そして次の日の朝が来た

 

実は昨夜はあの後につくしは西門に連れられて、大きな屋敷の方の部屋へと連れてこられ朝を迎えたのだ

 

つくし「いい匂いがする」

 

西門「朝餉だ」

 

つくし「うわ!びっくりした!って隣の部屋だったんですか?!」

 

つくしが起きた瞬間にすぐそばの扉が開き声が聞こえた

 

その声は西門だった

 

西門「今日は”かぐや姫”の屋敷へと向かう、一緒に行くから仕度しておけ」

 

つくし「仕度といってもあたしこの服しかもってないし…」

 

西門「ふむ、ではこちらで用意しておく、それを着ていけ」

 

つくし「わ、わかりました」

 

逆らえない雰囲気が西門にはある、つくしはなんとなくそう思うのだった

 

そして綺麗な着物が屋敷の使用人からつくしへと渡された

 

つくし「うわぁ…綺麗、和菓子屋で着物で働いててよかった!なんとか着れる…」

 

つくしはてきぱきと着物へと着替えた

 

だが、帯をどう締めていいのかわからなかった

 

つくし「和菓子屋では簡単な帯で結んで上からエプロンだったから…なにこの長い帯…」

 

つくしはあまりに長い帯の長さに言葉を失う

 

西門「やはり見に来て正解だな、帯を締めてやろう」

 

つくし「うわっ!!ちょっと!!着替え中なんですけど!!」

 

つくしの着替え中に何事もなかったかのように入ってくる西門

 

つくしの口答えなど聞く耳もたずに西門が帯を締め始めた

 

つくし「うう…やっぱりここの西門総二郎も女慣れしてる」

 

西門「……」

 

つくしの独り言に考え込む西門

 

西門「”ここ”のということは、西門総二郎がもうひとりいるのか?」

 

帯を締めながら西門がもう質問をしてきた

 

つくし「あっやばい聞こえてた」

 

つくしは焦った顔をするが、特に怖い感じで西門が聞いてきたわけでもないので、すんなりとつくしは返事をすることができた

 

つくし「う~~ん…いっか、言っちゃお」

 

西門「なにをだ?」

 

軽い感じでつくしは自分のいた世界のことを話し始めた

 

西門は興味深そうに聞き入っている

 

つくし「というわけで、穴に落ちたらこの世界?だったの。だから夢とか違う世界なんじゃないかなって…」

 

西門「ふむ……」

 

西門が顎に手をやり、考え込んでいる

 

つくし「あの…」

 

すると突然つくしが何やら切羽詰まった声で西門へ声をかけてきた

 

西門「どうした?」

 

つくし「と、といれ…」

 

西門「??」

 

つくし「お手洗いというか、もれそうっていうか…もう我慢できないっていうか…」

 

そう、つくしは昨夜から我慢していた尿意を思い出したのだった

 

西門「?????」

 

つくし「ああああだめだあああああ…!!どこか、物陰とか!!!あの、土とか川とか!!ありませんか?!!」

 

西門「川ならすぐ近くにあるぞ」

 

西門がある方向を指さす

 

つくし「すぐに戻りますので!!!」

 

つくしは西門が指さすや否やすぐさま走り出した

 

西門「おいまて!!!」

 

西門が追おうとしたが、つくしの足はこの世界では物凄い速さだった

 

すぐに川にたどり着き、事なきを得たつくしではあったが

 

つくし「うう…この年になってこんなことするなんて…恥ずかしいし川にも申し訳ないし…」

 

つくしはかなり落ち込んでいた

 

それはそうだ、つくしの年齢でこんな行動をしなければいけないのはとても恥ずかしく常識がないことだろう

 

だが、色々と落ち着いたあと、つくしはまた気づくことができた

 

つくし「そういえば、ここの人たちって誰もトイレいってなくない??」

 

気になりだしたらもう止まらない

 

つくしは、西門に言われた通りすぐに屋敷へと戻ったが

 

周りがトイレに行くかどうかを注意してみるようになった

 

戻ってきたつくしに、少しだけ説教をしたあと、西門とつくしはかぐや姫の屋敷へと向かう

 

そして、その道中、つくしは西門にこう聞いた

 

つくし「そういえば、西門さんなのに、かぐや姫に求婚しないんですか?」

 

これは最もな質問だ

 

本当の世界の西門総二郎といえば、数多の女を虜にし、後腐れなく付き合いをする男だ

 

女遊びの激しい西門が、美人のかぐや姫を相手にしないのがつくしは気になるようだった

 

西門「……かぐや姫の顔を一度見たが、美人ではあるが好みではなかった」

 

つくし「へえ、西門総二郎でもそんなことあるんだ」

 

つくしは西門の返事に笑ってしまう

 

西門「なにがおかしい」

 

つくし「べっつにーー?」

 

西門とつくしが他愛ない話で笑いあっている

 

その光景は西門の使用人たちから見ると異常な光景でもあった

 

使用人はみな、つくしは何者なのかと探るような目線になっていく

 

西門「ここがかぐや姫の屋敷だ」

 

つくし「うわ、西門さんの家よりは小さいけどやっぱりでかい」

 

どでかい門が目の前にある

 

付き添ってきていた使用人がかぐや姫の屋敷の使用人とやり取りし、スムーズに中に入ることができた

 

そして案内された部屋で待つことになる

 

つくし「どんな人かな~~~」

 

西門「大人しく座ってろ」

 

部屋でうろつくつくしを叱る西門

 

すると、奥からかぐや姫が現れた

 

つくし「この時代って御簾とかあるのかと思ってたけどそうでもないんだね」

 

西門「?」

 

そしてつくしはかぐや姫の顔を見ることができた

 

つくし「あれ???この顔……ゆ、ゆ、優紀?!!!」

 

かぐや姫「?」

 

西門「??」

 

そう、かぐや姫の顔はつくしの親友の優紀の顔そっくりだったのだ

 

 


 

 

今日も読んでくださってありがとうございます!

 

ちょっと支離滅裂な内容になってますが

 

童話というか昔話が絡んでいる話になりますので

 

もし苦手な方がいましたら申し訳ありません

 

拍手とメッセージもいつもありがとうございます!!

 

応援のメッセージもあったので嬉しかったです!!頑張ります!( *´艸`)

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