空港に向かう途中、つくしはある一台のベンツに足を止められた

 

つくし「え…何…」

 

つくしが思わず後ずさりをするが、そのベンツの窓から顔を出したのは静だった

 

静「つくしちゃん!久しぶり!」

 

つくし「え…静さん!!」

 

まさに、今会いに行こうとしてた人物が目の前にきてくれたのだ

 

もしかしたらそれはさっき買ったばかりの靴のおかげなのかもしれない

 

この偶然につくしはそんな風に思ってしまうのだった

 

つくし「今!今!!あ、あそこの画面に静さんがうつって!あたし!あの…!!」

 

静「もしかして…会いたいって思ってくれたの?」

 

つくし「そ、そうです!会いに行こうって空港まで行こうと思って!!」

 

静「すっごい嬉しい!でもよかった、あれ生中継ってなってるけど、一応少し時間をずらして報道してるのよ。だから私はもうここにいるってわけ。すれ違いにならなくて良かったわ」

 

静はそういうと、車に乗るようにつくしを促した

 

つくしは、少しばかり遠慮したが、車に乗り込むことに決めた

 

車の中には、花沢類の姿はなく、運転手と静だけだった

 

つくしはそのことに対してどこか、そのことに悲しんでいる自分も感じた

 

つくし「あ…の、花沢類はお迎えに…」

 

静「そう!類から聞いてたのよ!!つくしちゃん、類と付き合い始めたんでしょう?私、それ聞いて、すっごくすっごく嬉しかったの」

 

つくし「あ…」

 

静「お祝いしたくてたまらなくて…今回の帰国で類につくしちゃんに会わせてもらおうと考えていたのよ?でも、今偶然会えて嬉しかった!」

 

つくし「そ、そのことなんですけど…」

 

静「…?」

 

つくしは、真っ直ぐな目でお祝いしてくれる静かに、類とのことを隠してはおけないと思った

 

つくし「実はあたし、花沢類に…離れようって言われてしまいまし…て」

 

静「え?類が?!」

 

静は信じられないといった風に驚いた

 

その声にびっくりした運転手が静かに大丈夫かとたずねてしまうほど、静は大きな声をだしてしまった

 

つくし「そ…そうなんです」

 

静「…でも、類の方からつくしちゃんにそんなことを言うなんて信じられないんだけれど…いったい、何があったの?」

 

静に類とこうなっている理由を説明しなければならない

 

もちろん、司に無理矢理されたキスのことも

 

つくし「い、いろんなことがありすぎて…どこから話していいのか」

 

しどろもどろになるつくしに、静は何か閃いたかのようにポンっと手を叩いた

 

静「うん、車の中だと話しづらいわよね、ちょっと待って、静かな場所…う~ん、このあと予定あるから、私のうちでいいかな?そこでお話しましょう!」

 

つくし「よ、予定あるなら今日じゃなくても…」

 

静「なにいってるの!類もつくしちゃんも私にとってすっごく大事な人なの!今すぐ聞いておかなきゃ!」

 

つくし「そ…そんな…」

 

つくしは静の押しに強くは言えず、流されるまま静の屋敷へと連れていかれた

 

そこでつくしは、類と付き合い始めた最初の頃から、今までのことを静に説明したのだ、いや、聞き出されたといってもいいだろう

 

静の聞き方が上手いせいで、つくし詳しく話してしまったのだった

 

静「う~~~ん…」

 

つくし「あの…」

 

静「司も、やっぱりまだ子供ね」

 

つくし「あの…」

 

静「もちろん、類もつくしちゃんもよ」

 

つくし「は…はい…ごめんなさい」

 

静は何か悩んだかと思うと、何かを思いついたかのように昔の話をしはじめた

 

静「つくしちゃん、少しだけ、昔の話を聞いてくれる?」

 

つくし「もちろん!よ、喜んで!!」

 

静は優しい笑顔でにこっと笑うと、ふわふわなスカートを揺らしながら立ちあがった

 

静「ちょっとこっちの部屋に来てもらえる?」

 

つくし「え?はい」

 

静「ここ、私の自室で、類や司も滅多に入ったことないんだけど…」

 

つくし「あ、あたしなんかが入っていいんですか?」

 

静「なにいってるのよ、つくしちゃんだからいいのよ。ね、こっちの写真、見てもらえる?」

 

つくし「写真…?」

 

静が言った写真は、F4と静の幼い時の写真が写っていた

 

つくし「え?これってもしかして、みんなの小さな時ですか??」

 

静「そう、こっちが司で、こっちが類。後ろで着物着てるのは総二郎よ。あきらはほら、私の隣」

 

つくし「あれ?なんか道明寺…何か抱っこしてる?」

 

静「うん、ウサギを抱っこしてるの」

 

つくし「??花沢類は道明寺の隣でなにしてるんですか?」

 

静「ふふっ…何してると思う?」

 

つくし「う~ん、道明寺の方を向いてて横を向いてるから…表情がよくわからなくて…」

 

こうしてつくしは静からF4と静の昔話を聞くことになったのだった

 

つくしが昔話を聞いてる時に、西門とあきらは再度類の家へと行っていた

 

西門「これは…探さないとまずいぞ」

 

あきら「花沢家も焦ってるな」

 

西門「あいつ、思いつめたらやばそうだよ…な」

 

あきら「バカなこというなよ!」

 

そう、実は類は家にも帰っていなかったのだ

 

このことは極秘扱いとして花沢家から聞かされた西門達

 

類を探さないとマズイ

 

西門とあきらはお互いに顔面蒼白になりながら顔を見合わせるのだった

 


 

今日も読んでくださってありがとうございます!!

 

 

 

 

 

 

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