つくしはいつのまにか自分のベットの上にいた

 

あのあと、司と何か話したが、どうやって自分の家まで帰ってきたのか覚えていない

 

つくし「………」

 

泣き腫らした目、頭はガンガンと痛み、いつのまにか腕には小さな傷もついていた

 

つくし「……歯、磨かなきゃ…」

 

つくしはやっとのことで身体を起こし、洗面所に向かう

 

鏡にうつったつくしの姿は、頭はぼさぼさで目は腫れていて、酷いものだった

 

つくし「……」

 

自分で酷い顔だとは思うが、もうそう思う感情すら残っていない

 

今つくしの頭を占めているのは、類とのことだけだった

 

つくし「……俺じゃ牧野を守れないって…そんなこと絶対ないのに…むしろいつもいつも、花沢類はあたしを守ってくれてた…それに守られたいから付き合ってるわけじゃない。もっとちゃんと話し合いたい」

 

顔を洗ったつくしは、少しだけ前向きになる

 

つくし「このまま終わるなんて絶対やだ」

 

そう思ったつくしは類の通う英徳の大学まで行こうと思うのだった

 

その頃、司は司で、不機嫌が続き、イライラとしていた

 

西門「お前、なんなんだよ朝っぱらから」

 

司「…」

 

朝の早くから西門を訪ねた司は、何か話すわけでもなく、終始落ち着かない

 

西門「…何か話したいことでもあんのか?」

 

まだ起きたばかりの西門は、寝ていた服のまま、司にコーヒーを持ってきた

 

司「あのよ…」

 

西門「ん?」

 

司「……やっぱいい」

 

西門「は?お前、朝の6時からきといてそれはねえだろ?!」

 

司「邪魔したな」

 

西門「おい司!!……なんだあいつ」

 

西門が止める間もなく、司はサッサと部屋を出ていってしまう

 

西門は、そんな司に呆れるしかなかった

 

西門「ふわぁ…しかしなんだったんだあいつは」

 

西門はあくびをしつつ、ふと携帯を見ると着信を知らせる光がチカチカとしている

 

西門「誰だ?」

 

不在着信の相手を見てみると、あきらからの電話だった

 

西門「おいおい、今度はあきらかよ」

 

あきらからは夜中の0時頃に来ていたようだった

 

西門はその時間は飲んでいて気づかなかったようだ

 

まだ早朝だったが、さっきの司の様子も気になるし、西門はあきらに電話をかけてみることにした

 

西門「……あっ悪いあきら、昨夜の電話気づかなかった。なんか用だった?つうか寝てたよな」

 

あきら「いや、起きてた。実はちょっと耳に入れときたい事が出来てさ」

 

西門「…?」

 

あきらは、昨夜バレンタインでいったbarである噂話を聞いていた

 

その話は、駅前で揉めていた司と類とつくしの話だった

 

barにいた女性は司と類があまりにもかっこよかったため、野次馬根性で一部始終を見ていたようだった

 

類と司とつくしに何があったのか、あきらは全て西門に話した

 

西門「……だから司俺の家にきたのか」

 

西門は、呆れ果ててその場にしゃがんでしまう

 

あきら「司お前の家に来たのかよ」

 

西門「ああ、さっきな。まあ、何も話さず帰ったけど」

 

あきら「そりゃまあ、話ずらいんじゃないか?勝手に婚約者まで作って傷つけて別れた相手にせっかく新しい彼氏できたっつーのに今更…」

 

西門「司が勝手なのはいつものことだろ。問題なのは類だ。あいつと話しねえと、一人で抱えてんじゃねえのか?」

 

あきら「確かに、あの一途な類が牧野と別れるとかおかしいもんな」

 

西門「……よし、今から類の家に行こうか」

 

あきら「OK、すぐ準備する」

 

こうして二人は類の家へと向かうのだった

 


 

読んでくださってありがとうございます( *´艸`)

 

拍手にメッセージも嬉しいです!ありがとうございます!!

ランキング参加中です!応援お願いします!

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ

偽りの秋桜 一覧

シリーズ一覧

最新記事

シリーズ

ブログ村