野獣がそんなことを考えてるなどつくしにはわかるわけもなく

 

今日も何事もなく一日が終わった

 

野獣とつくしは少しだけ空気が悪くはなったものの、猫を探すためにあちこちと出歩いていた

 

そんなある火、あまりにも外が大雨なため、どこにも出れない日があった

 

つくしと野獣は食事を終えた後、なんとなくお互いに別の部屋へと帰っていった

 

いつも外に出ていたため、部屋に二人きりのような状態になるのが気恥ずかしかったようだった

 

野獣「……なんだこの気持ちは」

 

つくしが笑顔になるたびに、野獣の心がトクンと音を立てる

 

そのころ、つくしは照明君とお風呂に入っていた

 

つくし「ふ~~もう何日ここにいるんだろ、西門さんやルイのところとちがって、平穏な日々…」

 

つくしはふ~~っと泡を吹く

 

つくし「それにしても、いつまでも慣れない、この大浴場」

 

そこは一人で入るには大きすぎるお風呂で、つくしにとってはとても贅沢であった

 

つくし「はあ…野獣は寝てて夜にしか会えないみたいだけど、どこで寝てるんだろ、というかこの前は何を言ってたんだろ」

 

そんなことを考えているつくし

 

そのころ野獣は、屋敷の最上階のある一室で、雨が止みそうなのか雲間に見えている月を見ていた

 

野獣「……あの娘を帰したくはない、だが、話を聞いている限り帰らせなければいけないだろう…どうすればいいんだ」

 

そう頭を抱えた時、月がピカッと強く光った気がした

 

野獣「なんだ…?」

 

野獣が目をこらしてみると、月の模様が違った風に見えた

 

野獣「……猫?」

 

普段はうさぎの模様に見える月の模様が、猫に見える、野獣はそんな風に思った

 

野獣「もしかして…!!」

 

野獣がハッと何かを思いついたようで、窓から見える場所をくまなく探し始めた

 

野獣「いた!!猫だ!!!」

 

野獣は城からもう一つの棟に続く渡り廊下のような場所で雨宿りをしている猫を発見した

 

野獣は、あの猫がつくしの探している猫に間違いないと確信するのだった

 

野獣「…捕まえなければ」

 

野獣はすぐに部屋を飛び出した

 

つくしも呼ぼうと思ったが、呼んでいるうちに猫に逃げられては困る

 

そう考えた野獣は捕まえてから猫をつくしに会わそうと考えた

 

そしてまだ雨が降るなか、野獣は気にもせず猫のいる場所へと走っていったのだった

 


 

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