朝、カーテンの隙間からの眩しい光に起こされたつくし

 

つくし「うう…ん」

 

うつらうつらしながらつくしはベット側に置いてある時計を手に取った

 

つくし「…遅刻!!!」

 

時計の針は8時を指していた

 

どう頑張っても遅刻しそうな時間だったが、つくしは物凄い速さで準備をして、朝食もとらずに家を飛び出した

 

すると家の前にはまた黒のベンツが止まっている

 

つくし「え?なに??」

 

思わず車の前で止まるつくし

 

ベンツの窓があき、そこから顔を出したのは

 

つくし「滋さん!!!」

 

滋「おっはよ~~ん!!!昨日聞き忘れたことがあってさ!!もうすぐに聞きたい!と思ってもっかい来ちゃった!でも家についたけど連絡先交換し忘れたしどうしよっかな~と思ってたらつくしでてくるんだもん!」

 

滋は笑いながら話、とても楽しそうに目をキラキラさせている

 

だが滋に構う暇はないつくし

 

つくし「ごごごごごめん!今遅刻しそうで!!学校終わったら…ああ!バイトだった…えっとえっと」

 

慌てるつくしに滋は笑いながら車の扉を開けた

 

滋「それならなおさら、早く乗って乗って!!」

 

つくし「ええ!!」

 

つくしの返事を待たずに滋はつくしを車へと押し込んだ

 

滋「英徳までおねがいしまーす!」

 

正直、遅刻しないですむからつくしは助かった

 

つくし「あ、ありがとう」

 

滋に深々と頭を下げるつくしに滋は笑って全然いいよと返した

 

滋「英徳って…F4のカフェ?あるんだっけ、そこにいってもいい?」

 

つくし「…あたしに聞かれても…ってそういえば滋さんって学校は?」

 

滋「ああ!まだ留学先から帰ってきたばっかだから休みなんだ~」

 

つくし「あ…そうだったんだ」

 

滋「んーでもせっかく英徳に行くなら…面白いことしたいなあ…」

 

つくし「え?」

 

滋「そうだ!!ねね、制服用意しといて!!」

 

つくし「…?」

 

滋は運転手にそう伝え、運転手は誰かに連絡をとっているようだった

 

つくし「制服…英徳の?」

 

つくしがそう聞くと、滋はニヤッとした笑顔でイタズラ好きな表情を見せる

 

滋「司を驚かそうと思って」

 

つくし「…そ、そっか」

 

滋の言葉にまだうまく返せないつくし

 

そうこうしてうるうちに英徳へと到着した

 

滋とつくしと車からおりるところを目撃した生徒達がざわざわと何か話している

 

つくし「えっと…一度授業でないと!一時間後に…カフェでいい?」

 

滋「そうだよね!うん、準備して待ってる!!」

 

つくし「本当にありがとう!!滋さん!!」

 

滋にそう伝え、つくしは教室へと急いだ

 

滋のおかげで遅刻することなくつくしは授業を受けることができた

 

幸か不幸か次の時間は自習になり、その自習は教室のみで行わなくてもいいため、つくしに自由時間ができる

 

つくし「…滋さんのとこに行かなきゃ」

 

前に赤札をはられ荷物もめちゃくちゃにされた経験があるつくしは、本来ならば持ち歩かなくていい荷物を、今も癖で持ち歩いている

 

手早く荷物をまとめ、滋のもとへと向かった

 

カフェにつき滋の姿を探すも、あたりにそれらしき人物はいない

 

つくし「あれ??まだかな…」

 

そわそわとしてるつくしに誰かが突然目隠しをした

 

滋「だ~~れだ!!」

 

つくし「!!!」

 

誰かの手で目を隠されたが、つくしにはその相手はお見通しだ

 

つくし「滋さんでしょ!」

 

滋「あったり~さすがに簡単かな」

 

つくし「も~~」

 

滋がそう言って手を離す

 

つくし「って!!制服姿!!可愛い!」

 

手を離してもらい視界に飛び込んできた姿は英徳の制服をきた滋だった

 

滋「かわいい?かわいい??ほんと?!!やった!!」

 

滋が無邪気にそう喜ぶ

 

滋の制服姿は、普段の服装じゃあまりわからなかったが、さすがお嬢様というべきか

 

すべすべで肌も白く、細く、手足も長くスタイル抜群だった

 

つくし「…」

 

そしてでるべきどころはちゃんとでている、あまりのスタイルの良さにつくしが驚くほどだった

 

こんなかわいい子に迫られたら誰でも嬉しいだろう、そう思わせるほどの可愛さだった

 

滋「どうかした?」

 

少しの間滋に見惚れてしまったつくしは慌てて話題をふる

 

つくし「あっそういえば聞きたい事って?」

 

滋「それなんだけどねえ~」

 

滋がつくしにこたえようとしたその瞬間、カフェ内にどよめきが立った

 

つくし「あ…」

 

滋「なんだなんだ?」

 

そして女生徒のきゃーーという叫び声

 

つくし「F4がきた」

 

滋「え?」

 

つくしの言葉に更に輝きを増したキラキラ瞳で滋がカフェの入口の方をいきおいよく振り向いた

 

つくしの言う通り、入り口からは久しぶりにF4の4人が揃った状態で立っていた

 

海外から帰国した司が英徳に来たのは、この日がはじめてだったのだ

 

久しぶりの道明寺の姿に女生徒たちからの喜びの悲鳴はとまらない

 

その叫びを気にもせず、F4のために用意されている場所まで4人は歩みを進める

 

もちろん、F4はすぐにつくしの存在に気づいた

 

類「…」

 

つくしに類が視線を向ける

 

つくし「っ…」

 

類と目が合い、つくしの顔は否応なしに真っ赤に染まってしまった

 

司「……」

 

司は通り過ぎながらもそんなつくしの様子をちらりと見た

 

もちろん西門とあきらもつくしの様子の変化に気づいたのだった

 

滋「あれれ?つくし、また顔真っ赤…てか司…わたしに気づいてないかも?」

 

そう言って面白そうな顔して笑う滋、どうやって司を驚かそうかという顔でニヤニヤしつつも、つくしの様子も気になるようだった

 

つくし「なななななんでもない」

 

つくしはそう返すと逃げるようにカフェから飛び出してしまう

 

滋「あれ?つくしどこいくの??トイレ…?!?!」

 

滋の声も聞こえなくなっているつくし

 

つくしの心はいっぱいいっぱいで頭もぐるぐるで、自分でもなんでこんな行動してるのかわからないようだった

 

つくしはとりあえず落ち着ける場所に逃げたいと、逃げ場所を非常階段に決めて走って向かう

 

滋はつくしを追いかけようと思ったが、トイレかもしれないと思い、とりあえず先に司を驚かせようとタイミングを計らうのだった

 

 


 

読んでくださってありがとうございます(*´ω`)

 

メッセージと拍手もありがとうございます( *´艸`)

 

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大好きなさくらももこ先生

 

若すぎるし…早すぎて言葉を失いました

 

さくら先生の文章の書き方や、人の心にストンと入ってくる言葉や文章にとても憧れていて、ずっと大好きな漫画家の先生です

 

心からご冥福をお祈りいたします

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