病室にいる司は精密検査を受けた

 

けれどやはり脳にはどこにも異常はなく、一時的な記憶障害として様子をみることになる

 

司「‥‥なんでお前ら毎日くるんだよ、この女を連れて」

 

総二郎「まあまあ」

 

あきら「いいじゃない、改めて友達になってみるとかどう?」

 

つくし「…」

 

類「司、牧野の事、本気で覚えてないの?」

 

司「うるせえなあ、毎日知らねえっていってるだろ、しつこいぞ!」

 

総二郎「ううん…」

 

あきら「さすがに忘れたままってのはよくねえしなあ」

 

総二郎「てか司は牧野と出会って丸くなって変わったのに、これじゃあすっかり元の司だろ」

 

あきら「ああ、最悪、退院後にはまた事件ばっかおこす暴君になるぞ…」

 

類「…司、どうすれば思い出すかな」

 

総二郎「まあ、それがわかれば苦労しない」

 

あきら「たしかに」

 

司の病室でそんなやり取りをしているが、つくしはなんとなく居心地の悪さを感じそのまま病院の屋上へと一人向かった

 

つくし「はあ…」

 

屋上で一人涼んでいると、後ろから類が声をかけてくる

 

類「牧野」

 

つくし「あ、ごめん、黙って出てきて」

 

類は謝るつくしの隣に立った

 

類「大丈夫だよ、それよりも、牧野も結構ショック大きいでしょ」

 

つくし「…」

 

つくしはどうこたえていいかわからず、無言になってしまったが、類にはなんとなくつくしの気持ちはわかった

 

類「…司がこうなったのってさ、自分たちのせいだ…とか思ってない?」

 

つくし「へ?」

 

類「ああ、大丈夫そうか、ほら牧野のことだから、司をふって俺の方に来て、司を傷つけた自分のせいとか思いそうだったからさ」

 

つくし「…」

 

実はつくしはちょっとそういう風に思ってしまっていた

 

類「後悔してる?司から離れたの」

 

類の言葉につくしは思いっきり首を横に振った

 

つくし「ううん、大丈夫。ごめんね、心配かけて…」

 

謝るつくしの頭をポンっと優しく撫でた類

 

類「…安心しなよ、司を一番傷つけたのはきっと牧野じゃなくて、俺だから。牧野のせいなんかじゃないよ、誰かのせいだというなら俺のせいだ」

 

類の言葉につくしはいきおいよく否定した

 

つくし「違う!!!それは違う!!」

 

類「でも、牧野もおんなじようなこと、考えてるでしょ?」

 

類の言葉でやっとつくしは自分の考えが現在進行形で類を傷つけてしまったことにも気づいた

 

つくし「…ごめん」

 

類「大丈夫だよ、それよりもそんな風に悩むより、司の記憶改善のヒントになるようなこと、一緒に探そう」

 

つくし「うん…うん!」

 

つくしはもううじうじと後ろ向きな事を考えるのはやめようと心で誓った

 

それと同時に、類の考え方を尊敬するのだった

 


 

三連休いかがおすごしでしょうか

 

混雑するのでみなさま事故や怪我などに気をつけてくださいね

 

管理人はひきこもりの三連休です(*´ω`)

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