武器をもった獣のようなもとたちが雄たけびをあげ、城内へと入り込む

 

衛兵に抱えられたつくしはそのままある上階にある部屋へと連れていかれた

 

衛兵「女子供はここで隠れおけ」

 

そう言われ閉じ込められてしまったつくし

 

そこはお城のなかでも塔のような形の場所で、とても高い場所から城の様子をうかがうことができた

 

つくし「……ちょっとまって…確か眠り姫って…」

 

つくしが何かに気づきかけたその時、城の外の方に真っ黒い霧のようなものを纏った人物が叫びだした

 

魔女「早く姫をお出し」

 

城の外からはそのような叫び声が聞こえてくる

 

そして、人がやられる声、叫ぶ声、悲鳴、色んな声が塔まで届いた

 

つくし「…姫ってどう考えてもあたしのことだよね」

 

衛兵たちの戦う様子を上から見ながらつくしの冷や汗は止まらない

 

今目の前で倒れていってる人たちはみんな”姫”のために己を犠牲にしていっているのだ

 

つくし「……眠り姫を守るために城のものたちは戦いました…物語を読んだときはそんな一文にそこまで何も感じなかったけど…」

 

実際、その一文の出来事が目の前でおこっている

 

それは目を覆いたくなるような光景で、とても辛く悲しい出来事だった

 

つくし「……」

 

つくしは塔の上から茫然とその光景を見つめる

 

どうにかしなくては、そんな風な気持ちが湧き上がり、つくしは部屋を出ようと身体を動かした

 

つくし「あ…西門さん」

 

その時、ブレスレットがシャランと音を出して動き、つくしは西門の事を思い出す

 

それと同時に、道明寺や花沢類、あきらや自分の両親、友達の姿も次々と思い浮かんだ

 

つくし「………」

 

つくしは自分の腕をブレスレット事握りしめた

 

つくし「…ごめん、帰れない」

 

そうつぶやいたあと、つくしは隠れてろと言われた部屋から飛び出していくのだった

 

つくし「全然知らない人たちだけど”姫”のために戦ってる人たちを見捨てるわけにはいかない」

 

つくしは急いで魔女のようなものが居た場所へと向かう

 

近づくにつれて、魔女の声が聞こえるようになった

 

魔女「姫をだなさきゃ王子の命はないよ!」

 

つくし「…?!」

 

そう魔女がつぶやいた瞬間に、つくしは魔女のいる城の広場へと飛び出した

 

ここに来るまでの間、何人もの倒れた兵士たちを見た

 

女将さんの姿は見えなかったが、血生臭い道をぬけるのに、つくしは大粒の涙を流しながら走ってきたのだ

 

魔女「……お前だな」

 

つくし「…」

 

つくしが魔女と睨みあう

 

そしてその魔女の足元には

 

つくし「…ルイ!!!」

 

そう、魔女の足元にいたのは花沢類そっくりのルイだった

 

つくし「ルイ!!もしかして…隣国の王子って…」

 

ルイにかけよろうとするが、魔女がつくしを近づけさせるわけにはいかない

 

つくし「痛っ!!」

 

魔女にふっとばされ、つくしは盛大に尻もちをついた

 

魔女「ふん、わたしの呪いが効かずにのうのうと生きてるなんてわたしが許さないよ…今すぐお前を地獄に落としてやる」

 

つくし「!!!」

 

魔女がつくしのほうへと無数の針のようなものを投げつけてきた

 

つくし「きゃっ!」

 

思わず両手で顔を隠すつくし

 

つくし「……痛くない……?」

 

すると、目の前には腕を縛られて動けないはずのルイがいた

 

つくし「もしかして…」

 

ルイの身体から血が溢れ出す

 

ルイ「死んだふりをしろ…」

 

すぐにルイに声をかけようとしたつくしはルイに頭を押さえられながらそう言われた

 

つくし「へ?」

 

ルイ「いいから、このまま倒れておけ」

 

つくし「…!!」

 

頭を押さえられたつくしは、ルイの身体が心配ではあったが、そのまま必死に目を閉じ、言われた通り死んだふりをはじめるのだった

 


 

読んでくださってありがとうございます!!

 

昨日お話した管理人からの返事がほしいかたは、拍手ボタンに定型文ボタンがあり、そこに返事が欲しいカテゴリを追加いたしました

 

昨日の説明では不十分でしたので補足です( ;∀;)

 

平日ですので短めですが楽しんでもらえたら嬉しいです(´∀`)

 

 

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