野獣「おい、今日はここに行ってみないか?」

 

野獣とつくしはどこに出かけるか楽しそうに相談していた

 

つくし「ここ?行く行く!!」

 

すぐに行く場所は決まり2人は楽しそうに丘へとピクニックへ行く

 

野獣「……なかなかお前が言う猫というものも見つからないな」

 

つくし「うん、結構出かけてるのにね」

 

野獣はいつしかつくしの猫探しを手伝ってくれるようになっていた

 

つくし「でもまあ、いつも出掛けるのは夜だからじゃあ…ないかな?」

 

つくしがそう言うと、野獣はバツが悪そうな顔をしている

 

野獣「照明共がついてきているのだから夜でも平気だろ」

 

つくし「……なんで昼間はいないの?」

 

つくしはドキドキしたが、野獣に直球で聞いてみることにした

 

野獣「……」

 

だいぶ心を通わせたと思ってはいたは、野獣はやはりこのことについては言葉を濁している

 

つくし「……言いたくないなら仕方ないけど、いっつも夜にしか会えないし、昼間何してるのかな~~って」

 

野獣「………おれの顔を、街の者が見たら恐ろしいだろう、だからおれは昼に寝ている」

 

つくし「…!」

 

言葉を濁していた野獣がぼぞっと本音を漏らした

 

つくし「……可愛いのに」

 

野獣「バカを言うな、毛むくじゃらの大男のどこが可愛いんだ」

 

つくし「優しいし?」

 

野獣「優しくなどはない」

 

つくし「そんなことないよ?最初はどうかと思ったけど、話せばわかってくれる人だったし」

 

野獣「うるさい!」

 

2人のやりとりはまるでじゃれているようだった

 

つくし「それにやっぱり美作さんに似てるなあって思ったし」

 

野獣「……」

 

だが野獣はつくしから美作の名がでると険しい表情をするようになっていた

 

野獣「…お前はその」

 

つくし「?」

 

険しい表情のまま、野獣は言葉に詰まっている

 

つくし「どうしたの?変な顔して」

 

つくしが野獣の顔をのぞきこむと、野獣は目をそらしながら言葉を続けた

 

野獣「好きなのか?」

 

つくし「へ?」

 

野獣「だからお前はその…みまさかという奴の事、好きなのか?」

 

つくし「え?みまさかさん?!!」

 

野獣からの意外な質問につくしは目をまんまるくして驚いていた

 

つくし「う~~ん、好きか嫌いかでいったら好きな人だなあ、F4の中でも美作さんは大人だし、しっかりしてるし優しいし」

 

野獣「……そういうことじゃない」

 

つくし「え??どういうこと??」

 

つくしの言葉に野獣は顔をあげたが、言葉が出ないようだった

 

野獣「……帰るぞ」

 

つくし「え?いきなり?!!なんで?!!」

 

野獣「……」

 

野獣はそれ以上つくしに何か言うわけでもなく、そそくさと屋敷へと帰っていく

 

つくしはわけわからないまま野獣についていくしかなかった

 

野獣にとってつくしだけがこの世界で優しく分け隔てなく接してくれる人だった

 

そのことを、つくしは知らない

 

野獣「……帰したくない」

 

いつしか野獣はそんなことを毎日思うようになっていった

 


 

 

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