退院祝いと称して滋は強引に事を進めていく

 

暴走した滋の事を止めるのはF3も不可能で、とうとう旅行日当日になった

 

そして当日の朝、やはり迎えにきた滋さんにより強制連行されたつくしはでっかい船の前で茫然とたたずんでいた

 

滋「どうしたの?青い顔して!」

 

つくし「いや、まさか全員参加になるなんて…」

 

滋「へっへ~ん!司を説得しちゃった!」

 

ドヤ顔でいばる滋に後ろの方から怒鳴り声が聞こえた

 

司「何が説得だよ、これは連行っつーんだろ!まだ傷が痛いし旅行なんて行ってられるか!!」

 

両脇を滋の側近に固められた司が叫んでいるが、滋は聞く耳を持たない

 

滋「でも、あの3人はふたつ返事でOKくれたよ?司は~心が狭いでちゅね~~」

 

司「はあ??なんだとくそ女!」

 

滋「くそとはなによくそとは!!」

 

つくし「し、滋さん!!」

 

一色触発な滋と司を横目にF3が遅れて船の前についた

 

総二郎「よっ、お前ら早いな」

 

あきら「お招きありがとう」

 

類「牧野、おはよ」

 

つくし「!!お、おはよ」

 

つくしはまっすぐ類の方を見れずにうつむきながら答えてしまった

 

滋「あれ?つくしどうしたの?彼♡がきたのに下向いて…抱き着いたら?」

 

つくし「だ、抱き着くって!なんで?!」

 

滋「なんでって…こう…ダーーーリーーン!!来てくれたのーーー!!ぎゅううう!!でしょ?」

 

滋は隣にたってたあきらを使って抱き着いてみせてきた

 

あきら「うわー…なんで俺…」

 

総二郎「俺はこういう女無理だわ」

 

あきら「いや、でも好きな女にやられたら可愛いかもよ?」

 

総二郎「お前は落ち着いた年上女が好きなんじゃねえのかよ」

 

あきら「たまには別腹ってやつ?」

 

滋「それどういう意味ですかね~~??わたしに抱き着かれるなんてスペシャルなこと感謝しなさいよ!」

 

あきら「いって!背中殴るなよ!」

 

滋「あはは、ドンマイドンマイ」

 

つくし「あ、あたしは…遠慮しよっかな」

 

滋「え?なんで?ほら抱き着いちゃいなよ!ドーーン!」

 

つくし「わわ!ちょっと!!」

 

滋に背中を押さえいきおいよく類の胸元に飛び込んだつくし

 

類はつくしを軽々と受け止めた

 

類「大丈夫?牧野」

 

つくし「だ、大丈夫、ご、ごめん」

 

滋「ほら!そこでもっと力込めてぎゅうううう!!!ってしないと!!ひゅーひゅー!!」

 

滋がノリノリで二人をひやかしていると、ものすごい不機嫌顔の司が低音で怒鳴る

 

司「おい、お前らふざけてんなら帰るぞ」

 

いまだ両脇を捕まえられたまま、不機嫌そうに言う司に滋は指をさしてこう言った

 

滋「…司にとって大事な人を忘れてるからわざわざ!この滋ちゃんが!!この旅行を計画してあげたんでしょ?!!ほら、もうこ~~んなに不機嫌になって…どうせ嫉妬でしょ??!早く思い出しなさいよね!!」

 

そう言って滋は司の頭を叩いた

 

司「いって!!お前、わざわざ頭叩くやつがいるかよ!!」

 

滋「はいはい」

 

司は滋を追いかけ、難なく船の中に入っていってしまった

 

あきら「あいつ、船に乗らなきゃいいだけなのに気づいてない…のか?」

 

総二郎「まあ、そこが司らしいというか…俺らも行くか、ってお前らもいつまで抱き合ってるんだよ」

 

つくし「!!!」

 

滋たちのやり取りに呆気にとられて類から離れていなかったつくしは慌てて離れようとするが

 

類は離れようとするつくしをいじめるように顎をつくしの頭に乗せた

 

つくし「な、なに?!」

 

類「…眠い」

 

つくし「あ、あさ早かったもんね…寝る場所…あればいいね?!」

 

類「ん…」

 

総二郎「あいつら、いちゃいちゃしてんな」

 

あきら「ほっといてもう入ろうぜ」

 

総二郎「ああ」

 

つくし「ちょ、ちょっとま…!!」

 

つくしの声もむなしく、船の前にはもう類とつくしの二人だけになってしまった

 

つくし「あの…顎のせられてると動けないんですが…」

 

固まって動けないつくしがつぶやく

 

類「うん、いこっか」

 

つくし「!う、うん!」

 

類が自然とつくしの手をとった

 

2人は手を繋ぎながら船へと入っていくのだった

 


 

短めですが読んでくださってありがとうございました(*´ω`)

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