今日はクリスマスなので読み切りです(*’▽’)

 


 

世間はクリスマスイブ

 

牧野つくしはというと、サンタ姿の格好で和菓子のクリスマスを外で売る売り子のバイトをこなしていた、なぜこんなことになったかというと

 

クリスマスイブにバイト先にきたつくしににこにこ顔の女将がこう言ってきたからだった

 

つくし「おかみさん……和菓子とクリスマスはちょっと…?」

 

つくしが勤めているバイト先の和菓子屋の女将さんにつくしが遠慮がちにそう聞いたが、女将の目はキラキラと輝いていた

 

女将「和菓子だからこそよ!!和菓子とクリスマスのコラボ!素敵だと思わない?」

 

つくし「まあ、味は美味しいですけど。。。」

 

つくしが売っている和菓子はどれもクリスマスモチーフにはなっているが、あまり売れていない

 

女将「こんなに可愛いのになんで売れないのかねえ」

 

つくし「そりゃあ…お饅頭サンタとか…ト雪の柄が入ったおまんじゅうとかだと…ちょっと難しいんじゃないかなって…可愛いけど、ケーキのイメージの方が強いっていうか…」

 

女将「きっと売り子がサンタじゃなくて可愛くないからだね!ほらこれに着替えて売っといで!!」

 

つくし「ちょ!!こんなミニスカート!!寒いですって!!」

 

女将「ホッカイロバンバン貼ったし若いから大丈夫でしょ!!あーせっかくのクリスマスイブなのに優紀ちゃんは風邪ひいちゃったしねえ…あの子もいればもっと売れたかもしれないのに」

 

つくし「お、女将さーーん」

 

女将はつくしの声などまったく聞こえていなかった

 

そしてそこから和菓子クリスマスを売る事数時間

 

時々休んではいたが、そろそろ寒さも限界になっていた

 

つくし「はあ……売れないなあ…」

 

つくしの声が白い息となって空へと昇る

 

類「…まーきの」

 

つくし「?!!は、花沢類?!それにみんなも…どうしたの?!」

 

呼び声に驚いて振り返ると、そこには類と西門と美作が居た。驚くつくしをよそに、三人はつくしに突拍子もない質問をしてくる

 

類「…司の家のパーティーに、牧野呼ばれてる?」

 

あきら「会場行ったら司が冷静な声で牧野は来てないっていうし…おかしいなーって迎えに来たんだよ」

 

西門「そうそう、道明寺主催のパーティーに婚約者のお前がいないっておかしいじゃん?!」

 

つくし「え?!パーティー…?何も聞いてないし、招待状とかあったの?!そうだとしたら何も届いてないけど?」

 

キョトンとした顔のつくしをみれば嘘をついてないこともわかる

 

つくし「それにほら、道明寺からも携帯に連絡も来てないよ?」

 

つくしが携帯を見せると、確かに司からは何も着信が入っていなかった

 

西門「これは怪しいなあ」

 

あきら「うん、あの司が牧野にクリスマスに声をかけないなんて何かあるに決まってる」

 

類「……牧野、行こうよ」

 

つくし「え…え?!でも、これ売れないと帰れないし…」

 

つくしがクリスマス和菓子をそっと三人に見せた

 

するとにこっと笑ったあきらが大きな声を出す

 

あきら「そこのお嬢さん、これ買いませんか?」

 

あきらにつられて西門も周りに声を出した

 

西門「今ならこのお兄さんのハグつきです!」

 

あきら「え、ちょ、おい」

 

通りすがりの女性達「きゃああああああ買いますーーーーー!!!!」

 

二人の呼びかけに一気に女性たちが押し寄せ、あっという間に和菓子は売り切れた

 

女将は満足そうに満面の笑みでつくし達を褒める

 

つくし「なんか…前にもこんなことあったような気がする」

 

類「うん、あったね」

 

つくしと類が顔を見合わせ、懐かしいねと二人笑いあった

 

あっという間に売れたため、つくしはバイトをあがることに

 

類がつくしを車に乗せ、三人とつくしは司のパーティーへと向かった

 

西門「え、その前にあそこ寄って」

 

運転手「かしこまりました」

 

乗せられてる車は西門家の車らしく、西門はなにやら運転手に耳打ちをした

 

つくし「え?どこか寄るの?!」

 

西門「んー?」

 

類「さあ」

 

美作「どこでしょう?」

 

つくし「ええ!?何三人でニヤニヤしてるの!??」

 

三人はつくしの問いにまったくといっていいほど答えてくれない

 

ただただ嬉しそうにニヤニヤと悪戯な笑みを浮かべていた

 

やがて車が到着する、そこはブランド店だった

 

つくし「ちょっ…まさか…」

 

類「はいはい、牧野はこっち」

 

つくし「いやいやいやいや」

 

あきら「レッツゴー」

 

西門「あーあっちとこっち、試着お願いできる?」

 

店員「はい、ただいま」

 

そう、ついたのは有名なブランド洋服店

 

牧野は、あきらと西門、類の手によってクリスマスドレスを選ばれる

 

西門「司がこの前赤のドレス贈ってたから…黒にするか」

 

美作「エメラルドグリーンも捨てがたい」

 

類「シャンパンゴールドもいいんじゃない?」

 

西門「ああ。良いかも」

 

美作「うん、そのくらい派手なほうが良い」

 

つくし「あ、あの…」

 

西門「専属のヘアメイクも呼んであるし」

 

類「そうそう、静から牧野にって婚約のプレゼントの靴も預かってる」

 

つくし「え?!静さんが?!!」

 

箱を開けてみると、すごく繊細なつくりの華奢なヒールの靴だった

 

つくし「綺麗…」

 

類「うん、白っぽい靴だしやっぱりシャンパンゴールドで」

 

西門「OK,じゃあ急ぎますか」

 

つくし「ひえええええええ」

 

そこから、あっという間につくしが着飾られる

 

お洒落をしたつくしは、いままで見たことがないくらい、すごく綺麗な姿に変身した

 

つくし「あの…」

 

さすがのつくしも自身の変わりようにびっくりしているようだった

 

西門「…これ、三人からのクリスマスプレゼントっつーことで」

 

つくし「え?!レンタルとかじゃなくて?!」

 

つくしはプレゼントって言葉に驚きを隠せない

 

類「…これから道明寺つくしになるんでしょ、これくらい、普通だよ」

 

あきら「うんうん、むしろなんでバイトをまだしてるのかっつー話」

 

つくし「いや道明寺にもやめろっていわれてたんだけど、優紀が風邪でバイト出れなくて大変そうだったし私も卒業まではしっかり続けたいし…」

 

西門「まあ、牧野らしいよな」

 

類「言えてる」

 

西門と類やあきらがそう言って笑う、それにつくしは少し恥ずかしそうに笑った

 

類「じゃあいきますか」

 

西門「いざ、戦場へ」

 

 

 

そうして、つくし達は道明寺家主催のクリスマスパーティー会場のホテルへと来た

 

牧野つくしの登場に、客が一斉に振り向く

 

つくし「おっつ…」

 

あまりにも視線を浴びたため、つくしが少しおじけづいた

 

するとつくしの姿をみつけた司が走り寄ってくる

 

司「おいお前、なんでこんなとこにいんだよ」

 

つくし「え?なんでって…」

 

司「なんでじゃねえよ、すぐ帰れ、今すぐ帰れ」

 

司の迫力につくしがたじたじになっていると

 

西門「おいおいそれはないんじゃないの?」

 

美作「牧野は婚約者だろ、ここにいないと不自然すぎるぞ」

 

二人の言葉になおも歯向かう司

 

司「いいんだよ!見つかる前に帰れ!」

 

類「……司の母ちゃんとも公認の中なのに…いったい誰に見つかるっていうのさ?」

 

司「それは…!!!」

 

そんなやり取りをしていると、たくさんの記者たちが近づいてきた

 

記者「道明寺様!婚約者様とお写真よろしいでしょうか?」

 

司「あー…みつかっちまったよ…」

 

記者2「すごく素敵なお二人を是非!!」

 

司「もう、逃げられねえじゃん…」

 

司がぶつくさと不機嫌そうに文句を垂れる

 

それを聞いて西門たちが笑いだした

 

西門「お前もしかして記者に写真撮られたくないから牧野呼ばなかったのかよ」

 

美作「そういやお前、牧野の普通の写真載せたくないってわざわざ牧野がラーメン食ってる写真を婚約者発表の時に使ってたもんな」

 

類「いい加減、諦めなよ、道明寺なんだからずっと写真から逃れるなんてできないよ?」

 

司「くっそ…お前ら好き放題いいやがって…」

 

つくし「あの…道明寺?」

 

しゃがみこんだ司を心配そうに呼ぶつくしの顔を見上げる司

 

司「しかもこんなきれいに可愛くしてきやがって…お前らあとで覚えてろよ」

 

西門「なんのことだか」

 

美作「感謝してほしいくらいだよな」

 

西門と美作がいじわるそうに司をからかう

 

類「ほら、仲良く写真に写らないと、狙われちゃうかもよ?」

 

司「っ!!」

 

類の言葉に目の色が変わる司

 

司「わかったよ、くそっ…じゃあやってやろうじゃねえか!やればいいんだろやれば!!」

 

ぶっきらぼうにそう言い放ち、立ち上がったかと思うと、いつもとは違う王子様スマイルでつくしの肩を抱き始める司

 

つくし「ちょ、なに?!その笑い方」

 

司「……牧野、綺麗だよ」

 

つくし「え?!!!なになになに?!道明寺じゃないみたいなんだけど?!!?」

 

戸惑うつくしをよそに、司はつくしの手を持ち手の甲に優しくキスをした

 

記者「素晴らしい」

 

記者2「これは凄く良い写真と記事になります!!」

 

つくし「え?!?!ええええええ?!!」

 

まるで王子様のような優しいキスにつくしは戸惑うばかり

 

司「…牧野、もっとこっちに」

 

いつもよりも低音で甘い声になった司がそう耳元でささやきつくしの腰に手をまわす

 

つくし「ええ…?!!道明寺?!どうしたの!??!」

 

いつもとは違い過ぎる道明寺に戸惑うつくしが真っ赤な顔をしているため

 

腰を抱かれ照れている可愛い奥さんといったような写真がたくさん撮れた

 

そんな二人の姿を三人は満足そうに面白そうに見守っていた

 

 

そして周りも落ち着き、イブからクリスマスへと日付もかわる、パーティーも終盤となった

 

類「…じゃあ俺たちはこれぐらいで…牧野!メリークリスマス、良い夜を」

 

西門「メリークリスマス、素敵な夜を、現代のシンデレラちゃん」

 

類がつくしと司にそう声をかけ、西門はウィンクしながらそう言った

 

美作「メリークリスマス。魔法使い三人は、もうひとつだけ、お前らにプレゼント」

 

司・つくし「え?!」

 

あきらがそう言った瞬間に盛大に外で花火があがった

 

つくし「うわあ…綺麗…」

 

司「お前ら…さすが俺様の親友!」

 

西門「部屋番号はここのホテルの1225だからね」

 

美作「二人とも付き合ってから全然二人きりになれないんだろ?もう抜け出して行っちまえよ」

 

類「それじゃ、またね」

 

つくし「え?」

 

司「ちょっお前ら?!」

 

西門がパーティー会場のホテルの部屋のカードキーを二人に渡す

 

もちろん、スウィートルームだ

 

つくし「……」

 

ポカーンとしてる司とつくし

 

だが、逃げ帰ろうとせず、真っ赤な顔したつくしを見て、司は少し嬉しくなった

 

司「おい、お前いつもならすぐ逃げるくせに…今日は逃げないんだな」

 

つくしはそれに真っ赤な顔してうなづいた

 

つくし「だって…全然会えなくて……さみしいなって少しだけ…思ってたから」

 

つくしがそうつぶやき、司は辛抱たまらなくなってしまった

 

司「お前はなんでそう…」

 

司がでかいため息をつく

 

つくし「え?!なんで?!変な事いっちゃったかな…?」

 

司「違う、可愛いって言ってんの!!!もうだめだ、おい行くぞ」

 

つくし「え?!!」

 

司はつくしの腕を強引につかむと、先ほど言われた部屋へと向かう

 

つくしも戸惑ってはいるが、ひっぱる司に素直についていくのだった

 

部屋へと入った瞬間、司がつくしにまるで食べているかのようなキスをする

 

つくし「んんっ…ちょっ道明寺…いきなり…」

 

司「もう無理、お前が可愛すぎるのがいけないんだからな」

 

つくし「え?!ちょっとま…」

 

司はそのままつくしをお姫様抱っこして、ベットへと運んだ

 

つくし「ちょっ…心の準備が…」

 

司「準備なんてするもんじゃねえんだよ、俺たちの間に今まで準備なんて悠長なことしてる暇があったか?」

 

司の問いに色々と思い出すつくし

 

つくし「…そういえばいつも色んな事が突然おこってた気がする…」

 

司がつけていた蝶ネクタイを片手で外しながらこう続ける

 

司「だろ?準備なんていらねえんだよ。そのまんまの牧野つくしを俺に見せればいいんだよ」

 

つくし「そ、それは…なんか意味が違うっていうか…ちょっとこうなるのは早いっていうか…」

 

つくしは押し倒されながらも必死に抵抗を続ける

 

司「……俺の腕の中でそんな風にいっても、なんの抵抗にもなってねえよ」

 

つくし「あ…」

 

司はそのままつくしの首筋へと唇を這わせた

 

つくしは自然と甘い声がでてしまう

 

つくし「ど、道明寺…お願い…せめてお風呂に…」

 

司「やだ、もうぜってえやめねえ」

 

つくし「は、恥ずかしいよぉ」

 

次々と司に脱がされ、つくしは司に背中を向けながらベットの上の方へと逃げようと必死の抵抗を示す

 

だがそんな姿も司にとっては可愛い姿にしかみえなかった

 

司「お前、ぜってえわかってやってるだろ…逃げてるかもしれねえけど、綺麗な背中と尻がこっち丸見えなんだよ!」

 

つくし「し、尻って!!!」

 

つくしが慌てて自分の手でお尻を隠す

 

だが、その手も司に拘束され、今度は背中にキスをされた

 

つくし「やあ…ぁ」

 

司「お前はそのまま俺に可愛がられてりゃいいんだよ」

 

つくし「っん……」

 

司の手がつくしの胸の先端を触る

 

つくしの頭はもう湯気がでそうなくらい混乱していた

 

司「…牧野、愛してる」

 

背中に何度もキスをしながら、司が愛を囁く

 

つくし「……道明寺…」

 

つくしはその言葉で目から涙が溢れ出た

 

そうして二人は、クリスマスの夜にはじめて結ばれた

 

司「牧野、俺がお前を幸せにする」

 

つくし「……私があんたを幸せにするっていったじゃん」

 

司「…お前に負けねえからな」

 

つくし「望むところよ」

 

そうしてクリスマスの朝に二人は、世界一幸せな約束を交わすのだった

 

 


 

 

読んでくださってありがとうございます(*’ω’*)

 

一話読み切りとなります

 

お付き合いくださりありがとうございました(*´ω`)

 

あと数時間しかありませんが、みなさんにとっても素敵なクリスマスになりますように☆彡

 

 

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