくし「は、花沢類」

 

類「おはよ」

 

類がゆっくりと階段を降りながら近づいてくる

 

つくしは発してしまった言葉の恥ずかしさもあいまって顔が一気に上気してしまった

 

類「どうしたの?そんな顔して…そういえば前に牧野、同じ言葉叫んでたよね。また、静にでも会いたくなった?」

 

そう、実は昔つくしは、非常階段で同じ言葉【会いたいよ】と叫んでいたことがある

 

その時は、花沢類だけに片思いしていた時期で、もちろん類と会いたくて叫んでいたのだが、類には静さんという素敵な女性の存在があった

 

そのせいで、その時に類に聞かれてしまった【会いたいよ】と叫んだ相手を類に素直に言えるわけもなく、静さんだと誤魔化していたことがある

 

その時にも聞かれて恥ずかしい思いをしたのに、また同じ言葉を聞かれてしまった

 

今度は誤魔化しようがない

 

つくしはどう誤魔化せばいいのか、頭の中が混乱してしまった

 

つくし「あ、会いたいってのは、えっと」

 

つくしが類への返事に困っていると、類がふふっと悪戯な笑みを浮かべる

 

類「ごめん、聞いたらダメな相手だった?」

 

つくし「う、ううん!!そ、そんなんじゃないの」

 

2人の間に、気まずい雰囲気が流れる

 

まあ、気まずく感じているのはつくしだけのような感じではあるが

 

類「…司は、今NYに行ってるみたいだよ、すぐ帰国するから来週には会えるよ」

 

類の言葉にキョトンとするつくし

 

つくし「なんで道明寺…?」

 

類はつくしの顔を見て、困った表情で笑った

 

類「会いたい相手、外れた?」

 

類が首をかしげながら笑ってそう言ったのをつくしは全力で否定した

 

つくし「ち、違うよ!!なんで、あたしが、道明寺に、会いたいとか思うの?!」

 

類「違ったのか、じゃ、誰だろ」

 

そう言いながら笑う類は、つくしにちょっと意地悪をしているようにも見えた

 

つくし「…ひ…秘密」

 

類「秘密なの?」

 

ビー玉の澄んだ瞳で見つめられながらそう言われると、つくしは弱い

 

つくし「ひ、秘密だよ!!」

 

慌てて類から顔をそらすつくし

 

そんなつくしに類は

 

類「なんだ。残念」

 

そう言って。また優しく笑うのだった

 

 


 

今日も読んでくださってありがとうございます!!!

 

更新が不定期にも関わらず、拍手とメッセージ凄く嬉しいです

 

励みになります、ありがとうございます(*´ω`)

 

花男の続編ドラマ、花のち晴れもはじまりますね~

 

第一話にはあの道明寺司が出演するとかで管理人も楽しみにしています!!

 

ドラマも見ているみなさん、来週からドラマスタートですが、楽しみましょうね( *´艸`)

ランキング参加中です!応援お願いします!

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ

偽りの秋桜 一覧

シリーズ一覧

最新記事

シリーズ

ブログ村