この三人が来て何もおきないわけがない

 

つくしの心に不安が積もるが、それを察した類がつくしの手を握ってくれた

 

つくし「あ…」

 

類「大丈夫だよ、そうだ、俺の部屋見に来る?窓から海が見えるよ」

 

つくし「え?!行きたい!!」

 

類とつくしは手を繋ぎつつ、類の部屋へと向かう

 

2人の姿を、もう部屋に戻っていたはずの司が遠くから見つめていた

 

その様子をなぜか滋に案内されていないはずの浅井が見逃さず見てしまっていた

 

滋「ちょっと、浅井さんだっけ?どうして戻ったの?」

 

浅井「あ~ごめんなさ~い、お手洗いって~どこですか~~??」

 

滋「あ~~こっちだよ!!」

 

浅井「ありがと~ございます~~」

 

浅井はぶりっ子な声を出して滋と接しているが、つくしの姿を見ている時の目は怖いくらいに鋭かった

 

2人に見られていることに気づいていない類とつくしは、部屋で窓の外を見て楽しんでいる

 

部屋に二人きりといっても、みんなが近くにいる船ではいちゃいちゃすることもあまりなく、二人は世間話を開始するのだった

 

そして、滋に部屋に案内され、そのままその部屋に閉じ込められたと言っても過言ではない三人娘がなにやら不穏な計画を立てていた

 

浅井「…もーー!!なんなのあの女!道明寺様に近づいたかと思えば今度は花沢様よ!」

 

山野「ほんっと悔しいですわ!!!」

 

鮎原「でも…私達が偶然F4のクルージングに居合わせるなんて…運命よ!」

 

浅井「そう、そうよね!!!運命は…必ず結ばれなければいけないわ!!」

 

山野「そうよ!ゆりこ!!」

 

三人はそんなことを話しながら目をキラキラと輝かせていた

 

実は、本当にこの三人は偶然クルージングにとやってきたのだ

 

けれど、港でF4の姿を発見し、なんとかして近づこうと企んだ結果…半ば強引な手口を使用したようだった

 

浅井「……ていうかあなた達、ここは海の上よ…?」

 

山野「やだ、ゆりこったら過激!」

 

鮎原「……しょうがないわよね、足を滑らせちゃったら…」

 

浅井「そうよ、足を滑らせた方が悪いのだもの…ねえ?」

 

三人はそう言って目が笑ってないままクスクスと話し合っている

 

もちろんつくしや滋、F4達は、三人を閉じ込めたことにより、そんなやり取りが行われているなんて想像すらしていなかったのだった

 

 

そして時間はすぎ、夕食も楽しく終えて、夜になった

 

このクルージングは二泊三日の予定だった、もちろん二日は止めずに、明日の朝につく港にあの三人は置いていくつもりだ

 

本当はもっと早くに港に置いていきたかったが、滋がうっかりしてしまったのだった

 

滋「ほんっとーーにごめん!!」

 

ご飯を食べ終えた滋がF3とつくしに向かって手を合わせていた

 

つくし「大丈夫だよ、あの人たち、部屋から出てないって聞いてるし」

 

類「うん、気にしなくていいよ」

 

総二郎「ああ、大丈夫だよ、そんな謝るなって」

 

滋「でも…手配しようとしてたのにすっかり忘れて釣りなんてしちゃってたから…」

 

滋は浅井たちを部屋に送ったあと、不機嫌になった司を先にどうにかしようと釣りの勝負を持ちかけたのだった

 

結果は滋の勝利、司は余計に不貞腐れる事態に陥っていた

 

総二郎「しかし、機嫌を直させるためにやった釣りで勝っちゃうとか」

 

あきら「滋らしいっていうか」

 

司「…」

 

総二郎とあきらが困ったように不機嫌な司の方をチラ見する

 

滋「だって、最初は勝たせてあげよ~と思ってたんだけど、司、私が釣れないの超馬鹿にしてきたし!!腹が立ってコマセを撒きまくったら入れ着い状態なっちゃってさあ!!」

 

目を輝かせながら滋は自分の釣果を自慢する

 

その自慢はもちろん司の方にも丸聞こえで余計に司はムスッとするのだった

 

つくし「あっ、そうだ滋さん、ここってお部屋のお風呂使ってもいいんだよね?」

 

滋「もちろんだよ!!あっ、でもここ、少し大きめのお風呂もあるんだよ!!今日はね~~薔薇を浮かべてもらってるの!!」

 

つくし「薔薇…?!」

 

滋「私はもう入ってきちゃったし…つくしも入ってきたら?案内するよ!!」

 

つくし「ちょ、滋さん!」

 

滋はつくしの腕を掴み、すぐにそのお風呂場へと案内をはじめた

 

つくしはすぐにお風呂に入るつもりはなかったが、嬉しそうに連れていく滋につられて自然と笑みがこぼれる

 

総二郎「そういや、男湯もあったぞ」

 

あきら「柚子浮かんでたよな」

 

類「そうなんだ」

 

総二郎「まあ、ご飯も食い終わったし、少しみんなで休むか」

 

あきら「そうだな、あっ夜中にbarも行こうぜ」

 

総二郎「ОK!じゃああとでな!」

 

つくしがお風呂に入ってる間、どうやら他のみんなは自由時間のようだった

 

みんな、各自好きなように過ごしている

 

司と類は部屋に戻り、あきらは船の中にあるビリヤードをはじめている、総二郎は映画を見ているようだった

 

滋はつくしを案内したあと、あきらがビリヤードをやっているのに気づき参戦していた

 

つくしはもちろん、ゆったりとお風呂に入り始める

 

みんながバラバラになってしまった

 

もちろん、このチャンスをあの三人娘は見逃さない

 

つくしに不穏な影が忍び寄るのだった

 


 

読んでくださってありがとうございました!

 

今日の更新は夜中になってしまったために、一話のみ更新となります、宜しくお願いいたします(´Д⊂ヽ

 

台風ですね…みなさん、気をつけてお過ごしくださいね

 

 

 

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