屋上で類と語りあった日から一週間たった

 

つくしの誕生日にも類は会う予定だったが、司がこんなことになったために会うのをやめた二人

 

そして年を越えて新しい年になっても、司はそのままだった

 

もうあたしのことは思い出さなくてもいい、つくしはそんな風に思いながらも、なんとなくさみしさを感じる

 

つくし「ああ‥あたしってずるいな」

 

そんな事を神社でお参りしてるつくしがつぶやいた

 

今日は初詣、つくしは司の記憶が戻るようという願掛けと、類とのことを一人で神社を参り願ったようだった

 

だがそんなつぶやくつくしの肩を誰かがポンっと叩いた

 

つくし「へ?」

 

滋「へへへ~~発見!」

 

つくし「し、滋さん!!!!」

 

後ろを向くと、振り袖姿の滋さんが立っていた

 

つくし「うわ、可愛い…」

 

滋「ありがと、ねね、つくし一人?司のとことか行くのかな?」

 

つくし「え?なんで…」

 

滋「あれ?付き合ってないの?」

 

つくし「????」

 

お互いに話がかみ合ってない事に気づいた二人は近くの喫茶店で話すことにした

 

滋「ふ~~着物って好きだけど、歩きづらいのよねえ」

 

つくし「お嬢様でもそう思うんですね」

 

滋「あはは、思うに決まってるじゃ~ん!お嬢様っていっても私は好き放題生活させてもらってたほうだけどね…ってなにここ、超美味しそうなメニューばっかなんだけど!なになに?メロンソーダってメロンでてくるの??」

 

つくし「おっつ…やっぱり超お嬢様だった…」

 

滋「へ?」

 

滋は、パフェを頼み、つくしはメロンソーダを頼んだ

 

お互いに一口ずつ分け合い話し始める

 

滋「ここのパフェも美味しいね!私いつもマルコリ~行くから今度そこのパフェも一緒に食べよ!しかし、メロンソーダって…メロンじゃないね?」

 

つくし「まるこり…?あ、うん、メロンじゃないよね、あはは」

 

つくしは困ったような愛想笑いで話を合わせた

 

滋「しかし、司も大変なことになったよね、まだお見舞い行ってないんだ」

 

つくし「??婚約者なのに?」

 

滋「え?もしかしてつくし、なんも聞いてないの?」

 

つくし「???」

 

何も知らないつくしに滋は丁寧に説明をはじめた

 

親同士の顔合わせの日、司は急用とやらで席をたち、結局婚約は破談になったこと

 

あとから側用人に調べさせると、司はつくしの元に行ってたとのこと

 

だから自分はつくしと司の仲が復活したんだと思ってたこと

 

そして、二人の邪魔しないように、それとやっぱり恋してたから傷を癒しにしばらく海外に行ってたことを話した

 

つくし「そう…だったんだ」

 

滋「実はお正月だけってことで帰ってきてたんだよね、つくしを車から見かけて、思い切って声かけちゃったんだ、迷惑…だったかな?」

 

つくし「ううん!そんなことないよ!!あの、あたしも話さないといけないことが…」

 

滋「なになに?」

 

今度はつくしが滋に説明をはじめた

 

司とは喧嘩別れになったこと、そして類と付き合い始めた事

 

色々悩んだ結果、類を選んだと言うことも伝えた

 

滋は聞きながら終始大きな声で驚いたり泣いたりしていた

 

滋「そう…だったんだ…よかった、よかったねえつくし」

 

涙を流しながら祝福してくれる滋につくしはあたたかな感情が芽生える

 

つくし「…滋さんって、優しいよね」

 

滋「へ?」

 

つくし「ううん、なんでもない」

 

滋「ごめん、鼻水かんでて聞こえなくて」

 

つくし「大丈夫だよ!それより道明寺のことなんだけど、実は…」

 

つくしは耳打ちの仕草をした、滋はそれに合わせるように耳を近づける

 

滋「記憶が?!!」

 

つくし「しーーー!!声大きい!」

 

滋「ご、ごめん…でもなんでつくしのことだけ?」

 

つくし「一応記者とかにばれたらマズイから秘密にしててもらえるかな?」

 

滋「うん、それは絶対!」

 

つくし「ありがと…うん、話した通り、あたしのことだけ…」

 

滋「う~~~ん、なんでだろ…」

 

つくしから司の話を聞いた滋は今まで見たこともないような難しい顔で悩み始めるのだった

 

 


 

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