ルイとつくしが女将の家へとついて玄関を開けるや否や、女将の顔が飛び込んできた

 

つくし「うわっ」

 

女将「誰だい!その男!!」

 

つくし「ちょ…」

 

女将に腕をひっぱられ、家の奥へと連れていかれ扉を閉められるつくし

 

つくし「ちょ!!!」

 

つくしは叫ぶが女将さんにはその声は届かない

 

つくし「道に迷ってる人を連れてきただけだってば!!」

 

つくしは扉をドンドンと叩きながら訴えるがその声は届いているのかどうかすらもつくしにはわからない

 

つくしの叫び声が響き渡る中、ルイと女将は玄関の所で話し込んでいるようだった

 

ルイ「……彼女が”あの”…」

 

女将「そうだよ、疑って悪かったね…そしてできるなら”あれ”を見かけたら処分をよろしく頼むよ、王様が処分させたとはいえ、油断はならないからね」

 

ルイ「あの、もしかして王族専任の…」

 

女将「……これ以上は何も言わないよ、ほら、戻してやるから外にでな」

 

ルイ「ありがとうございます」

 

ところどころ聞こえてくることはなかったが、このような事を話し、ルイの姿は女将がつくしのいる部屋の扉を開けるころにはすっかり居なくなっていた

 

つくし「……」

 

女将「ごめんよ、魔女が男に変身してるもんだと思ってしまったんだよ」

 

つくし「…ルイは?」

 

”この世界”では出来事に流されるしかない、半ばあきらめ気味のつくしは、脱力しながら女将にそう聞いた

 

女将「ちゃ~んと帰しておいたよ」

 

つくし「こんなとこからどうやって…道を教えても迷うかもしれないのに」

 

女将「大丈夫、それよりもあんたはほら、昨日から同じ服を着て…身体を流して着替えておいで、明日は……街に行く日なんだから」

 

つくし「え?どこかに出かけるの?」

 

つくしは少し戸惑った、なんとなくだが、ここに来た場所からは離れない方が良いような気がしていたからだ

 

女将「お城に用があるんだよ、あんたにも…ちゃんとドレスを用意してあるからね」

 

つくし「ド、ドレス?!!」

 

つくしの叫び声を無視し、女将はつくしのことをお風呂のような部屋へと背中を押し連れて行った

 

つくしは成すすべもなく、言われるがまま身体を洗うしかない

 

つくし「…ドレス……てか女将さんはあたしのことを誰かと勘違い?してるよね、でも気づかないんだから、女将さんはあたしのそっくりさんだと思って会話してるってこと…になるよね」

 

つくしは頭を流しながら状況を整理する

 

つくし「ぷはっ……西門さんが居た場所には戻るには…やっぱ猫かな」

 

その時、水しぶきとともにブレスレットが光る

 

つくし「違う…戻るなら”あちら”の世界なんだ」

 

つくしはそのことを思い出し、ごくりと唾を飲み込んだ

 

つくし「……西門さんをはじめ…花沢類まで…そっくりさんに会うこの”世界”…やっぱり普通じゃないよね」

 

その事に気づいてはいても、今のつくしにはどうすることもできない

 

つくし「とにかく、目立たない様に、ブレスレットを無くさない様に探さなきゃ…手掛かりはやっぱり、猫」

 

つくしはそう決めて顔をたくさんのお湯で洗った

 

つくし「とにかく、ドレスを着た時に別人だとバレないように?しなきゃ、誰かと勘違いしてるんだから、その人がどこにいったかわかんないけど…ううん、考えてても仕方ない、やるっきゃない」

 

そしてつくしは次の日に備え、早めに床へと入るのだった

 

 


 

 

読んでくださってありがとうございます!!

 

拍手とメッセージもありがとうございます!!

 

類つく話が好きな方が多く、嬉しい限りです

 

シリーズが終了しても今後も類つくは書いていく予定ですので、管理人の妄想話を楽しんでいただけたら幸いです

 

宜しくお願いいたします( *´艸`)

 

 

 

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