あきらと西門が類の家に向かったころ

 

つくしは類の大学についていた

 

つくし「……やっぱり制服で来た方が大学に入れたかも…」

 

つくしは英徳の大学に来て中に入るために、服装にすごく悩んだ

 

高校の制服を着て、大学の見学に来たという方法と

 

英徳の大学は私服だから、私服で大学生のふりをして中に入る方法だ

 

悩みに悩んだ結果、つくしのとった方法は私服で大学生になりすますことだった

 

だが、大学の前まできて、つくしはその方法が間違ってたことに気づいた

 

英徳の大学は、セキュリティーも万全で、玄関まで各家庭の送迎車が送る

 

英徳の高校でも送迎車が生徒を学園まで送っていて、つくしのように徒歩通学のものもたまにいたが

 

大学ともなると、徒歩通学している生徒がまったくといっていいほど見当たらないのだ

 

つくし「……大学は高校より相当お金かかるもんね…徒歩通学するような生徒は入れなくて当たり前…か」

 

そうこうしてる間に、車がどんどん門の中へと入っていく

 

つくしも入りたいが、門の前にいる警備員に止められるのがオチだ

 

つくしは、花沢家の車のナンバーを覚えている

 

だから、花沢家の車がきたら、呼び止めようと決めた

 

そして、待ってる間、勇気をだして類に電話をかけてみようと決意する

 

つくし「…よし、でるかわからないけど、携帯で花沢類に連絡してみよう」

 

つくしはバックから携帯を取り出そうとするが

 

つくし「あれ?ない…なんで?……あっ!」

 

そこでつくしは思い出した

 

普段はバックにしっかり入れるのに、今日に限って大学生っぽい服で色々悩んだせいで、時間もなく慌ててでてきたため、玄関に置き忘れてきたことを

 

つくし「!!!!取りに戻らなきゃ!ってでもその間に花沢類来るかもしれないし…」

 

つくしは門の前で、花沢家の車を待とうと思っているのに、今家に帰ると完全に朝の登校時間は終わってしまう

 

つくし「ま、まあ花沢類が朝の登校時間通りに来るとは思えないけど…でも…」

 

それでもやっぱり待っていたい

 

少しでもいいから可能性にかけたい

 

今、類に会える手段は、待つことしかつくしにはできないのだ

 

つくしは携帯を諦め、大学の門が見える場所で待つことに決めた

 

2月、寒い中、つくしはその日ずっとずっと、類の車を待ち続けるのだった

 

 

西門「あれ?類いないの?」

 

あきら「まじで?」

 

類の家にきた二人は類の家の使用人に類がいないことを聞かされ驚いていた

 

西門「こんな早くから?」

 

あきら「……」

 

類は基本朝に弱く、寝ていることが多い

 

でも今回はあんなもめ事があったせいか、類は朝からいないようだった

 

西門「類の行きそうな場所あたってみるか」

 

あきら「……それってどこ?」

 

西門「へ?そりゃあれだよ………ってあれ?」

 

あきら「というか俺たちって、普段類がどんなとこ行ってるか知らなくないか?」

 

西門「確かに、類はフラっとどっかいくけど必ず戻ってくるし、特に気にしてもいなかった」

 

あきら「つかみどころがないというか」

 

西門「結構秘密主義というか」

 

あきら「学校でも結構どっかいなくなってたよな」

 

西門「わかる、気づくといねえんだよ」

 

あきら「なのに放課後にはちゃんといる」

 

西門「あれ、どこいってんだろうな?」

 

あきら「さあ?」

 

学校で消える時、類はつくししか知らない非常階段で休んでいた

 

類にはそんな風にフラッと一人になれる場所が数々あった

 

だが他の三人にその場所を話していることはなかった

 

その事が災いし、事態は深刻さを増していく

 

だがこの時点では、まだ二人はそんなに事態が最悪な方に向かってるとは想像すらしていなかったのだった

 


 

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